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友達に飽きてしまいました

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一、二年に一度、高校からの旧友と四人で食事をするのですが、もう関係を続けるのが嫌になってきました。

昔は高校の思い出話などで盛り上がり楽しかったのですが、だんだん話すことがなくなりマンネリ化してきています。大して新しい話題も出ないし、興味深い知識が得られるわけでもないし、趣味も合わないし、つまらないです。心もどんどん開けなくなってきました。

友人はAの誘いでしか集まりません。友人BとCも誘いを薄々面倒に感じている気がするのですが、Aが誘って来る限りはやめようとも言えず、断れず、なんだかんだ毎回集まってしまいます。集まる前は変に緊張、集まりの後はストレスで気が重くなります。

先日久しぶりに集まった際は私が最近結婚したことについて何も触れられず、Bの仕事のどうでもいい話を延々と聞いて終わり、私だけじゃなくて向こうも私に興味ないんだなあ…とむなしくなりました。

心の距離がもとに戻る気配はないし、もうそろそろ縁切れてくれても全然いいんだけどなあ…Aが誘ってこなければ自然と疎遠になっているはずなのに…と思ってしまいます。

今までも「飽きてしまった、楽しくない、話題に困る」という目先の理由で短絡的に友人関係を疎遠にしてきたので昔からの友達がどんどんいなくなっています。でも私はそれでいいのです。夫や仕事やボランティアなど、社会に出て新しくできた今の人間関係に満足しているし、無理して付き合う友達なんてもういらないや、と思います。

もう今後の誘いは断ろうと思っていますが、私は冷たいでしょうか。誘ってくれるだけありがたいと考えて、人間関係を続ける努力も必要でしょうか。友達付き合いのあり方がよくわからなくなってきました。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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自然な流れかと

ご相談拝読しました。おっしゃることはよく分かります。もう同じ時間を共有しているわけではないですし生活もバラバラですから話が合わないのはごく自然なことです。ライフステージの変化と共に交流する相手が変わることも自然な事でしょう。

一方で

>誘ってくれるだけありがたいと考えて、人間関係を続ける努力も必要

という考えも一理あります。そうした人間関係は一朝一夕でできるものではないですからね。今は微妙でもまた数年後に歯車がかみ合って付き合いを継続していてよかったと感じる日が来ないとも限りません。

しかし、まあおっしゃる通り無理する必要はないでしょう。誘いは断りたかったら断ればいいと思いますし、あるいは参加して会話の内容で自分のことに触れられないのであれば自分から話したっていいわけです。そうもしたくないのならばやはりそこまでの関係性なのかもしれません。長く続く関係ってやはり無理して何とかしようとするものでもないでしょうからね。

別に縁を切るとか、金輪際会わないとかそんな強い決断ではなく、ちょっと今回はいいかなあと感じたらまず一回断ってみることから始めてみては?そこからまた感じ方に変化もあるかもしれませんしね。

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はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。 お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。 仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。 悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。 「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。 【回答について】 後から読み返し、誤字脱字に気づいた際は訂正を入れます。訂正ではなく、お礼コメントへの返信のため追記する場合はタイトルに〔追記あり〕と記載します。 なお、タイトルも本文も字数制限があるため際限なく追記できないこともご承知おきを。
基本的には平日13時~15時のみ対応可能です。お寺の行事、急な法務で対応できない場合もあります。

質問者からのお礼

前回に引き続き、悩みを聞いてくださりありがとうございます。無理することはないと言っていただき、心が軽くなりました。
いつかまた歯車が噛み合うことに淡い期待を抱きつつ、また誘われて気が進まなければ一度思いきって断ってみようかと思います。

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