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過去とお別れができません

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有り難し有り難し 9

はじめまして。
私は現在大学四年生で、就職や国家試験がすぐ側まで来ています。

ですが、全然就活や勉強に身が入らず
夜になると毎日、
今日も勉強出来なかった後悔と、
今は亡き父親のことを思い出し、
父親が闘病中に自分は高校3年の受験期で父親の為に何もしてあげられなかった罪悪感で泣いてしまいます。

そろそろ親離れをして自分のために人生を歩まなければいけないのですが、

自分の意思が弱いせいで、
お母さんには、お前はどうして皆のように頑張れないんだ。
お前は父親(高校3年時に他界)や祖母(大学2年に他界)が病気で苦しんでる時、何もしなかったんだから死んでっからお墓参りだろうが何したってもう遅いんだよ。とよく罵られて、
母の意見に流されてしまったり、

父が闘病中に自分は何もしてあげられなかったどころか、母親との家庭問題や将来の事で父親の事を困らせてしまった事がどうしても引っかかってしまい、
自分は色んな人を困らせてばかりで、何も出来ない人間なのではないか。
そんな自分が何か希望なんて持っていいのだろうか。
と毎日ネガティブに捉えてしまいます。

どうしたら過去を受け止めて、未来に向かって歩めるのでしょうか?
皆さんどうやって毎日明るい未来に向かって
がんばることが出来てるのでしょうか。

このままだと心が壊れてしまい、
父親や祖母の所に早く行きたくなってしまうので、
是非教えていただきたいです。

拙い文章でごめんなさい。
どうか助けてください。お願いいたします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

無限のループから抜け出す

こんにちは、初めまして。

お悩みだとは思いますが、順を追って話を進めていきます。

「皆さんどうやって毎日明るい未来に向かってがんばることが出来てる」のか、というお尋ねです。あなたには、世の「皆さん」が「毎日明るい未来に向かって」頑張っている、と見えているのですね。

私は、必ずしも世の人が皆「明るい未来」を見据えているとは見えません。時に迷い、時に先が見えないままであるけれども、何とか一日一日を踏みしめている。そんな人が多いと思います。このハスノハの相談の多さから推測するに、皆、人には言えないような悩みを抱えているのが現実だと考えます。

だから、希望を持って意気揚々と生きているのがスタンダードだという観念を先ず横に置いておきましょう。むしろ、あなたが自分の置かれた現実を、地に足がついた上でどう歩んでいけるか、について考えませんか。

一読したところで、あなたにとって「母親との家庭問題」が最大の問題だと思います。「父が闘病中に自分は何もしてあげられなかった」という後悔の念から推測するに、あなたにとってお父さんはとても愛しい存在だったのでしょう。また、お婆ちゃんも同様かもしれません。

その今は亡きお父さんとお婆ちゃんを想うことはとても自然な情です。お母さんが「死んでからお墓参りだろうが何したってもう遅いんだ」と「よく罵」ると言うのは理解できません。確かに受験の時、大学在学のときなどに看護介護はしなかった(出来なかった)のかもしません。ただ、だからといって今、思慕の念を持ってはいけない、墓参りをしても無駄だという理屈にはなりません。後悔含めても、お参りすることは大切なことです。

あなたは、「皆のように頑張れない」ことをお母さんに責められているようですね。あなたに大切なことは、お母さんに囚われないように、精神的にも経済的にも自立することではないでしょうか。

このままでは、

お母さんに責められる→自分を責める→やる気が無くなる

の無限のループに終始してしまいます。
そんな不毛の繰り返しを抜け出しましょう。

あなたの自立への意志を奮い立たせて、先ずは「国家試験」に備える。
そして、就職して一人暮らしをする。
責められない環境で、自分そのままでいいんだという自信を得る。
だから、生きていける、のです。

「明るい未来」の道筋は見えています。
あとは歩むだけです。

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有り難し
おきもち

釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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質問者からのお礼

ありがたいお言葉ありがとうございます。
無事に国家試験を合格でき、病院勤務することができました。

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