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頼れる人がいない

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自己愛性パーソナリティにより鬱を引き起こしていて、健康も仕事も趣味さえも失って生き地獄にでもいるような心苦しさですが、これから自分の人格や状況に向き合い精神を立て直していくつもりです。
その心の健康を再建しようとする中で寂しさが大きな壁になっています。

内向的で疑り深い性格から、親族や長年の友人に対しても心が開けず悩みや弱音を打ち明けられません。
そのために心が寂しさに蝕まれてとても辛いです。

正直、現在の心の寂しさの80%くらいは心の病気によるものだと思っていますが、この状態で壁を乗り越えようとしても深みに嵌る気がしています。
寂しさに負けず、孤独でも自分の問題に立ち向かうには、どんなマインドでいるのが良いですか?


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたを応援したい。寄りかかりたくなったら、いつでも支えるよ

孤独だと、やっぱり寂しいよね。
一人で立ち向かえるほど、人は強くないわ。
でも、あなたが、自身と向き合い精神を立て直そうとしているなら、応援したいです。

なかなか心が開けず、悩みや弱音を打ち明けるにも、勇気がいるだろうと思いますが。知らない人だから、気にせず話せるってこともあるのよ。

あなたのそばで、見守っているからね。
伸ばしてくれるなら、その手をちゃんと掴むからね。
だから、踏み出してみよう。
立ち止まったり、寄りかかりたくなったら、そっと支えるからね。
そんなときは、ハスノハで休憩したらいいのよ。一緒に話そう。

いつだって、あなたの味方だよ(*^^)v

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おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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コンパッションマインドを育てる

おこめ 様 相談ありがとうございます。

どんなマインドか?
セルフ・コンパッション・マインドが良いかと思います。
自分に思いやりをむける、優しさ、愛情を向けることです。
自己愛性パーソナリティ障害は、他人からの評価をとても気にしますが
セルフ・コンパションは、他人の評価は気にしません。
自分の心の状態を、客観的に(マインドフル)に眺めて
今苦しんでいる状態をただ受け止めて、自分が悪いのではないという理解から始まります。それは人間の進化にうえで起こった脳のいたずらとあなたの成長における環境の影響により、そのような心理状態に陥っているのだと、解釈していきます。
そのうえで、脅威にさらされて凍りついた心を、癒す方向へ導きます。
その癒しに、自分に向けた思いやりや優しさ愛情が必要となり
勇気をもって思いやりの心を育んでいく必要があります。

まずは、マインドフルに自分の今の状態を客観的に眺めることをしてみてください。心は柔軟でいろんな感情が渦巻いていると思います。寂しさにとらわれ過ぎている状態から、一歩離れてみてみるとよいでしょう。
そして、呼吸に意識をむけて、だんだんとゆったりとゆっくりとした深い呼吸の出る息と入る息に注意を向けて生きましょう。入ってたり出たりする空気の流れと身体の感覚へも注意を向けて、自分の楽なリズムの呼吸を見つけていきましょう。
楽な呼吸がリズムよく長くできるようになったら、過去に誰かかから思いやりや優しさを受けた時を思い出してみましょう。簡単なことでいいのです。誰かに笑顔であいさつされたとか、優しい言葉をかけてもらったとかです。
その時の思い出して、どんな感覚だったか思い返してみてください。温かさ、抱擁感、安心感などです。その感覚を心にとどめておくように繰り返し練習してみてください。最初は難しいかもしれません、誰でもすぐに自転車に乗れないのと同じで、繰り返し練習が必要です。心の筋トレだとおもって実践してみてください。
やがて、寂しさから解放されていき、心にエネルギーが溜まり、壁に立ち向かう勇気が持てるようになるでしょう。参考にしてください。一礼

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おきもち

お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリン...
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私も鬱ですよ

おこめさん、初めまして。
私も鬱で、20年ほど前に発症しました。3ヶ月ほど布団から出られない時期がありました。その後、躁転し、躁鬱病と診断されました。

相談内容を拝見し、私の時と同じような気持ちなんだろうなぁと共感してしまいました。

中々、人には分かってもらえない病気ですよね。朝が怖いために夜眠れない日々が続きました。誰に相談してもわかってもらえない、そもそも人と関わりたくないので、相談すらできない状態でした。

私は、少し落ち着いた時に、その辛い思いをノートに書き殴りました。綺麗に書く必要はありません。横書きだったり、斜め書きだったり、大きさもまちまちです。とにかく書き殴りました。

そのことで少し自分を客観的にみることができるようになりました。

20年間、色々な変遷があり、ここには書ききれないのですが先ずは無理に壁を乗り越えようとするのではなく、とにかく休むことです。「寝る」、「食べる(過食はダメですよ)」が以前と同じようにできるようになれば少し落ち着きますから。最終的には、私は「この病気(鬱)と一緒に生きていこう」と思えるようになりました。そう思うことで少し楽になりました。

返答になっていないかもしれませんが、辛い時には、またいつでも相談してください。

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有り難し
おきもち

私は、浄土真宗の僧侶です。僧侶ではありますが、浄土真宗の教えをバックグラウ...
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