発達障害を抱える友人の就活
いつもお世話になっております。
私には、発達障害を持つ友人がいます。
診断名は、「アスペルガー症候群」と「ADHD(注意欠如・多動症)」です。
少しばかりクセはありますが、面倒見も良く、大学1年生の頃から仲良くしてもらっている一番の友人です。
その友人が最近、「就活が上手くいなかい」と悩んでいて、どう声をかけていいか悩んでいます。
就活のスタート時期は一緒でした。
「同じところに受かったらいいね」
なんて笑いあったものです。
しかしいざ就活が進むと、友人は想像以上に苦戦していました。その要因は、恐らく以下の通りだと思われます。
・一般枠で選考に進んでいる
・面接で自身の障害のことを話している
・無意識のうちに自身を卑下するような発言をしている
・受かればどこでもいいや、と思っている
なお、障害者枠ではなく一般枠で応募している理由は、給料が関係しているそうです。
友人曰く、家庭の事情で自分がお金を稼がないといけないらしく、そのためには一般枠で就職する必要があるとのこと。
また、自分の障害を理解した上で採用してもらいたいらしく、そのためならどの分野の会社でも働く、と言っていました。
彼女の苦しみの根幹にあるものは「家庭」なので、それに縛られている友人が不憫でなりません。
それに、企業側も友人を「人」という個人としてではなく、「発達障害」という文字だけで評価している気がして腹が立ちます。
どうすれば友人の就活は上手くいくのでしょうか。
また、私は苦しんでいる彼女に何ができるのでしょうか。
生きること自体がめんどうくさい
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
障害を打ち明けるだけでなく、前向きな自己アピールを。
企業は、その人の持つ能力を求めます。
資格やスキル、経験。別に障害を隠す必要はありませんし、彼女がそのことも含めて評価されたいと望むのなら、伝えることはいいと思います。そのときに、障害のこういう部分のサポートがあれば、私はこれだけの能力で務めることが出来ます〜と、ただ障害を打ち明けるだけでなく、前向きな自己アピールをする必要があると思います。その方が印象も、また期待度も上がります◎
アスペルガー症候群も、こだわりの強さ、興味のあることに とことんのめり込める面は、魅力ですよ◎
そんな部分のアピールが出来たらね。
あなたのこんなところが凄い!
お互いに、良さを口にしてごらん。
もちろん、あなたの魅力も再発見してみましょう。応援しているよ(*^^)
中田師の仰せのように『凄いところ』目線は私も大事だと思います。
今一度、ご自身と友人の強み見つめ直してはいかがでしょうか。
私は採用する立場の仕事をしていたこともありました。
そのときは『発達障害だからどうなの』
会社にとって『私』がどうプラスになるかのアピールせず、障害あるからミスを大目に見てほしい的な言い方で終わるなら就活は苦戦すると思います。
また、ジョブコーチといって障害者の職場適応援助をしていたこともあります。
制度やサポートを味方にせず、一人で世の中に挑む理由の価値を考える必要があると思います。
雇用枠は会社にとって支援機関のサポートと個人の好ききらいや選り好みに左右されるリスクを避ける一面もあります。
自身の障害で稼ぎたいなら起業を目指すべきで、会社の理念やミッションで得た利益をシェアしたいなら障害以外の部分で勝負すべきだと思います。
やさしい言葉でなくすいませんが、ご自身の魅力を見つめ直す縁になることを念じます。
質問者からのお礼
中田 三恵 様
ご回答いただき、誠にありがとうございます。
中田様がおっしゃいました、
『障害を打ち明けるだけでなく、前向きな自己アピールをする』
という考えは友人や私にもありませんでした。
思えば、友人にはその障害があるからこそ、逆に普通の人には無い良い部分がたくさんあります。
一つのことに特化して取り組めることも長所のひとつです。
友人はよく「私は無能だから」と言っており、自身の長所には気づけていないと思います。
今度会ったら、私の知る彼女の良いところをたくさん伝えてみようと思います。
お忙しい中、私の相談に目を通していただき本当にありがとうございました。
泰庵 様
ご回答いただき、誠にありがとうございます。
就活の面接において、「長所」は必ず聞かれる質問であり、学生にとっては最大の武器であるとも思っています。
一度、友人と模擬面接をしたことがあるのですが、長所を聞いても、
「え、これ本当に長所のこと言ってる?短所の間違いじゃなくて?」
と唸りたくなるような回答をしていたことを思い出しました。
おそらく、自分自身の障害というハンデにしか目がいかず、プラスになるアピールが出来ないのだと思います。
一度、長所のことも踏まえて友人と話し合ってみます。
お忙しい中、私の相談に目を通していただき、本当にありがとうございました。