我が子を小さく産んでしまったことへの葛藤
見ていただきありがとうございます。
先日第一子の女の子を出産しました。
妊娠中はただただ幸せで、産まれてくる子のことを心待ちにしていたのですが、
妊娠後期に高血圧になってしまい、1ヶ月近く入院した上正産期前に破水し、産まれた子の出生体重は2000gを下回っていました。
赤ちゃんはNICUに入院することになりました。
産後の入院中は母子同室は叶わず、毎日違う担当の看護師さんに赤ちゃんが小さいから一緒に退院できませんね、残念でしたねという言葉をかけられ、悔しくて1人部屋で涙しました。
今は赤ちゃんも退院し、小さいながらも成長してくれており、とても可愛く愛おしいです。大好きです。
ただ、まだ標準の体型までは届かず、焦る気持ちもたまに顔を出してしまいます。
そんな時に、
体調の管理も自分なりにしていたのに、
妊娠初期からお墓参りも頻繁に行って守ってくださいとお願いしていたのに、何故我が子を普通に産んであげられなかったのか…なんでダメな母になってしまったのか…
という疑問が頭から離れなくなってしまうことがあります。
家族や周りから、赤ちゃんが小さいことをフォローしてもらっても、自分が普通に産んであげられなかったと再確認するようで、その話題に触れないでほしいとムッとする気持ちにすらなってしまいます。
誰も悪くないことは重々承知しております。
気持ちの落とし所をつけたい時、どのようにすれば良いのでしょうか。
どうかご教示ください。
拙い文章で失礼致しました。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
まずはご出産おめでとうございます㊗️
出産されたばかりで体も心もバランスが崩れている時期だと思います。まずはご自身の体調を第一にしてください。
今あなたは、どうしても責任の所在をはっきりさせたくなっているのかもしれませんがこれは、自然の摂理なので仕方ないのです。
私の子供もとても小さく生まれ、同じような感じになりました。誰のせいでもない親ですから色々子供のためにしてあげたい。でも、あーだったら、こうだったらと想像するだけ自分自身をいじめて辛くなるだけなんですよね。分かります。声をかけてくれる人は悪い気持ちは一切ないですから、そこに矢印を向けてはいけません。またご自身が辛くなりますから。
できることは、これからどうするかですよね。こんなことしてあげよ。あんなことしたいな、と。「今」のお子さんにできることをするしかない。他と比較することはお子さんにとって幸せなことではないですから、今日この瞬間のお子さんにとってできうることをしてあげたら良いのです。祈ることなら手を合わせ祈れば良いのです。
母乳を届けるなら届けてあげればいい。
お子さんにとって良いことそうぞうしてやってあげてください。
毎日今がスタート
あなたが今、ご自身を責めるような気持ちをお持ちなのは、あなたがすでにお母さんに成られている証しではないでしょうか。
あなたには申し訳ないですが、あなたのその苦しみが、お子さんを守っていく力になるので、その苦しみは必要な苦しみなのです。
さて、仏教では、全て無常であると言います。
私たちの身体も心は瞬間ごとに浮かんでは消えていく、毎秒毎秒変化している、毎日毎日が新しい「わたし」なのです。
ですから、過去への後悔や未来への不安は「今のわたし」にとっは現実ではなく、脳内データにすぎないのです。
また、今の悩み苦しみは必ず変化してくれますから、一生同じ悩みが続くわけではないのです。
「今のわたし」という新しいキャラにできることは、今できることをできる範囲でやることだけです。
瞬間ごとに新しい人生を、これからも歩んでいきましょう。
心よりお祝い申し上げます
拝読させて頂きました。
お子さんがあなたやご家族の皆さんのもとに生命を頂いて、皆さんのもとに生まれていらしたことは本当に奇跡的なことです。お子さんがお生まれになられたことそして皆さんとのご縁が結ばれたことを心よりお祝い申し上げます。
私は今コロナウイルス感染症の影響であまり外には出ませんのでお寺の過去帳の整理などをしています。過去帳のページ一つ一つ見ていくと昭和の初期やそれ以前や江戸時代の過去帳を見ているととても多くの子供達の名前を見ます。
太平洋戦争中や大正から昭和にかけてのスペイン風邪が流行した当時も多くの子供達が亡くなっているのです。
生まれて間もなく或いは本当に幼少の頃医療設備も薬も充分にないその当時は恐らく母親はただただ我が子が力なく亡くなっていくのを見つめて涙を流すことしかできなかったのではないかと思います。
ですから子供達の名前の記録には母親や家族の悲しみやつらい思いが込められているのかと思います。それぞれのお墓には地蔵菩薩が子供達を抱えている仏像がまつられていて今でもその当時の子を亡くした親たちの切実な気持ちが伝わって参ります。
お子さんは確かにまだ十分な体重に達してはいないかもしれませんが、あなたや皆さんがついていますし、医療機関がしっかりとお子さんの成長を見ていて下さるでしょう。そしてお子さんはこれからあなたやご家族の皆さんや多くの方々から愛情を一杯注がれて様々な恵みを受けながらすくすく育っていくのです。きっとご先祖様方はお子さんの健やかな成長をいつも見守っていて下さるでしょう。
どうかあなたもご自分を大切になさり、お子さんを愛し育てて下さいね。
お子さんがあなたやご家族の皆さんに愛情いっぱいに育まれて皆さんと一緒に心からお健やかに、そして皆さんと一緒に幸せに生きていかれます様にと心からご先祖様方に祈っておりますね。
質問者からのお礼
お礼が遅くなってしまい申し訳ございません。
相談に乗ってくださりありがとうございました。
受け入れ、これからの子供との時間を大切にしたいと思います。