主人と宗派が違う
私の実家と、嫁ぎ先の宗派が違い、どうにも馴染めず苦しいです。どうしたらいいでしょうか。
小さいから仏教に親しみのある家庭で育ちました。
毎日お題目をあげるわけでないですが、お正月や期末試験の前(!)はいい点がとれますようにと仏壇に手を合わせるような家庭でした。
法事も多かったため、気づいたらお経もなんとなく覚えています。
結婚するまでは、自分の宗派に一才拘りはなく、なんちゃって仏教徒だなぁとしか認識していませんでした。
しかし結婚し、嫁ぎ先の仏壇に手を合わせるようになると、罰当たりなことをしているような気持ちになってしまうのです。
嫁ぎ先も熱心な仏教徒というわけではなく、帰省した際に仏壇にただいまを言う程度ですが、そこで唱えるお題目が違い、自分の宗派を裏切っているような気持ちになってしまいます。
もう私は主人の宗派に変わったのだ、と割り切れればいいのですが、小さい頃から沢山守ってくださってきた自分のお題目も大事にしたい思いが強いです。
同じ仏様を信じているのに、どうにも割り切れません。
結婚して10年以上が経ちますが、未だに夜道で怖い時、心の中で唱えるのは生家のお題目です。
違う宗派に鞍替えすることは、悪いことではないのですか?
菩提寺が変わっても、心の中で違うお題目を唱えているのは非常識でしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
こんにちは。
嫁ぎ先の宗派が、ご実家の宗派と違う事は、よくあることだと思います。
また、例えばあなたの知人などにご不幸があった時に、お仏壇を拝ませて頂く事もあるでしょう。その時、あなたの信仰の宗派と違っていても、拝みますよね。
このようにあなたの信仰と違う宗派の仏壇に手を合わせることは、よくあることですし、罰当たりな事ではありません。
個人の信仰と家族の信仰は別でも良いと思いますよ。両方とも大切にしましょう。
嫁ぎ先のお寺やお仏壇の前などでは、嫁ぎ先の作法でお参りをして、夜道で怖いときは南無妙法蓮華経で良いと思いますよ。
昨日、似たような質問に回答をいれてありましたので、そちらもご参考に。
https://hasunoha.jp/questions/48794
構いませんが・・・
日蓮宗の僧侶としてお答えします。
あくまで、私自身の題目観(教学として)では、いかなる場合でも、お題目で大丈夫です。
ただし、宗派が違う場合はこれ見よがしにお題目を大声でお唱えするのは、やはり失礼です。同じことをされたら嫌ですよね。私はどこのお寺でも神社でも祈り方は同じですが、失礼のないように心がけています。
きたさんがどのように題目を捉えられ学ばれたかによっても、多少の違いがあるかもしれませんが、違和感だけでのことであれば、その違和感を克服するのも課題です。
質問者からのお礼
御二方、ご回答頂きましてありがとうございます。
仰られるように、宗派の違うお葬式も出ますし、お仏壇にも手を合わせますね。そこで罪悪感を感じることはないです。
家族の信仰と自分の信仰が別でもいいと言ってくださり、とてもホッとしました。
菩提寺の住職に相談するのも失礼でないかともやもやし続けていましたが、これからも変わらず、南無妙法蓮華経を心では唱えていこうと思います。
ありがとうございました。