hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

共依存を克服したいです

回答数回答 2
有り難し有り難し 37

31歳、女性独身です。兄弟なしです。
私が小学生だったころ、父が家を出ていき、別居を始めました。
私は長い間母と二人暮らしでしたが、両親の問題は続いており、母は精神的にも不安定でした。

一方私は父と母の板挟みになっているのが苦痛でずっと一人暮らししたいと思っていましたが、両親がゴタゴタしているなか、私が家を出ると、母が一人になってしまい、見捨てているような気持ちになり、なかなか出れずにきてしまいました。

数年前にようやく両親の離婚が成立し、母も今は落ち着いています。家を出たい気持ちはあれど、母は一人は不安だと言い、私はいまだに家を出ることを躊躇してしまいます。

30代になり、ふと私の10代、20代ってなんだったのかなって思うようになり、涙が止まらなくなることがありました。

カウンセリングに行きましたら、私と母は共依存関係で、躊躇してしまうのは罪悪感からだということがわかりました。

このままでは結婚もできないのではないか、このまま年をとっていくだけなのではないか、なんだか自分の人生を生きられていない気がする。後悔しそうだ。このままではいけない。

そういう焦りもあり、自分を変えたいと思っているのですが、どうしても行動にしようとすると、心のどこかにストッパーがあるように、振り切れないんです。
そして、それがとても辛いです。

どうすれば、罪悪感はなくせるのでしょうか。なぜこんなふうになってしまったのか。共依存を克服するにはどうすべきか、アドバイスを頂けたらと思います。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

大人となり幸せになるためには、親の元を離れていく必要がある。

あなたがというよりも、お母さんが子離れ出来ず、寂しいという言葉で あなたを縛っているのだと思うわ。

あなたは、優しい子だから。
お母さんを悲しませるように思うのでしょ。

家を出ることは、母を捨てることじゃないわ。
ずっと親子よ。互いに自立するために、必要なこと。これで、ちゃんと立っていける。強くなっていけるのよ。

離婚問題で揉めている最中だと、あなたの存在がどれほど心強かったか。お母さんが、あなたを生き甲斐にされていた気持ちは、同じ母としてわかってあげたいわ。だから、依存的な親子関係になったのかもしれないけれど。その問題から、解放された。お母さんも、自分を生き直すスタートを。

子どもが大人となり幸せになるためには、親の元を離れていく必要がある。それに親が背中を押す。親の務めだよ。

心配なら、お母さんと行き来できる距離で。それぞれが自分の人生を生きなきゃね。
それは、親子を捨てることじゃない、お互いに強くなることなんだよ◎

{{count}}
有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
このお坊さんを応援する

こんにちは、けいさん

はじめまして、北海道白老のはくりょうと申します。
けいさんのお悩み、読ませていただきました。

優しい娘に育ってくれて、きっとお母様もお喜びでしょう。
子が親を殺め、親が子を棄て…、殺伐としたこの時代になんとも温かで慎ましい母子ではありませんか。

共依存?いいではありませんか。こんな時代なのです、母子ともに助け合って生きているのです。
罪悪感?いいではありませんか。心優しき証拠なのです。罪悪感のかけらも無い輩のなんと多い事か。

なんともお辛い気持ちは、十分わかります。行動に移せない不安も、よくよくわかります。ですが今は焦り過ぎないでください。このコロナが収まるまでは。
一段落したら、実家近くで一人暮らしでもしてみてはどうでしょう。

誠実で心優しきけいさん。お母様の事もけいさんの事も大事にしてくれる、これまた心優しき旦那さまがきっと現れるはず。その時こそ「自分の人生を生き」ていけるようになるのです。

けいさんの健康とご多幸をお祈りいたしております。
                     はくりょう拝

{{count}}
有り難し
おきもち

健康・元気・笑顔のスチャラカ坊主
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

こんにちは、お礼に期間があいてしまいすみません。色々躊躇し、進んだり引き返したりし、ようやく今年になって念願の一人暮らしをすることができました。
母とは、そこそこ行き来できる距離です。やはり母は寂しいのかほぼ毎日連絡がきますが、私は自身一歩進歩できたと思っています。
本当にありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ