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離婚の迷い

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有り難し有り難し 6

はじめまして。
今、私は離婚をしようとしています。
ただそれが果たして本当にいいのか、迷っています。
離婚をしようと思ったきっかけは、夫からのモラハラ行為でした。海外旅行で数回置き去りにされたり、特に多いのは無視で週に2.3日は機嫌が悪くなり部屋に閉じこもったり、玄関先で寝たり、外へ行かれたりと、機嫌が悪い間中私は胸の動悸やもうミスをしないようにしなくては、と思って過ごしていくうちに夫に対し何も言えなくなってしまいました。
例えば電気を消してほしい、も言えなくなりました。
物にあたったり、罵られたり、舌打ちやため息など、とにかく威圧的で耐えられなくなり家出をしました。その時に今まで辛かったことや離婚したい気持ちを初めて伝えましたが、変わるからもう一度だけ頑張らせてと言われ、約束と期限を決めて信じ見ていました。
期限が来ても一向に夫からの報告なく、約束はどうなったのか数日後私からきいてみると、約束の内容を忘れていたり、期限を自分の中で変えたと言われ呆れました。夫はその約束は守れませんでした。その後約束が守れなかったら離婚と言っていたことを伝えると、逆ギレし話し合いは平行線のまま、今まで以上の酷いこともいわれました。その結果私は離婚の決意が強くなりました。ですが次の日には優しく理解あることを伝えてくれたり、もしかして今回こそ夫も変わるのかもと思ってしまいます。周りに相談しても誰しもが絶対に離婚をした方がいいよとアドバイスをくれます。
合意もらえてないまま話し合いは続き、ある日夫の両親も交え4人で話し合うことになりました。2人での話し合いのときは、絶対に何十年経ってでも離婚しないからと言われていましたが、結果、離婚届けにサインも押印もしてもらえ私の手元に持っておくことも許されました。
これで自由になれるんだ。と、楽になった気持ちと、夫のことチャンスをあげた方がいいのか、子どももいて離婚は今後後悔しないのだろうかと不安な気持ちもあります。

実家の衛生が悪いから子どもが病気なるぞ、なんで子どもが貧困家庭で育たなくてはいけないんだ、養育費は払わないからな、書き出したらキリがないですが、酷いことを言われ会社も辞めると言って休み出しました。今後も信用できるかわかりません。
ですが離婚が正しいのかもわかりません。
どうすればこの気持ちはすっきりするのでしょうか。教えてください。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

先ずは専門家に相談する

こんにちは。

離婚届が整って「楽になった気持ちと、夫のことチャンスをあげた方がいいのか、子どももいて離婚は今後後悔しないのだろうかと不安な気持ち」という複雑な御心境のようです。ご主人に「チャンス」をとも考えられているようなので、一つ提案としては心療内科等の専門家に相談するのいかがでしょう。

ここからは、全くの素人の意見ですので、専門家に相談してから判断して下さい。
あくまで切っ掛けとして考えてもらえたら、という趣旨で書きます。

ご主人の「物にあたったり、罵られたり、舌打ちやため息など、とにかく威圧的」というところは、怒りのコントロール、アンガーコントロールの対処が必要かもしれません。

一方、ご主人は主に「機嫌が悪い」という問題があるようです。
これは、気分変調性障害という可能性はないでしょうか。

心療内科のHPには、次のようにあります。

「気分変調(ディスチミア)」とは、通常から偏った気分異常で、広義には爽快、抑うつを含むあらゆる気分の変化を指し、狭義には、刺激的で不機嫌な「気分不快(ディスフォリア)」を指します。

https://ipt-clinic.com/column/%E3%80%8C%E6%B0%97%E5%88%86%E5%A4%89%E8%AA%BF%E6%80%A7%E9%9A%9C%E5%AE%B3%EF%BC%8F%E6%8C%81%E7%B6%9A%E6%80%A7%E6%8A%91%E3%81%86%E3%81%A4%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E3%80%8D%E3%81%AE%E6%B7%B7%E4%B9%B1-2

つまり、不機嫌な自分、「刺激的」に反応する、これをコントロールできない問題を抱えている、ということです。

ご主人の様子からして、ご自分で問題点に気付き克服するのは難しそうです。
もしかすると仕事の忙しさに耐えかね、抑うつ的な心理状況になり、上記のような状態になっていることも考えられます。
また、既に夫婦の間で力関係が出来てしまっている状態で、あなたがご主人と一対一で解決を導くことも難しいと感じます。

ここは、専門家の力を借りて、ご主人が前向きに取り組む姿勢を見せ、継続するかどうかを見て次の一手を考慮しても良いように思えます。

ご参考まで。

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