お寺さんとの関わり方が分かりません
回答 2
有り難し 15どうぞよろしくお願いします。
東京で一人暮らしの40代女性です。
恥ずかしながらこの年齢までお寺さんと深く関わらず来てしまいました。
これまで親が全部やってくれていました。
お墓参りだけは私もよく行っていました。
今悩んでいるのはおもに３つです。
１・無縁仏にしている可能性のあるお墓の存在を知った
２・父の兄弟や親のルーツのあるお寺に尋ねに行きたい
３・自宅での供養？の仕方
長くなるので今回は 『１・無縁仏について』
について質問をさせてください。
今年の春頃から家系図を作りはじめ、その過程で判明しました。
祖父母の、その親のお墓です。
元々親戚付き合いが薄く、情報もないので誰も行っていない可能性があります。
もう墓はないかもしれません。京都の有名なお寺です。
なければ残念ですが、致し方ありません。
両親は近所の方に勧められ、実家近くにお墓を買い、
祖父母を納骨して供養しています。
これまで両親のルーツについて幾度か聞いたことがありましたが
明確な答えはありませんでした。
どうやら本当に知らなかったようですが、
何度か聞き取りをする中で思い出してくれたこともいくつもあります。
本当は心配で今すぐ飛んで行きたくてなりませんが
生憎コロナ禍で東京住まいの私は自粛を求められます。
もう亡くなっていますが心配で心配でなりません。
これまで誰も知らなかったとは言え放置していたのは事実です。
お寺さんに、どのようにお詫びをし、どのようにコンタクトをし、
後はどれくらい詫び料をお支払いすることになるのか。
正直、それを考えるとどうしていいのか分からなくなります。
お恥ずかしながら生活がカツカツでどれだけ頑張っても
10万円くらいしか用意出来ないのです。
（全財産が数十万円しかありません）
それを考えると、気軽にコンタクトを取っていいのかどうか。
親もあまり乗り気でないので過度な負担になると
迷惑になるかもしれず、悩んでいます。
直接そのお寺さんにコンタクトをすると、もう後戻りが出来なくなります。
一般的な相場？やこれからのことについて、教えて頂けませんでしょうか？
図々しいお願いですが、どうぞよろしくお願い致します。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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ご質問ありがとうございます。
拝読させていただきました。
詫び料ということですが、まりさんが具体的に、今後どうされたいかによるのではないでしょうか。
金額のことは置いておいてもよいですから、まずは京都のお寺さんとコンタクトをとられてはと思います。（ある程度はご家族に相談されての方がよいかと思います）
祖父母の親ということで、本家のお墓と想像しますが、今後、
・遠方のため、お参りにいけないので永代供養をお願いする
・お骨をお預かりして、実家のお墓で一緒に供養する
など、色々と考えられます。
（詳しい事情をお伺いしておりませんので、あくまで可能性としてとらえられたらと思います）
しかしながら、「ご先祖さまを供養する」ということは決して悪いことではありません。
家系を大きな木としてとらえられると、まりさんが木の幹だとすると、根がご先祖さまです。幹や枝葉は根をなくしては生きてはいけません。
まりさんが「ご先祖さま」を大切にしようと思う気持ちは、きっとまりさんの家系を豊かなものにしてくれると信じております。
また、お布施についてですが、それそれに相場はあっても決まりはございません。
例えば、大金持ちの方の1万円と生活に困っている方の1万円は、一見すると同じものです。
しかし、内容をみてみると全然違います。
もし、まりさんがお寺にお支払しなくてはいけない状況になってしまっても「これが私のできる精一杯の気持ちです。どうぞお受け取りください」と伝えれば、お寺さんも分かってくれるでしょう。
コロナ禍で何かと行動も思うようにとられないかと思いますが、どうかよい方向に進まれることをお祈りしております。
＋＋＋
お役になったようで私もうれしい限りです。
有難うございます。
ホームページでも触れていると思いますが、お寺っておじいちゃん、おばあちゃんにならないと行くところにならない、と思われがちかもしれません。
あと私の場合は「博章さん」でお願いします。その方が慣れております。
また何かありましたら、こちらにご相談していただければと思います。
法律に則した接し方で解決していきましょう
まりさんへ
ご先祖様のお墓の状況を気になされておられ、お寺様にお詫びされたいとのお気持ちに対して、そのお寺様のみ仏様、ご先祖様は大層お喜びの事と存じます。
しかし、お寺をお預かりさせて頂いておりますお寺のご一家様がどう思われるのかそれはわかりません。
無縁仏様となられておられるお墓が多く存在するお寺様からすれば今まで連絡がなかった事に良しと思われない可能性は充分にあろうかと思います。
戦後、少子高齢化と大都市への人口流入によってお墓を維持することは将来的に厳しいとの見通しはあまりされていませんでした。
よって、お墓の管理・維持・撤去などについての規約がなく、同時にお墓を無縁仏へと変えてしまった事に罰則などの違約金が明記されていない事があります。
ですので、お詫び料が必要であるならばそれはお気持ちでよろしいかと思います。お気持ちでなく金額がキッチリとお寺様からお話があるならば一度法律の専門家に尋ねてみる方が良いと思います。お寺によりその件についての相場には差がありますので。照らしあわせてみて下さい。
お坊さんへの接し方については以前○○からこのような話を聞きまして〜先祖のお墓をそのままにしており、先祖に代わりお詫び申し上げます。と、いうような感じで卑屈にならず申し上げればよいかと思います。
まりさんにとっていいお寺様とのご縁であられますようお祈りしております。
質問者からのお礼
太田博章様
早々にご回答頂き、どうもありがとうございました。
この半年、ずっと悩んでいて親も答えを出せずにいました。
ありがたくて涙がとまりませんでした。
どこの誰だか分からない私のために親身になってご回答いただき
本当にありがとうございます。
ホームページも一部見せて頂きました。
まさに、『お寺になみじがない』状態でした。
hasunohaの活動といい、このような活動をされている
お坊さんもいらっしゃるのですね！？
ホームページゆっくり読ませて頂きます。
明日にでも親と相談し、お寺さんとコンタクトを取ってみます。
この度は本当にどうもありがとうございました。
博章先生(?)のたくさんの幸せをお祈りしております。
