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病気ばかりで自分の人生が駄目になった

回答数回答 2
有り難し有り難し 23

病気ばかりで自分の人生が駄目になってしまった感じがします。

以前も同じような質問しましたが
もう1回させていただきます。

その節はありがとうございました。

大げさなのはわかっているのですが、色んな病気になってしまって
毎日苦しくなりました。

いつも鬱々と暮らしています。

悩んでいる病気が3つあります。

・突発性難聴
・酒さ
・甲状腺の腫瘍(良性)

難聴はある程度聴力は回復したのですが、キーンという耳鳴りが残ってしまいました。
眠れるし日常生活は送れていますが、いつも耳鳴りがあるので
苦しくなりました。

酒さは皮膚科でレーザー治療を受けて、大分良くなりました。
赤みは少しあるのですが、ぱっと見は赤ら顔でなくなってきました。

難聴と酒さで悩んでいたときに偶然に甲状腺の腫瘍が見つかりました。
良性だったので、経過観察になりました。
安心はしたのですが、精神的に良性でも手術する可能性があるので
不安があります。
医師に診てもらう以外にできることがないのですが。

難聴と酒さは何年か前の離婚した時期に発症しました。
離婚のストレスだけではないと思うのですが、結婚しなければ
この病気にはならなかったのではという思いが強いです。

何年も経過しているのに、昨日のごとく思っています。
自分が悪いこともわかっていますが、損したなという気持ちが
強いです。

思い出し怒りみたいな状態です。

酒さは大分良くなりましたが、難聴は病院だけではなくて
鍼灸や整体にも通いましたが、回復しませんでした。

いま、仕事も調子が悪くてプライベートも仕事も駄目になってしまって
毎日苦しいです。

自分より大きな病気の方もいるのはわかっていますが
毎日苦しい日々です。

漠然として、命には影響ないとわかっているのですが
人生駄目になったなと感じています。

誰かに相談したくて、トビを立てました。

読んでいただいてありがとうございました。

2025年7月31日 19:03

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

向き合っていくことに同じ仲間がいたらきっと心強い。

前回の質問も読ませてもらいました。
病が自分の人生に影を落としたようで、何をしていても気持ちが晴れないですよね…。
どこかで、何かが違っていたら、こんな状況に苦しまずに済んだのではないかと、どうしても悔いてしまいますよね。

私は日頃、聴覚障害者の方のサポートをしていますが、耳鳴りに苦しい思いをしていることは、なかなか周りには理解されず、気づかれないが故に孤独を感じてしまいがちですよね。ずっと付き纏うストレスに、気分も滅入ってしまいますよね。

治すというよりも、付き合っていく段階にあるのかもしれません。受け止めるということ、つまりそれは絶望のように思うかもしれませんが、向き合っていくことに同じ仲間がいたらきっと心強いと思いますよ。
 
中途失聴や難聴者の方のサークルもあります。私も参加しているのですがね。皆で筆談や手話、その他 伝えるコミュニケーションは様々であり、失われたものばかりでなく、豊かな表現の世界があるのだなと、教わることもたくさんあります。

他の病も、同じような立場にいらっしゃる方がおいででしょう。先の見えない状況は、不安になりやすい。だからこそ、繋がりが支えにもなってきます。焦らずに、身体を労わってくださいね。

2025年8月1日 9:07
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有り難し
おきもち

個別相談可能
はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として、慌ただしく過ごしております。 ◆ゲートキーパー ご相談 駆け込み寺 (訪問は要予約。まずはメールでお問い合わせください) ◆ビハーラ僧、終末期ターミナルケア、看取り、グリーフケア、希死念慮、自死、産前産後うつ、育児、DV、デートDV、トラウマ、PTSD、傾聴トレーナー、手話、要約筆記、行政相談員、小学校 中学校支援員としても、ケアサポートをしています。 ◆一般社団法人『グリーフケアともしび』理事長 【ともしび遺族会】運営 毎月 第1金・昼夜2回開催(大阪駅前第3ビル) 14:00〜,18:00〜 お問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com *この活動は皆さまのご支援により支えられております。ご協力をよろしくお願いします。 ゆうちょ銀行 口座番号 普通408-6452769 一般社団法人グリーフケアともしび ◆『ビハーラサロン おしゃべりカフェひだまり』 ビハーラ和歌山代表 居場所運営 問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com ◆GEはしもとサピュイエ 所属 (Gender Equality 誰もが自分らしく生きることができる社会をめざして)DV・女性支援 ◆認定NPO京都自死自殺相談センターSotto 元グリーフサポート委員長(2018〜2024) ◆保育士.幼稚園教諭.小学校教諭. レクリエーションインストラクター.中学校DV授業 10年間 保育 教育の現場で 総主任として勤めた経験も生かしつつ、お話できることがあれば 幸いです。 いつも あなたとともに。南無阿弥陀仏 ここでは、宗旨を問いません。 まずは、ひとりで抱え込まないで。 来寺お問い合わせは⬇️こちらから miehimeyo@gmail.com ※時間を割いて、あなたに向き合っています。 ですので、過去の質問へのお返事がない方には、応えていません。お礼回答がある方を優先しています。 懇志応援も宜しくお願いします。 ※個別相談は、hasunohaオンライン相談より受け付けています。お寺への いきなりの電話相談は受け付けておりません。また夜中や早朝の電話もご遠慮ください。 法務を優先させてください。
午後から夜の時間帯は都合がつきやすいです。 ◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。 言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。 ◆自死で大切な人を亡くされたり、死別により 死が受け入れられなかったり、心の整理がつかない方へ。30分ずつでも、オンラインで定期的に気持ちに向き合っていきませんか。吐露したり泣ける時間も、大事なグリーフケア 。 ◆個別電話ってドキドキして勇気のいることだけれど、声が届くから、聞こえてくるから、ちゃんと繋がっているようで、そばにいるように安心出来ることもあります。 ◆ 終末期ターミナルケア、看取り、希死念慮、自死、グリーフケア、トラウマ、PTSD、子育て、産前産後うつ、不妊、傾聴、手話、要約筆記者 としても、サポート ◆出来るだけ希望時間にお応えしたいと思いますが、午前中は毎日 法務があります。 (相談は、hasunohaオンライン相談より受付下さい。お寺へのいきなりの電話相談は受けていません。法務が優先なので) ◆一人で悩まないで。待っていますね(﹡´◡`﹡ )

壊れたように見える日々にも、まだ“縁起”は息づいている

文を読ませていただき、あなたがどれほど深い苦しみのなかで、静かに、けれど必死に生きてこられたかが胸に沁みました。

耳鳴り、肌の炎症、甲状腺の不安、そして離婚
それぞれの出来事が、まるで波のように押し寄せ、心と体の地盤を揺らし続けてきたのですね。今、「人生が駄目になってしまった」と感じるのも無理はありません。

でも、仏教で語られる「縁起」という言葉をご存じでしょうか。これは「すべての物事は、因と縁によって成り立ち、常に変化している」という教えです。あなたがいま抱えている苦しみも、固定されたものではなく、変化し得るものです。つまり、「この苦しみも、ずっとこのままではない」ということ。

また、「無常」という言葉もあります。人生において思い通りにならないことや、報われない想いは、誰にでも起こります。それでも、仏教では「無常だからこそ、一瞬一瞬がかけがえのないもの」と説かれます。

あなたが「病院にも通った」「鍼灸にも行った」「皮膚科にも通った」「誰かに相談したいと思った」
それは、まさに“今ここを生きる力”そのものです。仏教でいう「精進」の姿です。

たしかに、耳鳴りはまだ残っているし、心は晴れきらない。けれど、「今の自分ができることを尽くす」その姿勢が、仏教で大切にされる“行(ぎょう)”の積み重ねであり、あなたの人生が壊れていない証でもあると思います。

「損した」と感じる心には、「苦諦(くたい)」の真理があります。人生は思うようにいかない、その現実に気づけているあなたの感受性が、むしろとても尊いのです。

願わくば、この言葉が少しでも、あなたの心にそっと坐(すわ)ってくれますように。
まだ、あなたの人生には、“まだ見ぬ縁”が息づいています。壊れたように見えても、あなたという存在そのものは、壊れてなどいません。
合掌。

2025年8月1日 13:34
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有り難し
おきもち

個別相談可能
仏教×対話×ビジネス。僧侶・理学療法士・プロファシリテーター。整うコンサルタント。仏教と対話で導く、リーダーのための内省と再構築。ビジネスという営みを通じて、人が本音と出会い、本来の個性で生きる場をひらいています。 ※お坊さん回答の中に「鈴木光浄」がおりますが当初諸事情がございまして私が回答したものでございます。そちらもあわせてご参照ください
職業柄、人生相談はこれまで多数受けてきました。 ぜひご自身の本音を出してください。向き合ってください。 私は伴走させていただきます。 理学療法士でありますので、これまで急性期から終末期まで患者さんを担当。 町の診療所から在宅までキャリアを築く。 2歳から108歳まで患者さん担当。 カウンセラー、コーチ、コンサルタントでもありますので メンタルヘルスから新規事業、マネジメントまで相談対応可能。 ビジョンワークはライフワーク。

質問者からのお礼

中田 三恵様

ご回答頂き、ありがとうございます。
同じ境遇の方の話を聞くと、気持ちは晴れますね。
私の場合は、聴力は幸い異常がないのですが
耳鳴りだけなのですよね。

それでも辛いのですが、していないときもあるので
軽度なのかなという感じもします。

医師からも言われたのですが、完治はしないので
上手く付き合っていかなければいけないとは思っています。

病気をきっかけにして、健康管理に注意できればなとは思います。
失ったことより良いところを見つけた方が楽ですから。

ただ、正直なかなか気持ちの切り替えが難しいですが・・・
そんなときは回答を読まさせていただきます。

また相談するかもしれませんが。

お忙しいなか、ありがとうございました。

鈴木 秀彰様

ご回答頂きありがとうございました。

できることをやりつくすというのは大切ですね。
実際に病気はやりつくした感があるので、できることないのです。
中田様の回答にある同じ境遇の方はやれていないので
それはあると思いますが、通院や治療は日々やっているので。

いつかは変化しますよね。
難聴も耳鳴り以外は回復したし、腫瘍も良性の可能性が高いので経過観察になりました。
酒さもレーザーで赤みをひいてきたので、状況は変わっています。

アップアップという感じなんです、毎日の生活が。
病気は仕事と関係ないことなのですが、余裕がない感じですね。

冷静さを保ちながらやっていきます。
お忙しい中本当にありがとうございました。

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