生き物と自分の心の制御
7年前に亡くなったペット(犬)と自分の心についての御相談です。
ミルクは16歳で亡くなりました。
元々、動物が好きで、ミルクが小さい頃からとても可愛いがっていましました。
お互い深く心が通じあっていたと思います。
時が過ぎて、ミルクが亡くなる2年位前、私自身が病気になり入院をしました。
退院後は、しばらく朦朧とした感じもありましたが、日に日に身体は元気になりました。ただ、同時期に家族の死や悲しい事が重なり精神的に辛い時期でもありました。
そんな時になんとなく気晴らし読んだ昭和の漫画が非常に残酷な描写で動物を虐めるようなシーンもあり、ショックを受けると共に私の中に漫画の内容がすっと入ってしまったようになりました。
漫画のせいにして言い訳になりますが、それから暫く、漫画の登場人物達のような残酷な自分になる事を抑える事が出来ず、近くにいるあんなに可愛いがっていたミルクに酷い事をしてしまいました。
今も思い出す度に申し訳ない気持ちと恐ろしさで胸が苦しくなります。
動物を虐待する人に強い憤りを感じていた自分がそんな事をするなんて自分自身も信用できず、ミルクも信頼していた私の突然の変化にどれだけ悲しかったかと思います。
私が徐々に元に戻っても、ミルクが前のように心の奥底から打ち解ける事はなくなったように感じました。
16歳で老衰し亡くなりましが、本当は、もっと無邪気に元気に長生きしたと思います。とても性格の良い子でした。
最後亡くなる直前に私の頬を舐めてくれ、一瞬、かつての関係に戻った気がしました。自分のした事に後悔の気持ちでいっぱいになりました。
私は今も動物が大好きで、みんなに幸せになって欲しいと思います。そして、動物と一緒にいる時に私も深い幸せを感じます。
ですが、一方、あれ以降そのような行為をした事はありませんが、自分に深い闇がある事を知り、前のようになってしまったらどうしようと不安になります。自分が怖いです。
そして、わたしが言う資格はありませんが、ミルクのように、無防備なペット達が悲しい思いをしていると思うと辛いです。
自分が悪魔になりそうな時、どう立ち向かえばよいでしょうか。
そして、ミルクにどう償えばよいのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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余裕がないときは、大切な存在から離れよう。傷つけないために。
そんなことがあったのですね。。。
自分に余裕がないときは、周りに当たってしまうこともありますね。
あの日、あなたは、そうするしかなかった。
身近にいる存在だから、ずっと一緒に生きてきたから、傷つけてしまう日もあった。
でも、あなたとミルクちゃんの間には、それ以上の繋がりもあったはずです。
最後に頬を舐めてくれたのは、あなたを許して 愛してって想いだったのではないかしら。
自分に余裕がないときは、大切な存在から離れましょう。傷つけないために。
そして、ミルクちゃんを想い続けていきましょう。
これからもずっと、あなたのミルクちゃんなのだから◎
質問者からのお礼
回答いただき、ありがとうございます。
ずっと心のシコリになっていてました。
私は内弁慶で、外では嫌われないように努める反面、許してくれそうな身近なものに気持ちをぶつけ、八つ当たりする時がありました。余裕がなくなった時は、距離を置いて落ち着くようにします。
ミルクを思い出すと苦しくて気持ちを背けていましたが、これからミルクを思う時は、ミルクが喜んでいる姿や私と仲良くしている様子を思い出し、2人の関係を築いていこうと思います。