友人の突然の死 どう受け入れたらいい?
出会いは、私が東京に上京して1年目の頃。元々は、SNSで知り合った子に紹介されて出会った子(女子会)。お酒を飲む事、話が合う事でいつの間にか2人で合う事の方が多くなった友人がいました。悩みやすい私の話を聞いて、いつも励まして、褒めてくれる唯一の存在。何かあると連絡する関係。そんな友人が亡くなりました。会う約束をしていたのですが、会う数日前から連絡が取れず、紹介してくれた友人とも連絡が取れず(後に、LINEのアカウントを新しくしていたと判明)。別の共通の知り合いにも、協力して連絡してもらうも既読にならない。共通の知り合いは、近日にあったりしていない事もあり、私と考えること、緊迫感のの温度差がありました。ですが、亡くなったかもという曖昧な返信がその子の繋がりからあり、住所を知っていたその子が元同僚と一緒に、その子の家に行ってくれる事になりました。
すると、その子の部屋を片付けるご両親と初めに知り合った友人がいたそうです。そして、連絡が取れなかった友人は骨となり、遺影が飾られていたそうです。
ご両親に話を伺うと、病死で亡くなったとの事。ですが、はっきりした病名は言わず、何か濁すような言い方に感じたそうです。また、必要ない限り周りに言わないでほしいとお母さんがおっしゃっていたそうです。
その話を聞き真実がわかったものの、現実味もなく、話を聞いただけで、現実味のあるものを直接目にしていない私は、現実を受け止められずにいます。
コロナ禍で、ご実家に伺うことも出来ない。また、亡くなった子の最後を、片付けを手伝っていた友人に聞いていいのかどうか。今まで親族を見送ってきましたが、友人は初めて。そして、お通夜もお葬式というものがなく、その子の最後の姿のを見ることもなく死を実感できない。
心でその子に話しかけたり、いろんな思い出を振り返ったりしようとしても、他ごとに逃げてしまう。食欲も睡眠欲もある。でも、ずっと頭の中で、どういうこと?が離れない…私は、その子の為に何が出来るのでしょうか。そして、その子の死を真実として、自分に言い聞かせるにはどうしたらいいのか、教えて頂きたいです。まとまらない文章で、すみません。
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せめてお花のお届けは?
こんばんは。南無阿弥陀仏。私は浄土宗なので、手前勝手ながらその方のご往生を心よりお祈りいたします。
コロナ禍の中であっても、そうでなくとも、若い方の場合はお友達のご弔問があって当然です。できればお伺いし、手を合わせたいであろうこと、お察しいたします。「どう受け止めたら」の一番は、何かを直接目にすることです。ですから、お家にお参りさせて頂けるのが一番良いと思います。「あの子には、沢山の友達がいたんだ」と知ることは、残ったご家族の気持ちを和らげてくれるかも知れません。
住所が分かるのであれば、お花をお送りするのも良いでしょう。こちらの住所氏名があれば、何らかの反応もあるはずです。近所まで行くことができるなら、その方の生きた空間に身を置くこともできるでしょう。
そして、叶うならば菩提寺を教えていただき、墓前にお参りさせて頂けるといいですね。私のお寺でも、もう20年前に亡くなった方のお友達がお参りに来ることがありますよ。
その方がなぜ亡くなったのか、何を考えていたのかは、究極本人でない限り分かりません。けれど、ご本人がどう生きたのか、何を大切に生きたのかは、あなたがこれからも生きて行く糧になるかも知れません。
謹んで、哀悼の誠を捧げましょう。
"その子の為に何が出来るのでしょうか"
"その子の最後の姿のを見ることもなく死を実感できない"
"その子の死を真実として、自分に言い聞かせるには"
そもそも、通夜葬式というものは、故人を弔い見送るという行為を通して、今あなたが苦しんでいるような事態を防止するというねらいもあるのですが、昨今の横着な簡略化傾向に加え、コロナ、コロナ、コロナ…まったく厄介な世の中になったものです。
あなたのお察しの通り、あなたの苦悩の元凶は、亡き友とのお別れがきちんとできていない事にあると思います。つきましては、あなたのお近くのお寺さんに事情を話して、お別れ勤行を勤めていただくというのはどうでしょうか?ご友人の法名(戒名、法号)、御命日、享年をご遺族からお聞きして、ご友人の写真あるいは思い出の品などをお寺さんに持ち込んで、一巻読経をしていただくといいかもしれません。
これでキレイサッパリというわけにはいかないかもしれませんが、まずはここからだと私は思います。
私も、謹んで哀悼の意を表したいと思います。
南無阿弥陀仏 合掌
質問者からのお礼
転落院様 佐藤良文様
お話を聞いて下さりありがとうございます。元々知り合った友人と連絡を取ることができ、亡くなった友人が見つかるまでの経緯を聞くことが出来ました。
友人の思い出話、性格、人となりをそこで話すことも出来て、私の中ですっと心に落ちた気がします。ご実家が、地方なのですが、住所を教えてもらえる事になり、ご両親も写真があれば欲しいとの思いも聞け、手紙、お花を添えて送ろうと思います。
連絡した際に、もしご両親が受け入れて下さったら、お別れ勤行が出来たらと思っています。
本当にどうしようもない気持ちが、前へ行動へ進む事が出来ました。
お祈り、手を合わせて下さりありがとうございます。
友人が、後ろ髪ひかれずに進めるよう私も、向き合いできる事をし、大切に生きていこうと思います。
本当にありがとうございました