弟の自死と両親
一ヶ月前、私の弟が自分で命を絶ってしまいました。
母は毎日泣いて薬を飲まないと眠れないようで、父は悲しみと後悔で苦しくなるからと現実逃避したいのか弟の話題は避けていて悲しむ母を見て苛立っているようです。
母はそんな父を見て父の前では悲しまないようにしたりしていて、私に泣きながら電話をしてきます。
父は今まで家族で過ごしてきた時間も良い父親とはいえない人でしたが私は家を出ていて今は母と二人なのだから、弟のことを思い偲んでたまには悲しみながらも過ごしてほしいと思ってしまいます。
弟のためにも出来ることはしていきたいと思いますが残された家族は何をしていけば良いのでしょうか。
父には何と言えば弟のことを思い偲んでくれるのかわかりません。
弟が自死してしまってずっとその時の苦しみに縛られて辛い思いをしていないか心配です。
気付いてあげられなくて助けてあげられたと思うと自分が情けなくて、
今まで大変なことも沢山耐えてきたからこれからは幸せを沢山感じながら生きていってほしかったのに。
弟に会いたいです。いつか私も60年後くらいになってしまうけれど、死んだらその時に会えるのでしょうか。
たった一人の姉弟でした。そう信じないと、二度と会えないなんて悲しくて耐えられそうにないのです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
大きな誓願、大誓願「菩提心」をたてることで救いに導く。
これはあなた一人だけだと大変です。
ですが、こうして前に少しでも進もうとしてくれただけでも大きな一歩です。
苦しみから解放されましょう。弟さんだって苦しかったから楽になりたいと思ってそれしかたまたま方法が思いつかなかったのでしょう。
家族でつながっている共通のことがある。
それはみんな苦しんでいるよということ。
そして弟さんが死んでしまってみんな悲しんでいるよということ。
そして、生きている時に力になってあげられなくてごめんね、という気持ち。
人というものは完ぺきな人などいやぁしません。
だからこそ、少しずつでも向上しよう、前へ進もう、人間性を高めよう、強くなろうという気持ちが大事なのです。
ご家族だってつらく当たってしまったのだって、この苦しい世の中で少しでも強くなってほしいから親御さんも親御さんなりに自分のできるやり方で弟さんを導いた。
あなたもあなたのできる範囲でそれをやったのでしょう。
ですが、それでも家族だけではどうしても完璧、最高、最上にならないということはどこの家庭にでもあるのです。だから、それぞれが、菩提心をもって向上しようという決意を持つことです。供養の真意は菩提心だからです。生きている間は生きている人たち同士が最高にかかわりあう。死んでしま多のであれば、生きている人たちが亡くなってしまった弟さんも含めて、生きている人たち同士でこれ以上攻め合ったり、苦しみに陥ることなく助け合って前に進んでいくこと。
そういう決意、志、約束をすることです。それを誓願というのです。
最近のお葬式では初七日、初願忌に誓願をしません。人は亡くなったら、その亡くなった人とともに歩んでいくためにも生きている人から故人様に対して誓願を立てる必要があるのです。その誓願を立てて建てるのがお墓であり、ストゥーパであり、供養塔の始まりなのです。
大好きだった弟さんと約束、お誓いをいたしましょう。
もう、わたしは!これ以上は苦しんだり悪く考えるのではなく、弟さんとのご縁を感謝して、責め合うこともなく、明るい方向へ向かっていくよ!と弟さんにお声掛けをすることです。私であれば、お父さんにもお母さんにも呼び掛けてそのように向かわしめるように工夫をするでしょう。
悲しいことが起こった。起こったとしても、それでも!それでも!向かうべき先はそこしかないのですからこそ!強い心を持ってください。
こんにちは、みかこさん
はじめまして、北海道白老のはくりょうと申します。
お悩み、読まさせて頂きました。
まずは弟さんのご冥福をお祈りいたします。
なくされてまだひと月とか…
お父上の現実逃避は正常なる反応です。まして突然に息子をなくした男親、どうぞお父上とご自身を責める事のないようお願いするばかりです。
いまは十分泣きぬれて嘆き悲しみ、張り裂けんばかりに叫んでください。家族全員、悲しみに塞ぎ込んでる姿を弟さんに見せてあげてください。
いつか笑顔で、この世ではないどこかで、きっと満面の笑みで再会できる時が来るでしょう。
その前にあと3週間はかかると思いますが、お母様の枕元には来てくれそうですね。
今のご両親を支えられるのはみかこさんだけです。ご両親とご自身を大事に大切になさってください。
みかこさんのこころの安らぎをお祈りしております。
はくりょう拝
お話しお聞かせ下さい
拝読させて頂きました。
大切な弟さんが突然お亡くなりになられてあなたもお母さんもお父さんも大変驚いていらっしゃることでしょうし、深い悲しみの中におられるのですね。また気がついてあげることができなかった、助けてあげることができなかったと深く後悔なさっておられるのですね。あなたのお気持ちを心よりお察し申し上げます。
弟さんが必ず仏様に救われて一切の迷いや苦しみからも解放されて沢山の方々から迎えられますよう心より仏様にお願いしご供養申し上げます。南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
弟さんは必ず仏様がお導きなさって下さり沢山の先にいかれた方々やご先祖様方々に優しく迎えられて、一切の迷いや苦しみからも救われ心から安心なさいます。そして皆さんと一緒に心清らかに円満にご成仏なさいます。そしてご先祖様方々と一緒にこれからもずっとあなたやご両親様や親しい方々をあたたかく見守っていて下さいます。
弟さんとあなたやご両親様や沢山の方々とのご縁はこれからもずっと続いていくのです。弟さんはいつでもあなたやご両親様に耳を傾けて寄り添い続けて下さいます。
弟さんはあなたやご両親様や沢山の方々とのご縁の中で一生懸命に生き抜いていかれたのではないでしょうか、様々な巡り合わせがあり様々な出来事がある中で必死に生きていかれたのではないでしょうか。そのような中でもしかしたら苦しみ迷い追い込まれてしまったのかもしれません。
いつの日かあなたやご両親様がその天寿を全うなさる時が参ります。その時には必ず仏様がお導きなさって下さり沢山の方々がお迎えなさって下さいます。そして何より弟さんが優しくお迎えなさって下さいます。そして共に喜び分かち合うことでしょう。
もし宜しければあなたもご両親様も例えばこの場所でも或いは様々な分かち合いの会等にてそれぞれの思いをお話しなさってみてはいかがでしょうか。
http://www.bouzsanga.org/
抱えていらっしゃる思いをできる範囲にて教えて下さいね。
私達はあなたやご両親様をいつも待っていますね。皆さんそれぞれが様々な思いを抱えていらっしゃるでしょうからね。