母の死、そして恋人。
初めまして。よろしくお願いいたします。
今年、長く介護してきた母が亡くなりました。
その喪失感たるや、目の前の生活が全て崩れ落ち、まるで人生が物語に思え、生を感じられなくなるほどでした。
その中、私が喪主となり葬儀を行い、お坊様の読経の美しさに涙し、とても救いとなりました。
そこでここを思い出し、このように相談するに至っております。
私には交際し同棲すること五年目の恋人がおります。
お互い未熟なところが多く、全てが順調な交際とは言いきれませんが、日々は比較的穏やかに過ごしております。
しかし元々正反対の性格でして。
母の死に触れた時、相手の言動に絶望するくらい傷付くことがありました。
相手は悪意があるわけではなく、ただあるがままにいると私を傷付ける結果となるようです。
その際別れようと告げられ宥めました。
今までも大小あれど、普段は良くても、辛い時ほど傷つく言動が多いのです。
私がそうなのですから、相手ももしかすればそうなのかもしれません。
また、私は結婚と出産がしたいですが、相手は結婚も出産も興味がありません。
機嫌が良ければしてもいいよ、機嫌が悪ければやっぱり嫌だと、まだ人生に迷うことが多い人です。
もしくは私が相手だからこそ迷うのかもしれません。
ただ仕事もこの五年間で毎年変わっている人で、相手自身人生が落ち着いていないのは確か。
また、外国籍の人なので日本に永住するかも分かりません。
私はまだ心の平穏を取り戻しておらず、そんな相手といて良いのか迷い、ただ生活するだけで心がすり減るようになってきました。
別に相手が何か怒鳴るわけでもないのですが、いつも顔を伺い機嫌にビクビクしてしまいます。
お互いに大事なことは相手に告げない関係性になってきました。
母が亡くなる前、何だかとても毎日ラブラブだった時期があり、それがまるで嘘のようです。
私には実家など帰る場所もなく、相手との家もとても気に入っていて心落ち着く場所でもあります。
急いで別れようとも思いません。
でも振り返れば悩むことばかりに時間を費やしている関係性な気もします。
相手といることを自分自身の言動で正解にしたいですし、しなければ母といた時間も失うような、むしろもっと母といられたのにと悔いるようにも思ってしまいます。
時間が過ぎ、心落ち着くまで待てば、自ずと悩みも解決していくものでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お母さんの分も幸せに生きる事
拝
お母さんとのお別れ大変でしたね
ご冥福をお祈りします
仏教には追善という言葉があります
善く生きる事は
生きている間にしかできません
さらに善く生きる事で積み重なる経験を徳と申します
徳を積む事で人は何の精神は高みに至るわけです
それで追善というのは亡くなってしまった人の為に残された人が代わりに善を行い徳を積んであげる事を指します
そう亡くなった人はあなたがよく生きる事で供養されるという事
そのためにはあなたは自分のためにではなくお母さんの為に幸せに生きようと決意する必要があります
正直
私には今の彼氏がどうかはわからない
けどあなたがお母さんの為に幸せに生きようと決めて生きる
このマインドこそ今一番必要なんじゃ無いかな
合掌
拝読させて頂きました。
お母様がお亡くなりになられましたこと心よりお悔やみ申し上げます。至心合掌
お母様がお亡くなりになられたことであなたのお気持ちの中で少なからず様々な変化が現れてきているように感じます。
今まで当たり前と思ってきたことや今までお付き合いなさっていらした方への思いにも少なからず見方や向き合い方が変わってくるのも自然なことではないかと思います。
できれば一度ゆっくりと落ち着いてみて適度な距離をとってみながら今までのことをあなたなりに見つめ直す機会になさってみてはいかがでしょうか?
今まで大事だと思ってきたこと、嬉しかったこと、辛かったこと、さみしかったこと、振り返ってみると様々な後悔もありのかもしれません。それはあなた自身でなければわからないことですから一つ一つゆっくりと思い返してみて見つめ直す時となさってみてはいかがでしょうか?
あなたにもその方にもこれからの人生や未来がありますからじっくりと見つめ直しながらあなたにとってこれから大切にしていきたいこと、その方にとって大切にして生きていきたいことをじっくりお考えなさり、それぞれの人生を歩んでいきましょう。
そで触れ合うのも不思議なご縁もありますし、出会いもあれば別れもあるのが人生ですからね。
どうかそれぞれの大切な人生を悔いのないようにお向き合いなさってみて下さいね。
質問者からのお礼
ありがとうございます。
私の為に時間をさいていただき、大変うれしく存じます。
Kousyo Kuuyo Azuma様
お悔やみの言葉恐れ入ります。
回答を拝見して凄く静かな心持ちとなりました。
相手の人生というのもまた一つ考えるべきものだなと改めて気付きました。
自分の感情ばかりに矛先が向いていたように思います。
同棲しておりますが自分の部屋もございますので、心の適度な距離をとり、一人の時間を大切にしながら今一度ゆっくり考えていきたいと思います。
誠にありがとうございます。
丸山晃俊 様
お悔やみの言葉恐れ入ります。
仏教について興味を抱いておりましたので、教えていただき嬉しいです。
「亡くなった人はあなたがよく生きる事で供養されるという事」
この言葉に泣けてしまいました。
母の為にも、恋愛などと関わらず、自分の人生を豊かにしていこうと思います。
幸せとは何か、迷うところもございますが、心の中にいる母にも度々聞いていきたいなと思いました。
誠にありがとうございました。
長い年月、沢山の人が悩み学び悟り、人の心を支えてきた仏教というもの。
学校で勉強はしておりましたが、葬儀を通して初めて深く心に染み、もっと知りたいなと思っておりましたところ。
皆様のお寺が近ければお伺いしたいところではありますが、こうやってネットを介しお坊様と会話ができる時代に誠に感謝です。
縁をいただきありがとうございました。合掌