自営業の悩みについて
50代の女性です。夫の自営業(医療)を手伝っています。子供はおりません。
おかげ様で、開業以来、日々たくさんの患者さんに来院いただき、忙しい毎日です。クリニックの経営と税務関係は夫が担当しており、私は、従業員と一緒に働きながら、人事・労務・総務など裏方の仕事を担当しています。他に自分の仕事も持っており、夫婦共に、ほとんど無休で働いていますが、年々、手応えを感じておりました。
ところが、昨年、1人の従業員が引き抜かれてしまいました。
それ以降、どれだけ募集をかけても、応募が来なくなってしまいました。求人会社の方に聞いても、募集内容に問題はないと、首を捻られます。
求人費用は嵩むばかりで、頑張って協力してくれている従業員たちにも、疲労が出始めています。
さらに追い討ちをかけるように、もう一人の従業員が、ご主人の転勤で転居が決まってしまい、今は目の前が真っ暗です。
このままでは、残りの従業員たちも連鎖退職してしまうのではないかと、不安で堪らず、夫も私も、気持ちばかり焦っていますが、現状は変わりません。
先日、夫が「クリニックを閉めて、勤務医として雇ってくれるところを探し、君は自分の仕事に専念してもらうしかないかも知れない」と言い出しました。
これまで、自営業につきものの、数々の従業員問題を乗り越え、職場環境も整い、やっとここまで来ました。せっかく経営も順調だったのに、1人の従業員の退職で、あっという間に窮地に立たされてしまいました。
夫には、これからも自分のクリニックで、理想の治療を続けさせてあげたいと、強く思います。
しかし、厳しい現実に、もう心が折れそうです。気を抜くと涙が出そうになり、ただでさえ辛い夫を、心配させてしまっています。
強い心を持ち、苦境に向かう気構えを、どなたかご教授願えますでしょうか。
長文失礼いたしました。どうぞ宜しくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
アウトソーシングの活用と事業縮小
今の時代、従業員が集まらないために、廃業するケースも多いと聞きます。当事者にとって極めて深刻な悩みかと思います。
経営の専門家ではないので、素人でも思いつく程度のことを申し上げます。労働条件を悪化させず、離職者を出さないよう努力することです。
短期的には、次の2点の実行だと思います。
①アウトソーシングの活用
会計・税務・保険点数の取扱いは、税理士・社労士に任せる。受付担当を当面は派遣労働者ともつさんでこなすことも必要かと思います。
②事業縮小
ご主人や従業員が過重労働とならないよう、診療時間を短縮する。当然収入は減りますが、辞めた方の分の人件費も減ります。現在の従業員でクリニックを回していくためには、事業規模を縮小することも選択肢の一つです。
前の質問を読んで、気に気になる点があります。ご主人がかなり短気で気分屋である旨のことが書かれ、それがもつさんの悩みでもあった点です。求人を出すにしても、ハローワークでは無く医療系の人材派遣サービスを利用しているのだと思います。医療従事者の世界は結構狭く、また横の繋がりも強いと思います。「短期」「気分屋」という情報が広まり更に内容が誇張されたりすれば、いくら求人票を出しても、求職者は皆無になるかもしれません。質問文だけから私の推測が正しいとは断定できません。しかし、従業員が働く場所として現在のクリニックが良い環境であるかどうか、調べてみましょう。チェックしてみることは決して無駄では無いと思います。今の時代、口コミの影響は大きいです。それだけに、口コミ対策も必要です。クリニック関係の口コミサイトを取り敢えずチェックしておきましょう。
長期的には、経営者であるご主人の言動の改善に取り組むことも必要だと思います。それをご主人にどのような方法で理解してもらい、改善してもらうか、なかなか難しいですね。もつさんが言っても、むしろ反発しかねないですね。経営コンサルタントや税理士さんから上手く忠告してもらい、改善に努めてもらいましょう。