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食べれない。

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逆流性食道炎になってから食べたい物(甘い物やしょっぱい物など)が食べれなくなり、消化の良いもの(お粥やうどんなど)ばかり食べています。

そのせいで、体重は8キロほど落ちて40キロ台まで落ちてしまいました。

家族が美味しいそうな食べ物を食べていると、自分だけ食べれないのでイライラしたり自己嫌悪に陥ります。

食べるものや量が多いと具合が悪くなるし、食べるものは少なく味の薄いものしか食べられない。

食べたい気持ちを抑えるのがこんなに辛いと思いませんでした。

どのような気持ちでいれば辛くないでしょうか。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

グルメ本を見ながら口をもぐもぐさせる

 拝読しまして、うわぁ!かわいそう。と思わず声が出てしまいました。
 そういえば以前、逆流性食道炎の方の相談を受けたなぁ、と思ったら、同じ方でしたね。大変な事になってしまいましたね。

 うまくいくかどうかわかりませんが、私の体験から...
 私は18歳の時に胃の大きな手術をしまして、一ヶ月間ほど、一切口からものを食べず、点滴の生活をしていた事があります。その後、どろどろの流動食を半月ほど飲みました。
 その頃の私は、ずっと食べ物の本ばかり見ていました。今でいう「グルメ本」です。この本を見ながら口をもぐもぐさせていました。逆に食べたい衝動になるような気がしますが、私はそれで満足していました。うまくいくかな?試してみて下さい。

 栄養分が足りないと感じているようでしたら、お医者さんに相談してみて下さい。栄養満点の流動食があります。私が飲んでいた25年前はとてもまずかったですが、今はおいしくなっているかもしれません。
 またお医者さんから処方された薬をきちんと飲んで、「きっと治る」と信じましょう。前回も書きましたが、「この病気を早くなんとかやっつけて」などと病気に固執せず、ゆったりした気持ちで治療しましょう。

 お大事にしてください。
 私も「グルメ本を見て口をもぐもぐさせる作戦」でダイエットをはじめてみようかな。

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有り難し
おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoha回答僧登録。 好きな言葉は「和顔愛語」。和やかな顔と思いやりの言葉という意味です。曹洞宗開祖道元禅師は、愛語には世界を一変させる力があると仰っています。回答には厳しい言葉を入れることもありますが、相手を思いやる気持ちがあってこその言葉と捉え、受け止めていただきたいです。 ※質問の答えについて、話の大筋は変えませんが、投稿してから誤字脱字を直したり、内容をよりわかりやすくするため、若干加筆修正することがあります。ご了承ください。 ※「お礼」は必ず拝読していますが、それに対して回答の追記は原則しないことにしています。ご了承ください。 ・回答する件数は減っていますが、ほぼ全ての質問とつぶやきに目を通しています。
話すのが苦手なので、原則不可とさせていただいています。どうしても!という場合は運営さんに問い合わせてみてね。

どのような気持ちでいれば辛くないでしょうか。

辛いことを辛いまま安心することです。
ぼくも辛い

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

光禪様、有り難しありがとうございます。

美味しい料理が食べれるというのは、本当に素晴らしい事なんだなってつくづく思い知らされました。
私はまだ、味が薄くても少ない量でも、口から食べれる事は幸せなことなんだと知る事ができました。
本当に食べれない人からしたら、すごく幸せな悩みですよね。
反省しなければいけません。

グルメ本を見てエア食事は思い浮かばなかったです。
テレビのグルメ特集を見ると切なくなっていたのですが、逆手にとって味を想像してもぐもぐするというのも楽しいかもと思いました。
治った時に、食べたいものに思いをはせようと思えてきました。

流動食は今度、通院の時に先生に相談してみます。

児玉龍典様、有り難しありがとうございます。

辛いままというのは辛いですね。
私にはまだ悟れなさそうです。
いつかその意味を悟れるように努力してみます。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ