将来の不安と嫉妬、私には子宮がありません
はじめまして、初めて投稿させて頂きます。ハヅキと申します。タイトル通り、私には生まれつき子宮がありません。
それに気づいたのは、高校生の時で当時、生理が来ない私を心配して付き添いの母と一緒にレディースクリニックに行った事がきっかけでした。
その時は、友達の様に生理の苦しみがないんだと逆にラッキーであるかの様にさえ感じました。
しかし、今になって友達に彼氏が出来たり、将来結婚したい、子どもがほしい等の様な将来についての幸せの話を聞くと私の心の中にわだかまりの様なぐつぐつとした感情が出てくる様になりました。
表では「本当だね、そうだね」と笑顔に言えるのですが、心の中では、私には子宮がないので、もし、彼氏が出来て結婚できても、子どもが産めない事をカミングアウトしないと時が来ると思うと将来に希望が持てず、また、男性と仲良くなる事も避け、友達とその様な将来の話をする事も辛く思う様になりました。
普通の幸せを全うできない自分の身体が憎い。普通の幸せを全うできる友達を心から応援する事ができない自分が辛い。
これから先、生きる上で私は何の為に生きていけば良いのか。親が死んだら私はずっと1人ではないのか。
今までは考えない様にしていた事が、このコロナ禍も相まって自分の将来の事を考える機会が増え、鬱々とした状態が続いてしんどいです。
人は何を目的に何の為に生きるのでしょうか。今の私には目的も希望もありません。
自分に得られないものを得る事ができる友達が羨ましくて仕方ないのです。
親や祖母は、将来の医療が発達して助けてくれるとか、結婚しない人が増えているとか、結婚だけじゃなくて仕事や趣味を生きがいにすれば良いと言いますがそんなの慰めにもなりません。
普通の子どもを産める身体で生まれ、幸せを全うできる人に私の何がわかるんだと思う気持ちになります。そう思う事自体しんどいです。
私は何を生きがいに生きれば良いのでしょうか。こういった嫉妬心はいつか消えるのでしょうか?
周りの人達にはとてもじゃありませんが相談できないので、こちらで相談させて頂きました。
乱雑な文章で申し訳ございません。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたは、あなたのままで生きていけます…
男性の私が何かあなたに申すことが出来るのかどうかは分かりません…でも、あえて一言申させて頂きます。
そもそも、男性は父親になることは出来るかも知れませんが、出産することは出来ません。ふざけた回答と受け流さないで下さい…これは事実です。
その上で、私は男性として出産することが出来ないまま死んでいきます。あなたは今現在の医学では出産することはかなり難しく、出産することなく死んでいくのかも知れません。
これは事実です…事実は曲げられず、変えられません。
だから、あなたはあなたとしてあなたの人生を生きるのです。それしか道はありません。
そして、それはあなただけではありません…皆がそうです。
結婚して喜びの中で出産した我が子を殺め、また我が子に生命奪われる親。
出産した子に障がいがあったため、その事実を受け入れられず、日々一緒に命を絶つことを考え続けている親。
結婚したけれど夫に不妊の原因があって子に恵まれず、日々煩悶し続ける妻。
出産したけれど、本当に短い命で人生を終えた我が子を思い、涙を流し続ける親。
結婚に憧れ、結婚すればきっと幸せな家庭が、暮らしが手に入ると思い続ける多くの男女。
…随分、書き連ねました。差別的な表現と受け取られましたら、深くお詫び申し上げます。
そんな皆が毎日を懸命に生きています。
この世は不公平・不平等じゃないか!…そんな我が心の叫びを、仏様は聞き逃しませんでした。
そして御慈悲により、仏智に依り、その答えを私達に与えて下さいました。
それが「私を浄土の仏とせしめる」ことなのです。
この世のすべての苦悩の解決には、煩悩を滅することしかありません。そしてそれは生身の自分自身では無理なのです。だから苦悩からの解放は命終わりて後に浄土で…となります。
今は、我は苦悩を抱いて生きるしかない…そんな私を案じて仏様が寄り添い続けて下さいます。
あなたの苦悩はあなたのもの…でも、あなた一人で抱え込む必要はありません。
優しい御家族に、このハスノハに、そして仏様にぶちまけて下さい。
その上できっとあなたは、あなたとして生きていけます。
なぜなら世の多くのお方が様々な苦悩を抱きながらも、必死に生きているからです。私もそうです。
どうか、くれぐれも御身御大切にお過ごし下さい…。
質問者からのお礼
ご丁寧なご返信ありがとうございます。
結婚し子どもを産むという女性として当たり前の事ができないという不安と劣等感。それが出来るであろう友人への嫉妬心がずっと心の中にありましたが(今も完全にその気持ちがなくなった訳ではありませんが‥)、
様々な境遇の方のお話やあなたはあなたのまま生きていけるというお言葉を頂き、私は私で良いんだと重い肩の荷が少し降りた気がします。
自分のこの苦悩は生きている間、嫌でも付き纏い、逃げたくとも向かい合っていかなければならない変えれない事実なのだと思いますが、自分なりに、自分なりの生き方や幸せを模索出来たらと思います。
そして、また心が重くなった時には、親であったり、ハスノハさん、相談できる人に心の内を吐き出せたらと思います。
長々とした相談に親身にご対応して頂き、また、ご参考になるお言葉ありがとうございました。