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自分のことを許せなくなってしまいました回答受付中

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有り難し有り難し 20

以前と同じような内容になってしまいます。
私は女性経験がないのにも関わらず、風俗に行ってしまいました。
そんな自分を許すことができず、永遠と自分を責め続けてしまいます。
過去のことと割り切ることができず、自分を呪ってしまいます。
最低なことをしてしまったという自覚と後悔で苛まれています。
私は元々真面目で、自分なりに誠実に生きてきました。まさか自分が利用するとは微塵にも考えていませんでした。
しかし、あの日だけはいつもの私ではなく、利用してしまいました。
そんな自分を許すことができずにずっとずっと責め続けてしまっています。
そろそろ心が限界が近くなってきました。私自身の許し方を教えてください。また、何かアドバイス等あれば教えていただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。

2025年9月24日 22:02

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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「過去の自分はそのような考え方であった」

拝読させていただきました。

人の過ちを心に背負う"後悔"というものは、成長した人だけに与えられる自己報酬です。成長していなければ、以前と同じ欲に駆られたして同じことを繰り返し続けていくこととなります。

人は生きていく中には、"ん?なにかが違う"と違和感を覚えます。それは「自分らしく生きれていない心境」です。

過去は消えるものでなく、「過去の自分はこんな考え方をしていた時期もあった。でも、その後悔となった機縁により今、二度と同じような自分にはならない。」と言い聞かせることはできると思います。

過去の自分も、今の自分も全部が自分なのですが、仏教では「原因→縁→起こす→結果」の"因果の法則"を絶対とします。
流れゆく日常には、無数のご縁があるので「一瞬の魔がさす心」が後悔の因果を作り出していきます。
その因果の連続性の中で生きる私たちのことを「因果律」といいます。

・悪因悪果
・善因善果

であり、それを決めるのは心の決断力です。それを「自因自果」といいます。

人生をよくしていくには、失敗や後悔もときには必要なのです。それは「良薬は口に苦し」とあるように、過去に起きた原因(トラウマ的な事象)を二度と起こさないための戒めともなるからです。

世の中、後悔しない人はひとりもいないでしょう。
誰も変わってくれない自分の形成し続ける心です。
「自分は今から良くなる。必ず良くなる。」と言い聞かせることと、目標などあれば、ひたすら目標だけを目指して心に戒めを保持しながら実践に移ることが、徐々に良いように変化していきます。

これからですよ。人生というものは。どんなときも。

ご参考程度に。

合掌

2025年9月25日 5:27
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有り難し
おきもち

祈るこころに佛心が宿る。 変化多き時代を生きる私たちにできること、それは正しい道しるべであります。 選択肢が多い世の中になり、何が正解であるのか?すべて正解であります。しかし、人は損得で判断するのでなく、正しいか正しくないかで判断する人間であることを説いていきます。 ※電話相談は受け付けませんので、あらかじめご了承ください。

お気持ち受け止めさせて頂きます

拝読させて頂きました。
あなたは今までも誠実に真面目に生きてきて、ふとした衝動にかられて風俗店にいってしまったことを深く悔やんでおられるのですね。そんな愚かなことをしてしまった自分のことを許すことができずに自分を責めてしまって限界に達してしまったのですね。詳細なあなたのことはわからないですけれども、あなたの、そのお気持ちとてもわかるように感じます。あなたのその辛いお気持ち•苦しみを心よりお察しします。
そうですね、あなたはそのようなことをしてしまった自分を許せないのでしょうね、そんな愚かな考えや行いをしてしまった自分を恥じてけがれてしまったと責めて追い込んでしまっているのでしょう。
そのように感じ考えるのはあなただけではないです。少なからずそう思ってしまう人はいらっしゃいます。
その思いを仏様や神様やあなたのご先祖様に手を合わせ心から告白なさって下さい、あなたのなさったことを省みて心から懺悔なさって下さい。そして仏様や神様やご先祖様に心から謝りましょう。
そしてこれから善き考えや言葉や行いを日々心がけていきましょう、仏様や神様やご先祖様にお誓い下さいね。
仏様や神様やご先祖様はあなたの思いや懺悔や謝罪や誓いを全て優しく受け止めて下さいます、あなたを優しく受け入れお救いなさって下さし、あなたをお許しになって下さいます。
仏様や神様やご先祖様はあなたのことをいつも優しくお見守りなさっていて下さいます。あなたはとても大切な尊い存在なのです。
ですから少しずつあなた自身の心をゆるめてお許しになって下さい、あなたを責めないで下さい。あなたはこれからも沢山の方々とねなご縁に恵まれ沢山の経験を積んで成長なさっていくのです。
あなたが先ず自分を大切になさり、沢山の方々とのご縁に恵まれ皆さんに支えられ様々な出来事や経験を積んでいき、健やかにご成長なさっていきますように、善き考えや言葉や行いを進んでなさり心から豊かな充実した人生を生きることできますように切にお祈りさせて頂きます。そしてあなたを心より応援させて頂きます。至心合掌

2025年9月25日 9:07
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有り難し
おきもち

個別相談可能
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラーメンが有名な処です。)これからも皆様のご質問に対して誠心誠意回答させて頂きたいと存じます。まだまだ修行中の身ですので至らぬ点あろうかとは存じますが共に精進して参りましょうね。お寺にもお気軽に遊びに来てください。
ご相談は朝から午後5時まで受け付けております。 人間関係や恋愛のお悩み、自殺願望、大切な方の死に直面した苦しみなど、どんな内容でも構いません。一人で抱え込まずに、ぜひお辛いお気持ちを吐き出してください。 仏様や神様、ご先祖様は、いつもあなたを見守り、聞いてくださっています。あなたが少しでも穏やかな気持ちになれるお手伝いをさせていただきます。

自分を責める必要は全くありません

独身の健康な男性が自分の稼いだお金で風俗に行くのは、当たり前のことです。
作家の故西村賢太氏は芥川賞受賞の記者会見で、記者から「受賞の報を聞いたとき、何をされていましたか」と聞かれ、「自宅にいて、そろそろ風俗に行こうかなと思っていました」と答えて話題になりました。
風俗に行って後ろめたさを感じなければならないのは、あなたに特定の彼女がいて、彼女を裏切る結果になった場合だけです。
あなたは「最低なことをしてしまった」と後悔されていますが、それは何より、風俗で働く人たちを馬鹿にした発言です。
自分の仕事を他人から「最低なこと」と侮辱されたら、たまったものではありません。
娼婦やそれに類する職業は、歴史の始まりとともに存在してきました。
釈尊が生きていた時代にも多くの娼婦が存在し、中でも商業都市ヴァイシャリーの遊女として地方経済を支え、教団に園林を寄贈し、後に出家して尼僧となったアンバパーリーが有名です。
釈尊は不倫を厳しく戒めていますが、売春については何一つ語っていません。
私は何も、風俗に行くことを奨励しているわけではありません。
あなたに素敵な彼女ができて、心身ともに親しい関係となる方が、もちろん、ずっといいと思っています。
ただし、風俗は汚らしいものであり、真面目で誠実な人間にはふさわしくないという狭量な考え方には、大いに反発を覚えます。
現在二十代半ばのあなたは、これから結婚するまでに何人かの女性とお付き合いすることになるでしょう(もちろん最初の彼女が生涯の伴侶となる可能性もあります)。
そうした女性たちとの交際と同様、今回の風俗体験を頭から否定するのではなく、貴重な思い出の一つとされることを何よりおすすめします。

2025年9月26日 11:03
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有り難し
おきもち

社会人生活を長年送った後、曹洞宗の僧侶となりました。仏教の教えの一つ一つが、かつての私自身の場合がそうだったように、相談者の皆さんの生き辛さの解消につながるものと信じています。愛知県内にご住職のいないお寺がありましたら、ぜひご紹介ください。

質問者からのお礼

法源 様
ご回答ありがとうございます。
"後悔"というものは、成長した人だけに与えられる自己報酬という言葉に少し救われました。
「自分は今から良くなる。必ず良くなる。」という言葉を寝る前やしんどくなったら、唱えてみようと思います。
温かいお言葉をいただき、心より感謝申し上げます。

Kousyo Kuuyo Azuma 様
ご回答ありがとうございます。
仏様や神様、ご先祖様にまず謝ってみようと思います。
少しずつでも心を緩められるように頑張ります。そして、これからは自分をもっと大事にしていきたいと思います。
良き考え・言葉・行いを意識して、毎日過ごしていかけるよう努めていきます。
温かいお言葉をいただき、心より感謝申し上げます。

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