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離婚を考えています。

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ご覧いただきありがとうございます。
私は6年の遠距離恋愛を経て、昨年入籍しましたが離婚を考えており、こちらで御指南いただきたいと思いご相談させていただきました。

結婚ですが、今考えれば惰性で結婚しました。過去、私から3度別れ話をしたこともあり、恋愛感情はないものの、私の考えの甘さや、年齢的な焦り(30歳を迎える歳です。)があり結婚しました。
そして入籍前あたりから精神的な不安?や気持ちを紛らわせたいと思い不倫(不貞行為はないですが。)をしてしまい、現在も関係は続いております。

なぜ離婚を考えているのかと申しますと、気持ちがないことは前提として、全てに受け身の姿勢、メンタルが弱い部分が男性として見られくないためです。体の関係も一緒に住み始めてから一度もありません。
結婚のきっかけ、旅行や休日の提案が彼から来たことはなく、誕生日もこうしてほしいと伝えてその通りに動くだけです。
またメンタルの面で申しますと、布団に入り寝る時に私の嫌なところを彼がつぶやき、私なりの言い分を伝えたところ、彼が精神的に参ってしまい過呼吸になり、話し合いができないということがありました。強く言ったつもりはなかったのですが、この件から発言に気を遣ってしまい最近疲れます。
その他、相談なしに転職活動を始めていたり、モノの扱いが荒いところ、体の相性も満足しておりません。
一方で、誠実で真面目、浮気はしない方、家事も平均よりはしてくれる方で結婚向きの方だと思います。

長々と書いてしまいましたが、このまま人生を歩むのか、離婚して、自分が幸せになれる方を探すのか、ずっと悩んでしまい堂々巡りをしております。それと同時に私は幼稚で最低で彼と同じメンタルが弱い人間だと気がつきました、不倫までして、幸せになる資格もないと感じています。別れ話をしたときにちゃんと伝えられなかった自分の甘さ、現実と向き合うことをサボって生きてきた自分が醜いです。私も彼と同じ受け身な人生だったことに悲しくなりました。でも気が付いた今、少しでもいい方向に向かいたいと、自分のやりたいことを叶えたいとこんな最低な自分ですが、思っています。そんなことを思う資格もないですが、今後どのように生きていくべきか御指南いただければ幸いです。相手に対してもこんな気持ちの自分と人生を歩むことが申し訳ないです。
どうぞよろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

主体的に決断を

ご相談拝読しました。

ご自身の色々な気持ちや状況に気がついてしまった今、もうこのままでもいられないから背中を押して欲しいといったところでしょいうか。

これからどう生きていくかご指南をとのことですが…それは自分できめましょう。どちらがいい道か、何が最良の選択かなどわかりません。だからこそ自分で決めて、その結果を自分で引き受けましょう。それこそが受け身の姿勢からの決別です。人生に対する主体性の確立です。

そのように歩み出すのであれば、それがたとえどんな結果になろうと、かえって苦しく寂しい道になろうとも、どこか満足も感じられるのではないかと思います。

幸せになるのに資格などありません。誰もが幸せを求めてもいいのです。

ただし自分と相手に誠意ある対応をしましょう。まずは不倫関係を解消し、そしてここに話いただいたような迷いの気持ちをきちんと彼と話しましょう。(彼のメンタル上難しい面もあるのでしょうが…。)

そうやってきちんと話して共有し、決断する。そんなあなたのこれからを応援しております。コレまでの歩みはけして無駄ではありません。今の気づきをもたらし、これからの糧となっているのです。どうぞ充実した人生を。

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個別相談可能
はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。 お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。 仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。 悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。 「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。 【回答について】 後から読み返し、誤字脱字に気づいた際は訂正を入れます。訂正ではなく、お礼コメントへの返信のため追記する場合はタイトルに〔追記あり〕と記載します。 なお、タイトルも本文も字数制限があるため際限なく追記できないこともご承知おきを。
基本的には平日13時~15時のみ対応可能です。お寺の行事、急な法務で対応できない場合もあります。

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