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縁を切りたいです

回答数回答 2
有り難し有り難し 25

私の家は父親が働いていません
3.4年前から仕事に行かなくなりました
家にずっと居り、携帯をいじり家の事は何もしません
私と母のお金で生活しています

母は離婚したいが、行政も動いてくれず父方の祖父母も非協力的でなかなか離婚出来ません
話し合いと言ってもモラハラ父親ですので暴れるのではと思っています

離婚した時は縁を切りたいと考えています
キレた理由もわからないまま謝ったり、大声で怒鳴られたり、物を投げられたり
私に恐怖心を植え付けた父親とは2度と関わりたくないからです
私の人生を滅茶苦茶にした父親は許せません、殺意さえ芽生えてくる時があります

親と縁を切りたいと思う事はおかしいでしょうか


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

手順を踏んで人生を取り戻しましょう

こんにちは。

「親と縁を切りたいと思う事はおかしいでしょうか」とお尋ねです。

まず、誤解を与えないためにも前提として申しますが、「親と縁を切りたい」としても法律的には出来ないようです。以下は、弁護士さんの見解です。

親子の縁を切るという法律はありません
https://www.midorisogo-law.com/cont14/page1.html

ただ、あなたはこの先「モラハラ父親」と生活するのを何とか回避したいのですよね。そのお気持ちは分かります。「モラハラ」というより「大声で怒鳴られたり、物を投げられたり」「恐怖心を植え付けた」という精神的威圧が加えられているところからは、もはやDV(に近い)なのでは思います(頻度にもよると思いますが)。

お父さんは、「仕事に行かなくな」ったのは、身体的精神的に何らかの病気を抱えたからではないのですよね。心身ともに健康だけど働いていない、という状況なのだと察します。これは、経済的DVになる可能性があります。以下は、弁護士さんの見解です。

経済的DVとは
https://vs-group.jp/lawyer/ricon/1503.html

夫婦には、互いに経済的に助け合う生活扶助義務がある。経済的DVの状況はこの義務に違反していることとなり、法律で認められた離婚原因の一つである「悪意の遺棄」に該当する可能性がある。悪意の遺棄というのは、夫婦の義務である「同居・協力・扶助」を守らないことである。

とのことでした。
精神的、経済的DVを理由に離婚をすすめることは十分可能性のあることだと思います。

「母は離婚したいが、行政も動いてくれず」とありますが、離婚に関しては「行政」の積極的関与はむずしいでしょう。弁護士さんの無料相談窓口がありますので、頼ってみて下さい。

法テラス
https://www.houterasu.or.jp/

冒頭に、法的に親子関係を無くす方法はないと言いましたが、これは法律的な問題で、事実上では扶養をできるだけしないようにすることも可能なようです。離婚して、世帯を別にして接触の機会をなくすことも可能でしょう。お母さんと、あなたの人生を守り、取り戻すためにも、まず弁護士さんに相談することから始めてはいかがでしょうか。

お大事に。

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釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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切りたくても切れない

私は、義父がそういう人でした。
一つの経験として回答(体験談)させて頂きたいと思います。
まず、この問題はお母さんがどのくらい強い気持ちがあるのかにかかってきます。
親子ではなく、彼氏彼女の関係が一番です…悲しいけれど、私達は「男」と「女」であり、子どもは介入出来ないと私は学びました。
子どもへの不安より、一人の男性を独りにする方が不安なんだろうと思います。
子どもには、親なりに伝えてきたから分かってくれる…だけど、この人は他人だから私が側にいないとダメになる、だから離婚出来ない。
離婚出来ない理由は、これとこれと…と探すんです。
男女関係より、親子を選ばない限り、お母さんと貴女の望むようにはなりません。
私自身、親になって思いますが、親は勝手です。「家庭」という居場所をコントロール出来るから善悪を決められます。
正解は分かりません…私の経験は、母親に「離婚しないと命が危ない」と何度も伝えました。母親は「でも…だって」を繰り返して、ただ殴られていました。逃げれたのに。
数十年後、DV夫は病気で亡くなり、それから母と娘の関係が復活しました(^_^;)
親子だから、やり直せることを夫婦では難しいから、お母様も強く出られないのかもしれません。
親子でも「母親の女の部分」は分かりたくないと私は思います。
女として決意しなければいけないことに悩むよりかは、貴女の立場をしっかり伝えて、独立する(どんな返答があっても)意志がないと、堂々巡りです。
「仕方がないけど、こんな生活は嫌だ」ではなく「何もいらないから、ここから逃げたい」という意志がないと、絶対に逃げられません。

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おきもち

普通のOLから、結婚をきっかけに仏教に興味を抱きお坊さんになりました。 ...
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質問者からのお礼

ありがとうございます
早く気が休まる生活を取り戻したいと思います

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ