父親が怖いです
私は今年4月から地元を出て東京の大学に通い出しました。(ちなみに、編入学をしたので、大学3年生です。)それと同時に一人暮らしも始めることになりました。
小さい時からよく両親に叱られていました。母親には物置にいれられたこともありました。特に父親はとにかく怖くて、小学校低学年の時にアニメキャラの喋り方を真似しただけで「なんだそのばかみてぇな喋り方は」と怒鳴られたり、箸の持ち方が変になっていた時に「箸が持たないやつなんて日本人じゃない」と言われ、正しく持てるようになるまで目の前にある昼ごはんを食べてはいけないとされたり、事あるごとに「おめぇなんて親に感謝の気持ちとかないんだべ」と言われたり。立ちっぱなしで怒鳴られ続け、貧血になってしまったこともありました。あげるとキリがありませんが訛りがきついこともあり、怒ったときの口調がとても怖かったです。また私はいけない子供だったのか、怒られたことは覚えていても、どうして怒られたのかはほとんど覚えていません。とにかく怖くて傷ついた思い出だけが鮮明です。
大人になっても父親が怖い気持ちは変わらず、むしろどんどん恐ろしい存在のような気がしてきました。
一人暮らしを始めたことで、父親から物理的に距離を置き、ひとりで気持ちが休まる時間が出来たことで楽になったと思ったのですが、父親からLINEで連絡が来たりすると、別に怒られているわけでなくても、怖くてガクガク震えてしまったり、過去の怒られた記憶を思い出して一人で泣いてしまったりします。この前は何故か私が父親に怒鳴られて、私は号泣しながら「ごめんなさい。許してください。」と言い、ずっと土下座をしているという夢をみました。夢から覚めた時にはまくらが涙でベチャベチャになっていました。
父親のことがトラウマになっている今の自分の状態が辛いです。他の全然関係ない男の人に対しても、父の姿を重ねて「また怒られるんじゃないか」と考えてしまうこともあります。実家に帰省するのも憂鬱です。
でも、こういう風に親を好きになれない自分が罪を犯している気分で、もしかしたらこれが一番辛いのかもしれません。
助けて欲しいです。
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「親を好きになれない自分」があってもいい
こんにちは。
前回のご質問と返信を拝見しました。
専門学校から大学に編入学で来たとのことで、良かったですね。
あなたはかなりの努力家なのだと思います。
かなり幼少期から酷い怒られ方をしたのですね。
お父さんだけではなく、お母さんからも「物置にいれられた」と書いています。
ご両親どちらかが穏やかだったり、かばってくれたりすると気持ちの休まりどころもあるのでしょう。とても辛かっただろうと思います。
特にお父さんからの叱責が一方的だったのですね。
「怒られたことは覚えていても、どうして怒られたのかはほとんど覚えていません」ということは、怒られた衝撃が強すぎて、何がどう悪くて、どうすれば良いのかにまで意識が行っていなかったのだろうと思います。もう少し言い方や、穏やかに接してくれれば違ったでしょうに。
ただ、あなたこれから心身ともに一社会人として自立していく過程にあります。
その過程の中で、過去の出来事を少しづつ冷静に整理する必要もあると思うのです。
先にも述べたように、他者に物事を伝えるときには、言い方や感情を考える必要がある、これが最大の教訓ではないでしょうか。自分が親になったら、子供のために噛んで含めるように何がいけないか、どうすればいいかをちゃんと教えられるようになろう。そして、同級生や仕事場の人(場面によりますが)にも、感情的に抑制しながら、自分の思い、考えをきちんと話せる人になろう、そういう反面教師としての親を見ていくのです。
いままであなたは、親と子を落差のある上から下への関係だと思い、今でもそう思っているのでしょう。それは簡単に払拭できるものではないと思いますが、何事もバランスは必要です。一方に行き過ぎた秤は破綻してしまうのです。一旦ここは、先に述べたようなあなたが上から下に親を未熟な人間として見るぐらいの調整が必要なのです。
向田邦子さんの著作で「父の詫び状」という作品があります。
昭和の家父長制が色濃い時代で、父親に振り回された娘の立場からの葛藤と思い出を描いた作品です。ご一読をお勧めします。
「親を好きになれない自分」があってもいいのです。
今は、距離をおいて親を一個の人間として冷静に見る時間をしばらく持ちましょう。「好き」になれるかは、そこから考えたら良いのです。
では、学業頑張って下さい。
質問者からのお礼
回答していただきありがとうございます。
自分の悩みに優しく寄り添っていただけて、それだけでも楽になりました。
親に対する見方を変えたりするというのは自分では辿りつかない答えでした。
自分がいけないような気がしていた気持ちからも解放されました。
これから自分のペースで向き合っていこうと思います。
ありがとうございました。