自分の行動に後悔
初めまして。ご相談です。
私は、自分が起こした軽率な行動に後悔でなりません。
その行動というのが、欲に負けて風俗に行ってしまった事です。私には、妻と8か月の子供が居ます。それにも、かかわらず欲に負けてしまい風俗に行ってしまいました。ましてや、世の中がこの様な大変時期に関わらず。
分かっているのに、自分がとった行動は嘘と裏切り行為に値し許されません。妻は、子育てや家事でしっかり家族そして自分の事をしっかり支えてくれています。本当、感謝しています。
それなのに、自分が情けないです。
これからは、しっかりと自分の行動に責任を持ち感謝の気持ちを忘れずに生きていこうと思います。
その上で、何かアドバイスがあれば頂戴したいです。よろしくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
正直な貴方は素晴らしい!!
ケンチさん、お早うございます。面と向かってしにくい内容でも、こうしてハスノハに書き込んでいただくことで相談がお受け出来て、よかったです。
まず、子どもさんの誕生、おめでとうございます。母子ともに順調ですか。初めての子育ては「しっかり子育てをしたい」と願う母親にとって、大きなプレッシャーがかかっています。何せ、全て初めての経験ですから。加えて、出産後の心身の変化も大きいですから、なにげない日常生活を送ることもしんどくなることがあります。そのしんどさや不安をわかってほしくて、最も身近な連れ合いにぶつけることが多くなります。それを「あなたのことを頼っていること、あなたに気を使う余裕がないほどしんどい状況」の裏返しと観ることが出来るといいですね。
一方、男親であるケンチさんも複雑な気持ちを抱えておられるでしょう。子どもが授かり、無事に産まれたことはこの上ない喜びだけれど「連れ合いが子どもの世話につきっきりであること、自分をあまり構ってもらえないこと、親としての実感が母親よりも遅くなって芽生えてくること、この時期の子育てに直接関われる時間が少ないこと」などの要因から、男親はなぜか寂しさを感じてしまう時期があるようです。ケンチさんと同じ男親として、私もかつての自分自身を振り返りながら、想像してみました。
人間という動物は、いつも理性的であり続けることが難しい動物のようです。大事なことは、後から自分を振り返ることが出来るかだと思っています。その点、ケンチさんは、この相談を通して、しっかり自分を振り返り、奥さまのがんばりにもしっかり気づいておられます。だから、大丈夫です。時には、労いや感謝の気持ちを言葉や態度にして伝えてみてくださいね。自分の強みも弱みも分かった上で、自分を大切に出来ることで、奥さまや子どもさんもきっと大切に出来るでしょう。これからの長い人生、行動の結果だけを切り取って良し悪しの判断をするのではなく、それまでの過程や自分の気持ちを正直に吐露できる場所やご縁を大事になさってください。そのことが自ずと、ケンチさんの心の広さや深さを育ててくれることになるでしょう。
このハスノハに集うお坊さんも、ケンチさんを応援していきます。子どもさんとともに、ご家族の健やかな日々を願っています。
質問者からのお礼
アドバイスありがとうございます。
これからは、感謝の気持ちを忘れずに生きていこうと思います。
ありがとうございました。