日蓮宗 先祖供養
日蓮宗のお坊さんにお聞きします。
父方の菩提寺が日蓮宗で、私は孫にあたります。お盆の時期や年に数回お墓参りや墓掃除に行き、本堂に寄らず帰ってきます。
そもそも日蓮宗の教えに基づく先祖供養ってどのように行うんですか?
ズブの素人でも分かる様に教えて下さい。
追伸、昔は寺子屋で読み書きそろばんを学び、そして読み書きができるようになると、暦の勉強をしたり、年中行事や信仰の在り方を暦を通して学びましたが、今の時代皆無に等しく、昔の寺子屋での教えを学べるところはないのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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亡くなった方を救ってくれるのは誰?
質問読ませていただきました。
日蓮宗ということは、身延山を本山とした「日蓮宗」という宗派でしょうか?
それとも日蓮系の宗派(多数あり)ということでしょうか?
私は後者の日蓮系の宗派ですが、少しお答えさせていただきます。
まず、亡くなられた方(ご先祖)をすくってくれるのは仏様(御本尊様)です。その基本をしっかり押さえてください。
ですから、お寺の近くまで行ったなら、本堂の御本尊様にきっちりと手を合わせてお題目を唱えるというのが大切です。
また、先祖供養のためには、お寺にお願いしてご先祖様のためにお塔婆を立ててもらいます。その頻度などについては菩提寺に尋ねるといいでしょう。
そして、節目節目の回忌法要はきっちりと営まれるのが丁寧かと存じます。
お盆・お彼岸のときは、可能であればお寺の法要に参加して、お墓参りをされるとよいでしょう。
また、お寺によっては「先祖供養」の月行事をされているところもあります。一度参加されてもいいかもしれません。
一応これが基本ではありますが、あとはご自身の事情と相談されて「何をしていくか」を考えられたらいいかと思います。
なお寺子屋についてですが、昔(江戸時代)のころは、寺子屋が小学校の役割を担っていました。しかし現代では教育制度が充実しているので、昔の寺子屋はその役割を終えました。
しかし、お寺の教えに触れようということで「子供会」をされているところや、簡易的な塾として子供に勉強を少し教えてあげる取り組みをされているところ、大人のために仏教の勉強会をされているところ、様々なお寺があります。
気になるのであれば、どんな取り組みをされているのか、近くのお寺に聞いてみてはいかがでしょうか?
何か少しでも参考にしてみてください。