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生きる事がわからないのです

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有り難し有り難し 14

私の父は、浮世離れしすぎていて、公共料金や確定申告、家事など人生で一度もした事がありません。お金にも計画性がなく、年金を一括で800万受け取り、一年で使いきりました。当然、月の年金額は少なくなったのですが、それにも不満をもらし、不足すると私に無心するか、何処からかわからないのですが、お金を借りています。そして、大した用事でもないのに直ぐに私に連絡を私が出るまで何度もかけてきます。留守電に「緊急です」と残したり、ある時は、私の勤務先にも電話頻回、勤務先にお手伝いさんも寄越すのです。幾ら、仕事中だからと言っても無視して聞いてくれません。夜間に何度か救急車を呼んで病院で何でもないと言われて帰宅を促されても私が迎えに行くまで帰らないと駄々をこね、遠方から夜中に迎えに行くことも何度もありました。夫が、電話頻回攻撃に参り、電話に出ると「死んでもいいから自宅に来い。トイレにも歩いて行けないから」と言ったらしく、夫も未だに根に持っています。この事もあって鬱憤晴らしに夫もスマホ のゲームに 何百万も月に使い込み、それを私が指摘したら、夫は、離婚届けを置いて家を出た事がありました。
父は、そんな状況でも私の事は御構い無しでした。その上、私に「父親役は出来ない。命が惜しい。」と言われてしまいました。ですので、距離を置こうと、税金などの支払いや確定申告の方法も全てやり方を書いて、任せたのですが、結局出来ず、問題を次々起こしまして、結局、私が再度代行せざるを得なくなってしまいました。
夫にももう負担はかけられないですし、生活費など私が(夫ではなく) 稼ぎ、それはもう必死です。
でも、こうした人々の為に私が必死に働いていることに疲れ果てました。私は、何一つ贅沢せず、稼いだお金も労力も、こうした人々の為に流れていきます。
もう、時間に追われ、頭も混乱し、私は何の為に生きているのか?こうした人々の為に生きているのが辛いのです。
生きる意味がわからなくなってしまいました。
生きる( 働く、面倒みる) 人生はもう限界です。
生きようと努力していますが、心が折れそうです。
どうか生きる意味と活力を見出すには、どうしたらいいのでしょうか。ご教授下さい。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ありのままの自分と人生を見つめる

ナガコさんの苦しい状況は文面から煙のように立ち昇ってきて、回答僧も快刀乱麻を断つという技の振いようが簡単に見当たらない。
日本を暗い方向ヘ引っ張って行こうとする安倍総理をどうにかしてくれと相談を持ちかけられたような気分になります。どんな手段があるか?安倍総理は次の選挙で国民が洗脳されて冷静に事態を見る目がなくなっていない限り政権が崩落する。それを期待するしかないですが、しかしあなたの苦悩は癒しようがない。残り時間が少なくなった親を介護したくなくて見放したがってる。今なお不当な要求ばかりする出来の良くない親だという理由で。
夫は浪費するばかりで離婚を要求する。文面では夫も負担をかけっぱなし。あなたは我慢し頑張ることの限界だという。
私も少年時代から苦労では人後に落ちない経験をして来ましたが、心に決めたことは、逃げたら負けだ、という覚悟でした。波浪に揺れる船は復元力があり、いまは傾いているが必ず安定に向かう、そう信じてありのままの人生を受け止めました。
苦しくなるとお唱えした呪文がありました。
「アッラーの神は曰く、一切は過ぎ去る、すべてはほんの一時さ」これは僕も出演した三好十郎の芝居「廃墟」の登場人物のセリフですが、困難に直面した時走馬灯のように頭を駆け巡った呪文でした。その頃はお坊さんじゃなかったので、アッラーの神でも構わなかったのです。今も構いませんが。
ご主人は離婚したがってる。別れてあげようというご主人素晴らしいです。ハンコ即決で押したらいいですね。遊び好きの生活能力の乏しい男など捨ててしまう。負担が減るだけでデメリットはなさそうですから。親は縁を切りたくても切れませんが、お父さんはそのうち必ず果てます。介護には終わるときが絶対にありますから、逃げないで淡々とやってください。
もう声も聞きたくないほど嫌悪感を父親に抱いているなら何もかも捨ててそこから逃亡して下さい。

逃げたなら待ってるかも知れぬ新天地そこは地獄か極楽か

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有り難し
おきもち

山内 宥厳
楽健法と楽健寺の天然酵母パンを普及しはじめてかれこれ半世紀になります。楽健...
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質問者からのお礼

御礼を申し上げるのが遅くなりました御無礼をお許し下さい。御回答賜わりました内容を何度も何度も拝読し、自然と涙が溢れました。確かに親と子の縁は切れません。親をやれないと言う親であっても…。隣の芝生は青く見えると申しますが、隣の芝生を見ず、いつかは、波浪に揺れて傾いた船が復元し安定することを信じて、本来のありのままの私が私らしく生きる為に、もう一踏ん張りしてみようと思いました。それまでに挫けそうになってしまうかもしれません。その時には、御回答を糧にさせていただきます。ご多忙の中、御丁寧な御回答を賜わり心より感謝申し上げます。

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