不倫の罪悪感が消えません。
回答 2
有り難し 55現在結婚4年目で子供が2人います。
妻との関係も良好で、家庭環境は非常に安定していると思います。
私は3年前に私が既婚者であることを隠して女性を食事に誘い、ワンナイトラブの関係を持ってしまいました。
この不倫に関して妻も相手女性も悪くはなく、悪者は私一人で間違いないです。
その女性とはそれっきり連絡を絶ち、今日に至るまで一切ほかの女性との関係(1対1の食事も含む）を持っていません。
そんな私は、不倫をしたその日から今日にいたるまで、毎日罪悪感で押しつぶされそうになっています。
特に、妻や子供の笑顔を見るときが胸が締め付けられておかしくなりそうです。
完全に自業自得です。
一生この十字架を背負い、墓場まで持っていかなければならないとわかっているのに、
「いっそ妻にすべて打ち明けて謝罪して楽になりたい。妻に今後の家庭の方向を決めてもらいたい」
等という、他人任せに責任転嫁する自己中心的な考えが浮かんでしまいます。
そもそも、ここにこのような投稿をしている事も、少しでも誰かに打ち明けて楽になりたいという意地汚い考えからです。
ここ1か月ほど罪悪感がさらに膨れ上がり、不眠に悩まされ鬱状態に入ってしまいそうでそれを家族に隠すのに必死です。
私にこんなお願いをする権利なんて一切ないのは承知ですが、この罪悪感に少しでも耐えれるようにはどうすればよいか教えていただけますでしょうか。
このままでは頭がおかしくなりそうなのです。
キツイお叱りでもかまいません。
よろしくお願いいたします。
お坊さんからの回答 2件
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反省（懺悔）と罪悪感
タイジさんのお悩みお察し申し上げます。
3年前の不貞行為ですか。年数は関係ありませんが、というより、何年経っても解消しないということです。
今は、後悔と罪悪感の重圧に押し潰されている状況かと思います。
もちろん、その原因も分かっていることですが、一点、どうして結婚1年目にそのような行為に及んだのかです。この点もしっかりと抑えておかないと、同じ状況になれば、そのスイッチが入るということです。
さて、一番の解決は胸の内をさらけ出すことかもしれませんが、しかし、急に奥様も言われても、今さら奥様も困るでしょうし、無理に結論を出すことで家庭が崩壊することもあります。又、何かを要求するとしても無理があります。
とりあえずは、ここで、まずは告白をされましたので、少し楽になってください。
もちろん解決した訳ではありません。しかし、このままでは、タイジさんは押しつぶされてご本人も家庭も崩壊してしまいます。それは奥様にとっても、お子さんにとっても辛いことであり、そんな無責任なことはお進めしません。
反省（懺悔）は罪悪感と対極にあるもです。
懺悔は無償の愛を自分に向ける思いであるのに対し、罪悪感は自分を無価値な人間と裁く思いです。
確かに罪を造ったかも知れない。しかし、それは自分が自分の心に正直に生きるということを知らなかった為である、今、その事に気づき、自分の本心に違う行為をすれば、自分を苦しめ、他人をも苦しめることを学んだ、だからこそ、このような過ちは繰り返すまいと、心に決意することが懺悔です。
罪悪感は、自分が自分で作り出した思いです。誰にも強要されていません。懺悔の心をしっかりと胸に、罪悪感は消してください。罪悪感からは苦しみだけで、否定することからは何も生まれないのです。
タイジさんのこれからの生き方を大切にして、ご家庭の安泰をお祈りします。
過去の悪事には百倍返しの善意・善語・善行を積むべし
今後は生きた「菩提心の塊」になることです。
単純に言えば世界は一つの水槽。互いにかかわりあっているからどこかで悪意・悪言・悪行を水槽の中で生み出せば、それが誰かに影響を及ぼす。何よりも本人が一番心が病む。そこから逃れようとすると、心が歪む。
罪を告白して懺悔すれば罪が赦されるということを説く宗教もありますが、極端な喩え、あなたの家族を惨殺した人がいたとして「懺悔して罪が許された」みたいな単純な話で遺族が許せるか、といえばそれは無理な話でしょう。よって、あなたがここでその話を告白したということは、懺悔の意味もあるでしょうが、そこで誰かに話してスッキリしました、はいお終いというだけでは、あなたの人間性が向上しない、変わらない。
だ・か・ら・こ・そ、今後の身口意の行動をより善く導く善導精神に変えていくのです。生きた菩提心とは他の存在を助ける自分も向上する行動を行ずること。
これは過去の罪がどうだとか、罪を浄化するためにやるとか、そういうことではなく人間として純粋善意のためにただ善行を修する。
何をもって是非善悪となすか。むずかしい話はどうでもいいです。あなたが同じく浮気されれば悲しいでしょう。だから悪いことは悪い、良いことは良い、人間の本心がそれを知っている。そこを主軸として、今後はわるいことをせず、いたずらに自分を責めることも止め、日々随所で善行をなす。自他をより良く導く善導の精神を持つことであなたの罪は「おのずから」浄化されます。
あえて、自らの罪を反省・懺悔するために、それ以外にあなたが救われる道はないのだと心得ることです。
義務でも責任でもなく人としての信条、信念でそれをする。
その女性、奥さんに対してどちらに対しても悪いことをしてしまったのですから、最高最上の愛の精神で自身も他存在をも浄化する。
菩提心・菩提行・菩提道とは人間性の善意を軸として、やることなすこと人が利益（りやく）されるように行わわれる行いです。７５億の人類、生きとし生ける存在を全部できる限り救いに導かんとする信念と言ってもいいでしょう。べつにお釈迦さまもキリスト様も各宗派の宗祖さまも万人を救い得た訳ではありませんが、それでもそれを「為さん・成さん」とする精神。その精神が結果的に自分の心を善導し、今日から出会う人を幸せにして、自分のやっている行いに浄化作用が生まれて苦しみから解放されるでしょう。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございました。
この期に及んで自分の事しか考えていない事を恥じると共に、家族を第一に考えることの意味を改めて理解することができました。
過去の過ちは取り消すことができませんが、これから家族が幸せに暮らしていくために汗を流し、私の心の中で静かに償いを続けようと思います。
心が少し穏やかになった気がします。
本当にありがとうございました。
