hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

離婚届を出してしまったこと

回答数回答 1
有り難し有り難し 7

昨年、妊娠を経て結婚。
長女を出産しました。
産前の時期にはコロナも重なり
遠距離恋愛をしていたこともあり
つわりを一人で乗り越えましたが、
夫の浮気疑惑、ドタキャンなども
相まって不安感に襲われ、
病院で産前うつと診断されました。
その後何とか異動が出て
同居し出産を終えましたが
夫が浮気相手と関係を断ち切れていない
ことを知り、かなり激怒。
その時離婚届を記載してもらい
次に離婚に至るような出来事があれば
出すことを条件に預かっていました。

私は産前うつの経験から
産後鬱にならないように、
仕事に時短で復帰。
地域のコミュニティや仕事場の方、
娘の保育園の先生とつながりながら
家に閉じこもらない生活を
数ヶ月ほど過ごしました。
しかし、夫の昇給昇格に関わる
異動で県外から都内へ引越し。
バタバタしながら保育園も決めたものの
環境に馴染めず仕事にも
徐々に行きづらくなりました。
電車にも乗れなくなってしまい、
受診したところ産後鬱とのこと。
会社に相談し現在は休業しております。

産後鬱と診断されても
夫は育児に非協力的であったり
私の話を聞いてくれず
毎日泣きながら育児をしていました。
夫に限界だよ、と話を持ちかけても
取り合ってくれずハッキリと
怒ると叩かれました。
その時110番をして署へ。
その次の日児童相談所の方と
行政の方が訪問しました。
私の話を聞き、次の日になっても
何ら変わらない様子を知り行政の方達は
夫に帰宅の要請をしていました。
しかし応じることなく3時間ほどすぎ、
娘は一時保護になってしまいました。
一時保護の解除にあたり、夫の家族が
娘を引き取ることで了承を得たものの
一時保護に至るまで、私の病気が
原因と言われ続け、苦しみの中
離婚届を出しました。
親権は私にと事前に話していたこともあり、娘と二人で生きていく、という
決意も込めてでした。
しかし、娘にとってたった一人の父親。
私が我慢したり対処していたらと
離婚したことを後悔しています。

どんなに憎くても
優しかった夫の記憶もあってか
未練たらたらな自分がいやです。

この後悔の念との向き合い方を
教えてほしいです。
また、プラスな気持ちに変わりたいです。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

離婚しても父と子

離婚しても父と子の関係は断つべきではないと思います。
元夫から養育費をもらうこと(たとえわずかな金額でも)と、お子さんを父親に定期的に面会交流させることは、お子さんにとって重要な権利です。
仮に月額数千円の養育費でも、習い事をさせたり、新しい靴を買えるかもしれません。
頻繁には会えなくても、お子さんにとって父親の存在は「世の中には私を愛してくれる大人が複数人いる」という安心と自己肯定感にも繋がるでしょう。
運動会等に離婚したお父さんが見に来るケースは多いです。
離婚しても父と子であるという前提で、子育てや保育園の送迎など、人手が欲しいときには手伝ってもらいましょう。
お子さんの安全・安心のために、あなたは元夫への怒りの煩悩を制御しなければならない場面はあります。
離婚したんだから夫婦喧嘩の試合は終わりました。
今後は、元夫に対して、人間同士の慈悲の心で接しましょう。
(ご近所のおじさんと仲良くするような感覚で。)
怒りは鬱の原因にもなります。
慈悲の心で他人を許し明るく生きることは、あなたの健康のためにも有効です。

{{count}}
有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

ご回答頂きありがとうございます。「怒りは鬱の原因」というご指摘、自分自身ハッとさせられ、当てはまる節がございます。今後は子供の為にも健康になるべく、夫への気持ちの整理をしていけたらと考えました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ