hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

できるようでできないこと。

回答数回答 2
有り難し有り難し 17

写真を45年続けてきてます。
三年前に、地元に引っ越ししました。
それと同時に好きな写真ができないようになってきてます。

病気からの影響もあると思いますが、精神疾患は本人次第だと思っています。
実際に主治医もわからないようです。

どう心構えを変えたらいいのか思案しています。

ほんとのところ、また普通に働きたいと思っているんですが、難しいようで困ってます。

就労不可の状態になってから20年くらいです。

若い頃は、何より働くことが好きでした。

写真の仕事もしてました。

今、55歳で還暦になるまでに、何かしら仕事がしたいと思っております。

普通に仕事ができることって、凄く幸せなことだと思います。

今は障害年金で生計をたてています。

でも、働きたいという欲求は消えません。

病気発症前は、36時間働いてたり1日平均16時間は働いてました。

今は全くだめ…

でも、また働きたいです。

職種とか選べなくてもいいんです。

もし、今僧侶の仕事が全くできなくなったら、いかがなさいますか?

立場をいれかえて考えてもらえる幸いです。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

写真への想い。これからも支えになり 力にもなっていくでしょう

今まで出来ていたことが出来なくなる。好きだった仕事を続けることが困難になる。それがどれほどの辛さであろうかと、あなたの行き場のない想いを考えています。

身体がゆうことをきけば、働きたいですよね。こんな形で、途中で断たなければならなかったこと、悔しいですよね。

写真を通して、あなたが見る世界を、多くの人に知っていただきたいです。
今は、ネットで情報を得られる環境にあります。発信も全世界に。
就労ということが難しくても、あなたの活動の場がきっとどこかにあってほしいです。

私の前住職は、脳梗塞でいきなり全身麻痺になりました。言葉も話せなくなりました。そして、お寺は私が引き継いだのですが。
もし、法務が出来なくなったら、後継者に託して退くしかありません。でも、住職は役職ですが、僧侶は生き方ですので。勤められなくなったとしても、私の中で大事にする生き方は、きっと変わらないのだろうと思います。仏様が私をお見捨てにならないようにね。私も仏様をたよる生き方しかありません。

あなたの写真への想い。それが、これからも支えになり 力にもなっていくのでしょうね。仕事は難しい部分があっても、あなたはこれからも写真家ですよ。

{{count}}
有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
このお坊さんを応援する

急いては事を仕損じるです

拝読させて頂きました。
あなたが今とても働きたいと切に願っていらっしゃることを読ませて頂きました。あながその様に思われて実行なさりたいと願われることはとても尊い価値のあることと思います。いずれあなたのその願いが実現なさることを心から祈っておりますし、あなたのことを心から応援してますね。ぜひこれからの人生をあなたらしく心おおらかに充実して生きて頂生きたいと思います。

今のご体調のことですが、いかがでしょうか?専門の主治医の先生の診断やアドバイスもあるようですね。病の状況や心の状態もあるかと思いますので、どうかあせらないで下さいね。もしも病の状態が思わしくないのであるならばゆっくりとあなたの心を休めて回復を図っていきましょう。

急いては事を仕損じる、です。どうかあせらないで先ずは日常生活を穏やかに安心なさって過ごしていきましょう。そして病が回復なさり働くことに負担が無くなっていく中で少しずつ働いていきましょう。

働く職場でももいきなり過剰な重労働をなさらずに少しずつ心も身体も慣らしていきましょう。そしてあなたが働きながら或いは趣味を楽しみながら気持ちよい汗を流し充実して毎日を生きていって下さいね。

それとあなたの気持ちを例えばここでも気軽に可能な範囲でおっしゃってみて下さいね。もしも心の負担やストレスが溜まってしまったらここでも吐き出してみて下さい。
あなたはもうここでも私達とつながっています。あなたはいろんな方々とのつながり、私達ともつながりながら生きています。

あなたの病が回復なさり心も身体も健やかに毎日を生き、あなたのこれからの未来が充実してお仕事や趣味の活動を広げていかれて皆さんと一緒に幸せに生きていかれます様心から祈っています。

{{count}}
有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

中田三恵さん、Kousyo Kuuyo Azumaさん、お忙しい中、コメントありがとうございます。
確かに、写真は僕の心の支えなんです。
病状が悪くても早朝から撮影に行ってました。
自分でも信じられないくらいでした。
今は地元に五年ぶりに戻って、地元の変わりぐあいに、ただ驚いてます。
ある意味、ショックです。
大きな桜の木がなくなってたり、それからコロナ禍になり、福祉施設への出入りができなくなりました。
展示する場所もなくなりました。
そういうことが撮影意欲を失わさせていきました。
病状は、心理学の動画などを見てかなり勉強しました。
その努力の甲斐もあり、なんとか安定しています。
主治医も僕の努力もちゃんと聞いてくれてます。
病状は安定してますが、相変わらず、できないことが沢山あります。
でも、今を諦めたわけではないです。
それにこうしてお二方に回答を頂き、ほんとに励みになります。
以前、ハスノハで嫌な思いしたから、かなり勇気がいりましたけど、勇気をだして良かったです。
焦らずゆっくりと気楽に生きていきたいと思います。
僕自身、生き急いできたように感じるので、現状を受け入れ、一つ一つ丁寧に生きていきたいと思います。

このご恩は忘れません。

ほんとうにありがとうございました。

感謝

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ