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将来が不安で楽しめない

回答数回答 1
有り難し有り難し 6

 はじめまして。いつもこちらの問答を読んで心を落ち着かせてもらっています。今回は直接質問をさせていただきました。お手数ですが、よろしくお願いします。

 最近、将来が不安になることがよくあります。結婚できなかったらどうしよう、孤独になったらどうしよう、などと考えてしまい、気分が悪くなってしまいます。

 そのせいなのか、最近は何をやっても楽しくありません。趣味はありますが、絵を描くこと、アニメ、ゲームなど少々オタクっぽいものに興味があり、この趣味はこれから大人になっても続けるのか?いずれ周りの目が怖くなってできなくなり、楽しみが減ってしまうのではないか?そもそもこんな趣味を持って良いのは若いうちだけではないか?と思ってしまい、純粋に楽しめません。

 これら以外の趣味もありますが、そちらの方もいまひとつ楽しめずにいました。何をするにも将来への不安が頭をよぎってしまうのです。

 考えていても仕方がない、と分かってはいても、不安が止まりません。

 こんなことで不安になりっぱなしだったからか、今月の前半はほぼ鬱状態で過ごし、食欲も無く、いつも出せていた課題もすっぽかしてしまい、自業自得ですがショックでした。今は落ち着いていますが、また同じような状態になってしまうかもしれない、と思うと怖いのです。

 これから先、社会人になるとますます人目を気にするようになってしまわないか、それによって趣味ができず、ストレスも発散できず、今回のような鬱になって仕事などに支障がでてこないか、不安で仕方がないです。こういった不安とどう向き合えば良いのでしょうか。

 甘ったれた質問である上にまとまらない文章で申し訳ありません。長文失礼いたしました。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

好きなことやったらいいですよ。

日本と教育では、考えることをとても大事に教えます。時には周りの目を気にするようなことも教え込みます。
しかし、これは時に人を不自由にします。人間の持つ機能として考える、想像するということはとても大切です。しかし、これはあくまで道具。そこに振り回されてはいけません。
仏教は事実を大事にします。時間で言ったら「今」場所で言えば、あなたの体のある「ここ」そして体で感じる五感(眼、耳、鼻、舌、身体)で感じるもの。これがリアル。過去の思い出や未来への不安、「もし」という思考全て妄想(もうぞう)といいます。
こちらは握ってはならないものです。頭の中に出てきても握らないことです。そのまま手をつけない、心底相手にしないのです。事実に徹します。好き嫌い、善悪も、思考です。事実は触れた瞬間間髪入れずに一体となった瞬間です。感じようなんてしなくても、一つになったとも思わず、自分が今それになっているということです。

外に出ると暑い。太陽の日差しを感じようとしなくても、汗が出て、暑いと感じる。エアコンをつければ身体はスッと涼しくなる。言葉で表すだけ事実ではなくなりますが、エアコンのスイッチを入れたらそうなる。私たちはただそうやって生きているのです。一生今のことしかせずに生きていくのです。

大切なものは何かがわかれば妄想に走らないですみます。無駄に人の目を気にすることも無くなり、自由になれますよ。

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有り難し
おきもち

禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す...
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質問者からのお礼

邦元様
朝早くから回答していただきありがとうございます。お疲れ様です。
こんな質問にも優しく丁寧に答えてくださり、嬉しい限りです。
もともと思い込みや妄想が激しく、確かにそれに振り回されていると気が付きました。もう少し事実に目を向けていこうと思います。
いつか大切なことが分かるようになればいいなと思います。

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