hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

罪悪感と後悔から抜け出せません

回答数回答 2
有り難し有り難し 31

私は20歳頃まで誰彼構わず体を許して、それを人より人生を楽しめてると思って生きていました

幼少期に2件のレイプを経験してから、どうせ汚れているからと開き直って回数を重ねてその記憶を消そうとしていました
勿論そんな事では何も変わらなかったし未だにトラウマに苦しんでいます

25歳の時、6年の付き合いになる親友にプロポーズされました
その直前に付き合っていた元彼と、別れてすぐに用で会ったのにまた体を許してしまった事を既に好意を持ってくれていた旦那にヘラヘラ話したり
性生活を赤裸々に話しすぎていました
19歳で友達の頃の旦那に紹介してもらった友達とも体を重ねてしまってそれをプロポーズされてから旦那は知りました
知っていたら告白しなかったと言われました
でもそれでも一度決めたからと今も愛してくれていて、一生を捧げると言ってくれています
友達の期間が長かった分信頼関係は築けていますが
私の過去が旦那のトラウマになってしまいました
私自身旦那と一緒になって初めて後悔をして、後悔を通り越して死にたくなります

いくら心から愛し合っているからといって旦那を苦しめ続けてまで一緒に居ていいのか分からなくなります
何を言っても別れる事は無いし支え続けてくれと言われても、苦しめてる本人の私が彼の何を支えれているのか
実際支えれている実感はなくて
毎日苦しめている日々です
元々女性関係や性に関してすごく信念を持った人なので、私とは正反対で
今の私から見た過去の自分は生き恥です
彼にもそうゆうことを毎日言われています
言わせているのも私で、100%自分が悪いのは分かっています
だからこそ私と居たら今まで人生を大切にしてきた彼が報われない気がします

でもこんなに幸せと愛情を感じたのは人生で初めて、生き方も考え方も何もかも変わりました
本当にこの人の為に生きていきたいです
幸せにしたいとも思っています
でも一方で自分なんか幸せになる資格がない。彼と居る資格がない。死んだ方がマシ。と思っている自分もいます
同時にそれでも幸せになる事を諦めきれていない自分もいて
1番愛している人に1番憎まれて生きるのが辛いと思ってしまいます
でもお互いに別れるのが1番最低な選択な事は分かっています

幸せになってもいいのか、彼と居てもいいのか、私がした事、彼を苦しめていることをどう捉えて生きていけばいいでしょうか


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

愛してくれて有難う

こんにちは。

「こんなに幸せと愛情を感じたのは人生で初めて、生き方も考え方も何もかも変わりました」という一文に、あなたが今のご主人と出会えた喜びが凝縮されています。

あなたは、ご主人に「紹介してもらった友達とも体を重ねてしまっ」た。ご主人にはかなりの衝撃だったと思いますが、「それでも一度決めたからと今も愛してくれていて、一生を捧げると言ってくれて」いるのですね。

ただ、ご主人もずっとあなたに愛を捧げ続けることに疲れてしまうこともあるのでしょう。過去のあなたの振る舞いを、「生き恥」「彼にもそうゆうことを毎日言われています」というのは、ご主人も苦しいのだと思います。

それでも「何を言っても別れる事は無いし支え続けてくれ」とご主人はあなたに訴えかけている。苦しい、けれども愛したい。愛情を貫きたいご主人の誠実さが、切ないほど伝わってきます。

ここで問題なのは、「苦しめてる本人の私が彼の何を支えれているのか」(支えられているのか、の脱字でしょう)ということです。つまり、あなたが自分の何をもって支えることが出来るかがわからない、ということが最大の問題点だと思うのです。

あなたは、支えることが出来ない、出来ていない、これからも出来ないだろう、むしろ別れたほうがいいのではと考えているようです。

違います。

あなたは支えることが出来ます。
そして、あなたが彼と「居たら今まで人生を大切にしてきた彼が報われない」と考えるのではなく、「彼が報われ」るようにあなたが彼の側にいるべきです。

彼は、愛の証明をした。
今度はあなたが証明する番です。

罪悪感を持てたのは何故ですか。
彼のおかげでしょう。

「こんなに幸せ」と思えたのは何故ですか。
彼のおかげでしょう。

ご主人も人間です。
一本筋を通そうとしても弱気になることもある。
そして、愛情は一人では完成しない。
あなたの協力なしには。

だから、あなたは毎日彼に感謝を伝えましょう。
有難う、と。

私を目覚めさせてくれて有難う。
間違ったのに受け止めてくれて有難う。
私のために苦しんでくれて有難う。
愛してくれて有難う。

肩を落とすのではなく、顔を上げてご主人の目を見てそう言うのです。
あなたが、愛を証明する番だから。

追記
ご返信有り難うございます。
お役に立てて嬉しいです。
支え、支えられて幸せになってください

{{count}}
有り難し
おきもち

釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
このお坊さんを応援する

お互いを思いやりながら分かち合うこと

拝読させて頂きました。
あなたがお苦しみなさっておられること、ご主人が苦しんでおられることを読ませて頂きました。お二人のお苦しみの程がいかばかりかは私には全てはわかりませんけれどもあなたのお気持ちも痛いほどに伝わって参ります。
あなたもご主人様も本当にお互いのことを愛し合っているのだと思います。だからこそ過去のことを受けとめられない、或いは過去のこととして受け流すことが今はできないのかとも思います。
とはいえあなたもご主人様も本当にお互いのことを思いやりながらお気持ちを分かち合っていくことができれば必ず乗り越えることができると思います。
過去は過ぎ去ったことですし、誰しもが間違った生き方や考え方や行動をしてしまうこともあるのです。
それは大なり小なり私達がそれぞれ既に抱えていたりすることです。
間違ってしまった過去に誠実に向き合い心から反省し、これからの未来にはそのような悪しきことをしないようにと心がけていくことが大事です。そして自分や相手の方を心から大切になさっていくことです。
あなたには充分わかっていらっしゃるでしょうけれどもご主人様とのご縁は本当にかけがえのないものですし、その出会いや共にする時間は本当に有難いものですからね。きっとご主人様も心からそう思っておられることでしょう。

ゆっくりと時間を掛けながらどうかお互いのことを思いやり様々なことを心から分かち合っていって下さいね。
あなたとご主人様がこれからもお互いを尊重し合いながら仲良く幸せに生き抜いていかれます様心よりその子にお祈りさせて頂きます。
必ずお二人で乗り越えていけるでしょうし、多くの方々とも大切なご縁を育んでいけるでしょうからね。

{{count}}
有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

おはようございます。

私にとって彼との出会いは人生最大の幸せでもあり最大分岐点でもあると思っています。
過去の自分を断ち切って未来へ進むという生き方も、人を愛して愛されて生きるという選択肢も彼だけが与えてくれたもので
それがどんなに幸せな事かを考えれば考える程自信をなくしていました。

こんな自分が本当に彼と居ていいのか
人生のパートナーとして支え
愛し続ける事が許されるのか。
自分自身を許せていないからだと思います。

ここ最近では感謝よりも後悔と彼に対しての罪悪感が大きくなっていました。

でも私にも彼を支えてあげられる力が、可能性がある限り
自分でも認めてあげられるくらいに精一杯人生の最期まで愛そうと思います。
1人ではその気持ちよりネガティブな自分が勝ってしまっていたので
はっきりと断言していただけて本当に救われました。

壊してしまった事に肩を落とすのじゃなく
だからこそ自分が支えようというスタンスへ少しずつでも切り替えていきます。

勇気を貰えました。ご回答本当にありがとうございます。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ