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母親の老後とグリーフケアについて

回答数回答 2
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昨年夏に父を亡くし、一人暮らしになってしまった母が心配です。母は元々、社交的で明るい性格だったのですが、父を亡くしてからは、喪失感や自責の念があり、一時は情緒不安定になりました。今現在は死を受け入れ始めたのか、落ち着いてきているのですが、ただ、昔のような笑顔はなく、よく寂しいともらします。(コロナの影響’’気分転換がはかれない" も多分にあると思いますが…。)

ちなみに私は一人っ子で、今現在は二児の父をしています。同居も考えたのですが、嫁との相性が悪く、近居にしました。幸い私の仕事が定時に終わるので、毎日顔を見せ、週2回程度泊まっています。後は、家族で月に一・ニ回ぐらいご飯を食べる程度です。。いったい、私には他に何ができるのでしょうか??

補足として、今、母は介護を必要とする段階ではないので、安心な反面、日中の刺激の少なさから、認知症になるのではないか、と心配です。
息子としてどうすればいいのか、何かアドバイスいただけたら嬉しいです。長文失礼致しました


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

思い出す、想いを出す

お父様がお亡くなりになられたのですね。
それは大変でしたね。
そしてだれよりも喪失感に包み込まれているのはお母様なのですね。

私はよくグリーフケアの一環として、故人様を共に思い出すことをお勧めしております。
過去に、現在に、未来に蓋をしないで思い出すことによって、心中に溜まっている想いを出すのです。
お母様とともに、お父様の色んな思い出を語ってみたらいかがでしょうか。
何か変わる良いきっかけになるかもしれません。
お母様をどうぞ今後ともお大事になされて下さいませ。

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岩山宗應(独・日)
こんにちは、 禅僧の宗應(ソウオウ)と申します。 現在は神奈川県の小さ...
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今を大切に。

今を大切に。

おはようございます。
ご質問拝見しました。
ご心配がありましょうが、ひとつだけ、気になることがあります。

認知症は誰もがなり得る症状です。
いろいろなパターンがあります。
僧侶という立場だけでなく、身内の認知症を介護している立場からすると、
認知症になることが問題でなく、受け入れ方の問題です。
単なる刺激の問題でもありません。
(本人が刺激が足りないというなら別です)

認知症は迷惑という思考が親子で統一されてしまうと生き辛く、悲しいです。

必要なのは孤立化予防。

初期認知症の場合、本人が困っているのは、記憶が混乱することです。
昔のことと現在のことを整理する機能が衰える。
周りはそれに違和感を感じ指摘する。
本人はそれを責められたと感じ反射的に怒りや他の感情が出てしまう。

混乱期は本人も周りも大変ですが、折り合いのつけ方がわかると穏やかな生き方をされてる方が多いです。

認知症かなと思ったときの混乱予防としては、現在の立ち位置を共有してください。
お経もいつ、どこで、だれと、話したという記録から始まります。
心の中は35才、50才のお気持ちかもしれませんが、今は令和3年になりました。
という感じでの共有があると安心できます。

ですが、ご質問文拝見する上では、その段階に至ってないようですので、いまは孤立予防かと思います。

今のお母さまへの関わりは十分適切だと思いますよ。
あまり関わりすぎても、
『私の生きてることが迷惑かけてる』という気持ちを起こす原因になる場合があります。

それでもダダ様が気になるなら
他愛もない話の記録をしてください。
対話、世間話が大切です。

それと、発想の転換。
親の介護という目的であっても、
ダダ様がお母さまに
『話を聞いてくれてありがとう』という言葉をかけることで、お母さまの生きてる役割が生まれます。

『何かをすること』でなく、生きてることそのものの尊厳を教えてくれる一番の手本です。

成果主義、能力主義だけでは修羅や餓鬼の世界が広がる恐れもありますが、保育や介護があるお陰でヒトが持続可能な社会を保てていると私は考えています。

グリーフケアという言葉が生まれる前に、日本には『子が親を慕う』という言葉があります。

参考になればご活用ください。

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泰庵  一法
「変えるべきは自身ではなく歩む方向」「時間とお金の使い方」「向きが変われば...
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質問者からのお礼

ハーフ住職様
コメントいただき、どうもありがとうございました。父の思い出を一緒に語り合いながら、今を楽しく暮らしていきたいと思いました。話を聞いて頂き救われました。ありがとうございました。 ダダ

泰庵様
心に染みるコメントどうもありがとうございました。認知症に対し、やや間違った解釈をしていたようです。受け入れ方が何より大事だという事、ご教授いただきありがとうございました。これからも、他愛のない話をしながら、感謝して暮らしていこうと思います。聞いて頂き、ありがとうございました。 ダダ

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