言葉が出てくる前に泣いてしまう
私は昔から叱られると黙ってしまいます。
小さい頃から現在(20歳)になってもなかなか治らず、
むしろ年々ひどくなっています。
黙る→さらに叱られる→何か言おうとする→言葉が出てこない
→何かのきっかけで気持ちが決壊する→泣き叫びながら逃げる
といったような流れです。大体話の内容は中学校あたりから変わらず、
私の将来や現状(音大で楽器をやっています)のことです。
両親、特に母が言うことは正論なので、言い返すのも違うし自分の考えも定まっていないし、恐らく本音を言ってしまうと大学を辞めさせられかねない(自分のやる気のなさからよく『音大に入った意味がないから辞めろ』と言われます)ので、余計に話せなくなってしまいます。
真剣な話以外であれば仲良く親と話せるのですが、どうすればいいでしょうか。
曖昧な質問で申し訳ありません、少しでもお言葉をかけていただけたらと思います。
移ろいやすい やるべきことを両立できない
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
泣いてしまうのはあなたのせいではない。
わたこ 様 相談ありがとうございます。
過去に親子関係でも学校でも、幼少期に自分の意見を言った時に即否定されて上から目線で物を言われて納得せざるおえなくなった体験が、度重なる起きた場合、自分の気持ちを話せなくなってしまいます。心に閉じ込めるのです。そうやっていた方が安全だからです。幼い子は自然と安全なことを学ぶのです。その環境の中で生きやすい方法を。
自分の意見を言おうものならどんなことを言われるか解らない、どんな体験をさせられるか解らないという恐怖が先に立ちます。それが習慣化されると、自分の意見を言う時には、恐怖に打ち勝つ勇気が必要となり、かなりのエネルギーが必要となり、辛くて、涙が自然と出ます。
なので、わたこさんが、泣いてしまうのは、あなたのせいではないのです。
幼少期から成長するうちに学んだ、あなたの心を維持する安全対策なのです。
でも、自分の気持ちを話すのに泣きたくないですよね。
まずは「自分のせいではない、自分に責任は無い」と思うようにしてください。
そして、自分に優しさや思いやりを向けてください。
あなたが癒される場所を想像し、癒される人・音楽・芸術・温泉でもいいですから、それらに包まれているような感覚で、まずは自分を癒し、心のエネルギーを溜めてください。
心の居場所、エネルギーを溜めることが、少しずつ自分の状況に折り合いをつけるようになり、だんだんと少しずつ何でも話せるようになっていきます。
最初は、泣いてもいいと想い、「涙腺がゆるいんだよ~」ぐらいの気持ちで、泣きながらでも話す癖をつけていくと、だんだんと泣くことが嫌に感じず、泣くことをわすれて話すようになっていくでしょう。
参考にしてください。
一礼