hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

離檀を考えてしまいます。

回答数回答 1
有り難し有り難し 11

今年、祖母を亡くし葬儀・法要と先祖代々お世話になっている
お寺にお願いしました。
その際住職の対応が不誠実に感じています。

・葬儀でお経を咳き払いをしながら読み
木魚を叩く棒を床に落としました。
落としても気にせず葬儀社の方が
拾い上げてくださるまでそのままでした。
(住職の飲み歩きは有名で飲みすぎでうまく
お経が読めないのではと勝手ながら思ってしまいます。)

・葬儀に際して両親が連絡をした際も
希望日に私用があったらしく「僕も忙しいからさ、疲れちゃうし」
と言われ別日になりました。
お布施も相場3倍以上の額を住職から言われ包みました。
車代も自家用車でくるのに「タクシーだと1万じゃ足りないよね」と言われました

・四十九日では
位牌二つを一度に片手で持たれ(二つ指で挟むように)
遺影は片手で渡されました。
親戚がお寺でコードにつまずいた際は
足元よく見て歩きましょうよ。と言われました。
質問を無視されたこともあります。

・住職から祖母を悼む気持ち、遺族に寄り添う気持ちは全く感じられませんでした。

・お布施も祖父母が自分の葬儀にかかるお金はと
コツコツためてくれたお金から包んだものです。
私は大のじいちゃんばあちゃん子で大好きな祖母の最期を
台無しにされた気持ちが強くとても腹が立ちます。

・祖父や両親も離檀はちらついてはいるようですが
実家は田舎町で、色々な話があっという間に広まることや
先祖代々からのお寺、離檀にかかるお金と気力を考えると
現実的ではないと思っているようです。
祖父も高齢で体調も思わしくない為、そう遠くないうちに
またお寺と関わる機会もあるかと思うと
今、騒ぐのはかえって負担にさせてしまうと思います。
一方でまた住職にお願いしたくないとも思います。

・現状、祖父も両親もいますので
私がでしゃばって行動しようとは思っていません。
ただ頼りにされた時力になりたいです。
私は実家を出ている為色々な案を出せればと思っています。
そこで一度ほかのお坊さんのお話も聞きたいと思いこちらに質問させていただきました。
(住職への怒りが収まらず話を聞いて欲しかったのもあります)

・このような住職の対応は私たちは受け入れるしかないのでしょうか?
先祖代々からのお寺を離檀するというのは良くないことですか?
離檀のさいは今の住職にまず話をするべきですか?


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたのお気持ちはわかります

初めまして、こんにちは。

先ずはお悔やみ申し上げます。

葬儀あるいはその後の法要の際、「住職の対応が不誠実」とお感じになられたのですね。日頃の住職の素行、電話口での応対などを聞いて、またその所作のぞんざいさなどを見てあなたが不審の念を持たれるお気持ちもよくわかります。葬儀希望日に「僕も忙しいからさ、疲れちゃうし」と理由をいうのは、不適切だと思います。

また、位牌や遺影は丁寧に扱うべきであるし、故人との付き合いの深浅はあれども、出来うる限りその悲しみに寄り添って欲しかったという気持ちも分かります。

私も人の振り見て我が振り直せで、気を引き締めたいと思い拝見しました。

ただ、第三者の立場から見ると少し判断を慎重にしたほうがいいこともあると思いました。

まず第一に葬儀でのことですが、咳払いと法具を落とした件についてです。咳払いの頻度とその程度は分かりませんが、体調によっては痰が絡むこともあります。また葬儀の際の法衣は何重にも重ねているため身動きが取りづらいです。
このため、かがむという動作が場合によっては難しい場合もあります。そこを指摘するのは少し厳しい気がします。

第2に、「お布施も相場3倍以上の額を住職から言われ包みました。」と書かれていますが、この相場というのはお葬儀屋さんが言ってたのでしょうか。ご家族や親戚が言われていたのか、あるいはネットで調べたのか。どうでしょう。

お布施については、宗派によって、地域によって、お寺によっても慣習が違います。また文字数が多くなる形での院号の付与等、簡単に相場とか3倍であるというのは判断が難しいと思います。ご自身がそういった事情に精通していない場合は少し判断を慎重にしたほうがいいと思います。

このサイトは色んな方が問答を見ていますので、きちんとした形で他の方の参考になるべく指摘させていただきました。

今後、離檀を考えているようですが、実行に移す場合は必ずご住職にお話しする必要があります。なぜなら今後の仏事を考えると、他のご住職に頼む必要があると思います。しかし、地域ごとに横のつながりがあり、新規に頼まれる住職の方もきちんとした筋道のない話は受けにくいからです。

ご両親などと相談され、今後の現実的な仏事継続ができるとよろしいですね。

追記
ご返信ありがとうございます。
お役に立てれば嬉しいです。

{{count}}
有り難し
おきもち

釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

釋 様
早々にご回答いただきありがとうございます。
また、お悔やみの言葉もありがとうございます。

咳払いと法具のことについて、釋様の回答を見て、
私自身も住職の体調や法衣の動きにくさへの理解が欠けていたと思います。
葬儀の日取りを決める際の発言で、必要以上に厳しく見てしまった部分かもしれません。

お布施についてはネットで調べたものと身近な方々のお話から判断しました。
お布施の額に不満があったというよりも
お布施についての話のときの態度や、その他の応対から
言葉が悪く申し訳ないのですが、その額を包むだけの価値を感じなかった。
という気持ちになってしまい、相場より~という言い方になってしまいました。

離檀についてもご回答いただきありがとうございます。
改めて、両親たちとも話し合い、お付き合いの仕方をを考えてみたいと思います。
ありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ