父は私を忘れたいでしょうか？
回答 2
有り難し 4失礼します。いつもハスノハを拝見させて頂き勉強させてもらっております。ありがとうございます。今回初めて質問させて頂きます。どうぞ宜しくお願い致します。
最近父が癌で死にました。
家族に対し離婚・借金・浮気など全ての悪事を働いた父ですが死が迫り、また死んだ後は母・兄・私からたくさんの涙をさらい49日までの7日ごとの日には家族で集まり父の好物を一緒に食べ弔うなど結局は大切にされています。(最後父には彼女がいて、彼女からも大切にされています笑)
そんな父ですが本当に子供の頃が幸せだったのでしょう、小さい頃読んでいたマンガ本やYouTubeの履歴ではゴジラなど最後の最後まで身近には子供の頃慣れ親しんだもので有りふれていました。
私は今、心を込めて後飾りの世話をし日々父に語りかけているのですがある日ふと思ったのです。「父は子供の頃が一番幸せだったから、死んだ今、天国では子供の頃に戻れているのかな？ならば父からすれば私のことは『誰？』みたいな存在になっていて私からや私たち家族からの供養はむず痒く感じているのかな？」と。
教えてください、父は今私を必要とはしていないのでしょうか？だから一向に、私の枕元に立ってくれないのでしょうか？
また父は私たち家族をもう思ってはくれないのでしょうか？
そんなことはありません！笑
と回答がきてしまいそうなバカな質問だということは承知の上ですが大まじめです。
宜しくお願い致します。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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忘れることはありません。
まあぼうさんのお悩みお察し申し上げます。
又、お父様のご冥福をお祈り申し上げます。
まあぼうさんが思うように、お父様も思っているとお思いください。
たしかに、家族に対しは離婚・借金・浮気など迷惑を掛けたと？思っているとは思います。でも新たに彼女まで作ったのですから、それはそれで楽しんだ人生だったのでしょう。皆さんも生前中は大変ご苦労をされたのでしょうけど、しかし、49日まで7日ごとに皆さんが集まっての弔い。これはこれで皆さんにとってもお父様にとっても意味のあったことでしょう。
まあぼうさんとお父様の関係は、生前中も死後も変わりません。それはお互いにどのような思いを持っていたかです。例えば恨み、憎しみ、許せないことなど。反対に、感謝やわだかまりのない気持ちなど、すべてが今も通じています。
それは、家族個々に違うお父様との関係となります。
いくら子供の頃が云々でも、それはそれでお父様ご自身の人生のことです。又、この世で新たに作り上げてきた人生での出会い、お母さまや皆さんも含め、それはそれでのことです。まあぼうさんがお父様を忘れないと同じく、お父様も忘れることはありません。
これからもそうですので、いい点は真似をして、そうでない点は反面教師し人生を歩んでください。
~追伸～
そのような経緯があったのですね。でも、それは仕方ないことでしたので、今は納得されれいると思います。まずは、ご安心して、まあぼうさんの幸せを築いてください。それが親孝行であり供養でもあります。
お父様はいつも見守っています
拝読させて頂きました。
お父様のことがとても気になるのですね。あなたにとってお父様はとても深いご縁のかたですからね。あなたのお気持ちを心よりお察しします。
お父様が仏様に導かれ心安らかになります様仏様にお願いし、心を込めてご供養申し上げます。至心合掌 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
お父様は仏様に導かれて沢山のご先祖様方に優しく迎えられて、心から安心なさりご先祖様方と一緒に清らかにご成仏なさります。そしてこれからもあなたやご家族の皆さんをいつも優しく見守っていて下さいます。
お父様とあなたやご家族の皆様とのご縁はこれからもずっと永遠に続いていくのです。お父様はいつでもどこでもどんな状況でもあなたやご家族の皆様を片時も忘れることなく見守り続けていて下さいます。
あなたやご家族の皆様が悲しい時には傍で寄り添って慰めて下さいます、あなたやご家族の皆様が嬉しい時には傍で共にお喜びなさって下さいますよ。
あなたの思いをどうかお父様に手を合わせてありのままお伝えなさって下さいね、お父様はいつもあなたの思いを優しく受けとめて下さいますからね。
あなたやご家族の皆様がこれからもお父様とのご縁を大切になさり、お父様に見守られながら皆様共に仲良くお互いを思いやり、心豊かに幸せに生き抜いていかれます様心よりお父様にお祈りさせて頂きますね。
質問者からのお礼
父は最後の頃になって、彼女さんが身体を悪くし介護が出来なくなってしまったのでやむなく強制入院になってしまいました。病気による精神状態の悪化に加え認知症の症状も現れる中で「帰りたい、帰してくれ、病院から出してくれ、頼む、頼む」と泣きながら怒りながらずっと私に連絡をしてきていたのですが出て行った父の戻るところは彼女の家しかなかったため、私は父の魂の望みを聞いてあげることができませんでした。緊急事態宣言下のため面会は禁止。結局父は最後1人で逝ってしまったのです。
私は父に恨まれているかもなと思い、その思いから苦し紛れに、死んで父が一番幸せだった子供の頃に戻れていたらいいなと考えるようになったのです。でもそうしたら私の存在は消えてしまうのかと思い悲しくなってしまって…
父は私や家族に不義理をしましたが私は大好きでした。父とこの世で出会えて良かったです。お坊様、お言葉をかけて下さりありがとうございました。
