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母の心

回答数回答 1
有り難し有り難し 8

いつもお世話になっております。

コロナが流行し始め、外出自粛が言われるようになってから母が鬱状態になってしまいました。
過去にも同じように更年期うつになったことがあり、その際は私が家を離れて一人暮らしを始めたことで寂しさが大きかったように思います。
ただ祖母の協力などもあり次第によくなっていきました。
今回ははっきりした原因もなく、今までの家事疲れや、父と会話があまりないこと、友人とも気軽に会えなくなってしまったこと(高齢者と住んでいる人も多くコロナで控えているようです。)などが重なったことが原因かと考えております。
父は元々会話下手で、全く話さないこともないですが、時折機嫌が悪そうに見えたり、人当たりが良い、や居心地の良い雰囲気を作るのが苦手なタイプです。
ただ一度も退職することなく定年まで黙々とまじめに働くタイプでした。
母は昔は友人も多く、おしゃべりやお出かけが好きです。
コロナをきっかけに家に閉じこもり、父と二人でひたすら家事をするという状況が引き金かと考えております。
私自身も気にかけ、顔を見に行ったりしていますが、早く治したいと焦る母や、十分な協力ができずはがゆい思いをしている父を見ていると、今後どうしていけばいいのか分からなくなってしまいました。
今後の心持ち、接し方や解決策など、ご教示頂けると嬉しいです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

医師に相談した上で

お母様がうつ状態ということですが、もしもまだ受診されていないなら、まずは医師に相談しましょう。
脳・神経の不調は外見でわかりにくいので戸惑いますよね。
なので、これを外見でわかり易い不調(腰痛や骨折など)に置き換えて考えてみましょう。
たとえば骨折しているお母様が、家事を今までどおりこなせないのは仕方ありません。ぎっくり腰でも同じ。風邪でも同じ。
まずは治療優先で、治るまで待つだけ。
その間は、家族や医療・介護によるサポートが必要ですが、これも現実的に必要なのだと受け入れるしかありません。
ということで、他の病気やケガと同じように対応し、やるべきサポートをできる範囲で、明るい気持ちでやりましょう。
家族までが悲しんだり落ち込んだり腹を立てては、家庭内のストレスが増えますからね。

追記
コメント拝見しました。
お釈迦様は、生きている限り苦しみは無くならないという真理を説かれました。
苦しみがゼロになるべきだ考えると余計に悲しみや怒りが増えます。
たとえば小学校には毎日の宿題(苦)があっても、なんとか宿題を終えたら遊んで楽しみます。
毎日の宿題を不幸と思わない、小学生のような明るさを持ちたいですね。

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質問者からのお礼

ご返信いただいていたにも関わらず遅くなってしまい申し訳ありません。
頂いた内容はすぐに読み、大事に考えさせて頂きました。他の病気や怪我と同じように、というお言葉をいただきサポートする際少し心が楽になりました。
その後薬のおかげか前よりも随分動ける日が増えてきました。
最初してしまわないためにも家族でサポートしていきたいと考えています。

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