死にたいという娘
はじめて相談させていただきます。
小学6年生の娘が、友だち関係のことで悩んでおり、私(母)も一緒に悩んでしまい辛いです。
娘には一番仲の良い友だちAちゃんがいますが、6年生になり、AちゃんはBちゃんと仲良くなり、学校でAちゃんと遊ぶ機会がなくなったそうです。
何とかAちゃんに戻ってきて欲しいそうですが、人の気持ちなので変えられないし、きっとAちゃんは、Bちゃんと居る方が今は楽しいのだと思います。
1学年に1クラスしかないく、娘はAちゃん以外は気の合う子が居ない、他の子とは遊びなくないと。
今は、昼休みや下校は1人で過ごしているようです。
小学3年生の頃から不登校気味で、今も学校に行けない日があり、一週間に一回は休んでいる状況です。
娘は、「友だちが居なくて楽しくない」、「学校もずっと行きたくない」「死にたい」と口にします。
死にたいと言われ、とても辛いです。
どうしてあげたら良いのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
広い世界と人間を見せる
こんにちは。
私は、「友だちが居」る、いないの「学校」という世界だけではないことを教え導いてあげるのが一つの方法かと思います。
通学の学校では、「1学年に1クラス」であり、その中でも「Aちゃん」という選択肢しか娘さんにはないのだと思います。これは、あまりに選ぶ余地が少なく、これ以外にないと追い詰められるほどに視野が狭くなり、「Aちゃん」or「死」ということになっていないでしょうか。一つしかない選択を、オール・オア・ナッシングであなたも娘さんも悩んではないでしょうか。
もう既にしておられるかもしれませんが、習い事や地域の活動、ボランティア、あなたの趣味に同行させるなど方法はいくつかあるのではないでしょうか。広い世界を見せて、広く人間にはいろいろな人がいる、ということを見せるのです。
子どもが居て、お兄さんお姉さんが居て、おじいさんもおばあさんもいる。
その中で、人の温かさに触れたり、達成感を得られたりする経験値を積んでいくのです。
今は、そもそも対人関係の機会が少ない、という状況にないでしょうか。
或いは、娘さんとあなた、娘さんとお父さんとの愛着、コミュニケーションに端を発している問題の可能瀬もあります。ここは民間カウンセラーや、学校の心の教室などを利用しながら、親子一体になって対処していってはいかがでしょうか。
思う所を書きました。
甲本ヒロトさんの言葉です。
『 居場所あるよ。席あるじゃん。
そこに黙って座ってりゃいいんだよ。
友達なんていなくて当たり前なんだから。
友達じゃねぇよ、クラスメイトなんて。
たまたま同じ年に生まれた近所の奴が
同じ部屋に集められただけじゃん。
趣味も違うのに友達になれるわけないじゃん。
山手線に乗ってて、
『はい、この車両全員仲よく友達ね』って言われても、
『いや、偶然今一緒に乗ってるだけなんですけど』って。
友達じゃねぇよ。
ただ、友達じゃないけどさ、
喧嘩せず自分が降りる駅まで
平和に乗ってられなきゃダメじゃない?
その訓練じゃないか、学校は。
友達でもない仲良しでもない好きでもない連中と
喧嘩しないで平穏に暮らす練習をするのが学校じゃないか。
だからいいよ、友達なんかいなくても。
「学校に居場所がない子に言ってあげられること」 甲本ヒロト 』
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございました。
仰る通り、そもそも対人関係の機会が少ない、という状況です。
娘は人見知りが激しいため、習い事や地域のイベントに参加するまで至らず、今は「学校に行くこと」が精一杯です。
広い世界を見せる機会を増やしてやりたいです。
ありがとうございました。
甲本ヒロトさんのお言葉を、ありがとうございました。
学校は喧嘩しないで平穏に暮らす練習をする場所。
今ここで友だちが居なくても大丈夫。
そう思うと、心が軽くなりました。
ありがとうございました。