罪悪感との向き合い方回答受付中
仕事で大きなミスを連発してしまいました。
1つ目は自分ではミスしたつもりはなかったのですが、後日ミスしていることが発覚し、そこからクレームになり、上司やそのまた上の上司まで対応させてしまう事態になりました。
そして、また今日別件でミスしていることが発覚しました。
それも自分の確認不足が招いてしまった事態で、先方にとても迷惑をかけてしまいました。
立て続けにミスが発覚し、自分の不甲斐なさと相手に迷惑をかけてしまったという罪悪感がすごいあって、とても苦しいです。
ミスしてしまったことは、反省して次に活かすしかないと頭でわかっているんですが、
迷惑をかけた相手方や助けてくれた上司のことを考えると申し訳なさが強く、気持ちが落ち込みます。
ただ落ち込むことしか、今はできてなくて、
でもこのままではいけないと感じ始めました。
相手に迷惑をかけしまった時の罪悪感との向き合い方や、その心構えというか考え方を知りたいです。
よろしくお願い致します。
お坊さんからの回答 3件
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罪悪感との向き合い方
おもち 様 相談ありがとうございます。
罪悪感との向き合い方ですが、
まずは、落ち込んだ自分の気持ち、心をなだめることがよいでしょう。
リラックスすること、癒されること、心が落ち着くことなど、自分なりの方法で構いません。心身ともになだめることです。
さらに、呼吸法なども取り入れて、心地よい自分のリズムの呼吸を見つけて、それを繰り返して、穏やかな感じを得ることも役に立ちます。
それから、もしあなたの傍に、大親友や恩師などとても信頼している人が居るとしたら、その人はあなたにどんな優しい言葉や態度であなたを慰め励ましてくれるでしょうか?イメージしてみてください。
ゆったりと落ち着いた気持ちでイメージしてみてくださいね。
イメージの中で出てくる、優しい言葉や励まし、さらには勇気づけの言葉をあなたはただそれを受けいれて、心と体に染みわたるようにイメージを広げてみましょう。
何事にも失敗はつきものです。失敗から反省して次にいかすことも大切です。
でも、落ち込んだり、自分を責めたりしても、何かに怒りをぶつけても、恥じることを恐れても、役に立たないことはよくわかると思います。
失敗に向き合う勇気、そして自分を責めずに、自分を寛容に観て、自分に思いやりを向けて、失敗から学んだことを実践していく。
このような穏やかなポジティブ感を持つことが、良い結果につながっていくと思います。参考にしてください。一礼
これからも助け合いながら
拝読させて頂きました。
あなたは仕事でミスをしてしまってとてもショックを受けているのですね、上司やその上司や回りの人達にも迷惑をかけてしまってとても申し訳ないと思っておられるのですね。詳細なあなたのことやミスのことや周りの人達のことはわからないですけど、あなたが深く悔やみ罪悪感にさいなまれ苦しんでおられることはとても伝わってきます。あなたのその辛いお気持ちを心よりお察しします。
仕事ですミスをしてそのように自分を責めてしまい追い込まれてしまうことはありますよね。あなたがそう思って苦しんでいることはとてもわかるように感じます。
私も以前そのような状況の中で独り苦しんだことを思い出します。
あなたがそう思うことは自然なことではありますが、全てあなたのせいだとは限りません。会社や組織として対応しているのですから、あなたは周りの人達と一緒に仕事なさっておられるのですからね。
あなた自身反省なさりミスをしないためにこれから注意を払い心がけていくことも必要でしょうが、他の人達もミスをすることも想定してこれから周りの人達と協力しながら組織として対応なさっていきましょう。
あなたは今も沢山の方々と一緒に助け合い協力しながら仕事なさっていらっしゃるのです。
どうかあまり自分だけを責めすぎないで下さいね。皆さんとお互いを大切に思いやり助け合いましょう。
あなたや皆さんがこれからお互いのことを思いやり助け合いながら改善し成長なさっていかれ、ミスを減らしていき充実してお仕事なさっていくことできますように、あなたがこれからも皆さんと共に健やかに毎日を生きることできますように切に祈っております。そしてあなたを心より応援させて頂きます。至心合掌
罪悪感と向き合うときの心構え
ご相談ありがとうございます。立て続けのミスに苦しんでおられるお気持ち、とてもよく伝わってきました。罪悪感や落ち込みは、真剣に仕事に向き合っている証拠でもあります。それを「感じられる心」を持っていること自体、あなたの誠実さだと思います。
・罪悪感は「責任感」の裏返し
仏教では「懺悔(さんげ)」という言葉があります。過ちを悔い、改める心は、私たちをより成長させる大切な契機とされます。つまり、罪悪感そのものが悪いのではなく、それをどう受け止め、次にどう活かすかが大事なのです。落ち込む心は「誠実に受け止めたい」という願いの裏返し。そこにすでに価値があります。
・向き合い方の工夫
区切りをつける
過去のミスは過去の自分に属します。未来の自分は、それを材料に「より丁寧に確認する」「報告の仕方を工夫する」など、改善を積み重ねていく存在です。仏教でいう「無常」は、どんな出来事もとどまらず変わっていくこと。ミスもまた、永遠に続くのではなく、次の成長に変えられるものです。
「迷惑をかける」のは人の常
私たちは生きている限り、誰かに迷惑をかけ、また誰かに助けられて生きています。親も子も友人も、すべては「持ちつ持たれつ」の関係です。ご上司や相手方に迷惑をかけてしまったことは事実ですが、それは「自分だけが特別にダメだから」ではなく、「人が生きて働く上で必ず起こることの一つ」とも言えます。
感謝に変える
「迷惑をかけてしまった」と思う気持ちを「助けてもらえた」「共に対応してくれた」と感謝に変えてみてください。その気持ちが次の誠実な行動につながります。
・結びに
罪悪感を感じるあなたは決して弱いのではなく、むしろ誠実で責任感がある証拠です。大切なのは、そこにとどまらず、次への一歩に変えること。落ち込みは自然なことですが、その落ち込みさえ「誠実な心の証」と受け止めることで、必ず力に変わります。
どうか「私は迷惑をかけてはいけない存在」ではなく、「迷惑をかけながらも、それを通して学び、共に歩んでいける存在」と思ってみてください。そこから、心は少しずつ軽くなっていくはずです。
合掌