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彼が自殺しました。遺品についてです

回答数回答 3
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先日1年半ほどお付き合いしていた彼氏が亡くなりました。
精神的な病を患い、自ら命を絶ってしまいました。
私を苦しませたくないという思いからだと思いますが、亡くなる前日に強い意志で別れを切り出されました。
いい人見つけな等いろいろ私のその後の人生の背中を押す言葉をたくさんもらいました。
その決意から死を選ぶと言う意思が固まってしまったのだと察知しました、そしてなんとか阻止しようとしましたが結果ダメでした。

そこで私は彼の思いに答えるべく、そして自分自身の為にも心の整理がついたら前に進まなければなりません。

生前私が彼にお揃いのアクセサリーをプレゼントしました。金属なのでそれは棺に入れる事はできないので、私が持ち帰るか、骨壺に納める事もできると聞きました。
そこでどちらにすればいいのか非常に悩んでおります。

もちろん彼の元に共に旅立って欲しいというのが一番なのですが
骨壺の中に残り続け、お揃いの物を私も持ち続けるという事はなんだかずっと繋がりを持ったままのような感じがしてしまいます。

私が持ち帰るのもそれはそれで彼との繋がりを断ち切れない形で手元に置いておくような気になってしまいます。そして私自身前に進む為に彼の遺品はあまり持ち帰らない方が良いのではないかと考えております。

どちらにしても彼との思い出を風化させるつもりはなく未練になる事もなくいい思い出として前に進む自信はあります。
最終的には自分が決めるしかないとは思っていますが少しご意見を伺いたいです。宜しくお願いします。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

そういう事情であれば、引き取ってくれるお寺はあります。

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和田隆恩
 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生ま...
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思い出だけで充分です。

りんごさんのご心痛お察し申し上げます。
又、彼のご冥福をお祈り申し上げます。

彼は自らの意思で次のステージへと進まれました。
そして、りんごさんもそれを受け止めておられるようなので、彼の遺品は持つことはないと思います。
お揃いのアクセサリーも、骨壺ではなく(納骨しても最後まで残るからです)、りんごさんの手で二つとも納められた方(処分する)が結果的にはいいと思います。

最後は彼との楽しかった思い出だけが残ればいいと思いますし、さらには、りんごさんも新たな道に進むでしょうから、それも無理やり思い出す必要もないでしょう。そして、彼にとって一番なことは、りんごさんが幸せになることなのです。
それが彼にとっての最大の供養にもなるのです。

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日蓮宗のお寺で、名古屋市南区にあります。 ”お寺は生きている人のためにも...
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りんごさんにとって最善なのはどれでしょう?

りんごさん、こんにちは、書き込みありがとうございます。

お付き合いしていた方が亡くなられたとのこと、先ずお悔やみ申し上げます。

りんごさんは何とか止めようとしたけれども、上手くいかなかったのですね。また、彼の思いに応えるために、またりんごさんご自身のために、心の整理がついたら前に進まなければならないと考えておられるのですね。

そこで、お揃いのアクセサリーについてどうしたら良いか悩まれておられると。

どうしましょうね。

りんごさんはご自身は今、一番どうしたいと思っていますか?

りんごさんのお言葉を聞く中で、思い出の品として手元に残しておきたい。一方で、彼とのことは、心の整理をつけて、早く前に進まなければいけない。
前に進むためには、彼の遺品を持ち帰らない方が良いのではないか。

そういった中で、どうしたら良いのか、りんごさんが悩まれているのかなと、りんごさんのお言葉から勝手ながら、私は想像しております。

そうですね。私ならば、というところにはなりますが、今は手元に残しておきたいという思いが強ければ、手元に残しておいても良いと思います。

心の整理をつけなければならないのが、義務感だったり強迫観念になったりすると、無理に心の整理をつけようとすることが、自分にとってかえってしんどいことになると嫌だなという思いもあります。

一方で、もう見たくない。彼との思い出は心の中だけに取っておきたい。手元に残すのが辛かったり、未練も無いというのであれば、骨壷に収めたり、何らかの形で処分(処分という言葉は乱暴ですが)しても良いと思います。

どちらか一方が正解ということは私は無いと思っています。また、どちらかが間違えとも思っておりません。なので、私はりんごさんのしたいようにされるのが最も良いと思いますよ。

手元に残しておいて、後からどうかすることはできますが、逆は難しいと思うので、そこらあたりも勘案する必要はあるかな。

いずれにしても、りんごさんにとって、良い選択になると良いなと私は願っています。

【お礼の言葉への返信を追記します】
ありがとうございます。先々の状況に合わせてその都度、振り返ってみるのは、私はとても良いと思います。

ご自身の分を使うことも、私は構わないと思いますよ。つけたければつければ良いですし、抵抗があるなら止めても良いと思います。

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真宗大谷派僧侶。共に悩める場所を求めてこちらに参りました。
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質問者からのお礼

お答えいただき有難うございます。
手元に残したら辛くなっちゃうかなというのは正直ありますのでお答えいただいた後でなんですが、骨壺に納めてしまおうかと思っていました。
私自身処分が苦手な性格なので持ち帰ってしまうとずっと持ち続けてしまうとも思っています。
ですがやはり入れてしまってからはどうにもできないのでしばらくは手元に保管して良かった思い出を振り返り心の整理がついた時にどうしようか考えようと思います。
ちなみにですが自分の分はその後も使うのはやめておいた方がいいのでしょうか?お気にいりなもので…

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