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価値観の違う同居に疲れてしまいました

回答数回答 1
有り難し有り難し 7

こんにちは。
いつも為になるお話、ありがたく思いながら拝読しております。

同居中の義実家の価値観や考え方の違いについて悩んでおります。

具体的には、

・人の物を勝手に使う、人の部屋に勝手に入る
・使ったものを元の場所に戻さない
・カビ臭や生乾き臭を気にしない(気づかない?)、食器を濡れたまま食器棚に戻す
・どんなに些細なことでも、相談していなくても必ず口出ししてくる
・夫との雑談に義母が勝手に混ざってくる
・食事のマナーが悪い(口を開けて噛む、箸で人を指す、食事中に排泄などの話をする)
・昔の子育てを押し付ける(夏でもエアコンは使うな、果汁を飲ませろ、抱き癖がつく)

など…他にもたくさんありますが、書ききれません。

はじめのうちは私が嫁に入るのだから私が合わせようと努力していましたが、あまりにも衛生観念やマナー、距離感などが違いすぎて、自分が信じてきたものはなんだったのか分からなくなってきてしまい、混乱とイライラで疲れ果ててしまいました。

やめてほしいことやこうしてほしいと思うことを夫に伝えたのですが、夫も義両親と同じ価値観の中で生きてきたので私が間違っているの一点張りだし、そもそも義親に言ってもらえたところで歳なのもあり改善されると思えません。

ならば、自分が変わるしかないと思い、お知恵を貸していただけないかとこちらにお邪魔した所存です…。

イライラしている自分が嫌です。こうしてネットに義家族の悪口を書き込む自分が嫌でたまりません。
こういった受け止め方をするといい、こうすると気持ちが楽だ、こうして気分転換したらいいなど…なにかヒントをいただきたいです。

穏やかに、笑顔でさらりと生きたいです。
よろしくお願いします。

(残念ですが、義父が病気で入院中なこと、私が0歳児を抱えていて働きに出られないことなどが重なっており、別居は難しいです。別居以外でお願いします)


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

諦めないで、ご主人に上手に間に入ってもらいましょう

質問読ませていただきました。

配慮と心遣いのある義両親ならいいのですが、「郷に入れば郷に従え」という感じの方達なら、やはりストレスがたまっていきます。
心中お察しいたします。

さて、嫁に来て同居している立場としては、義両親に文句を言うのは難しいでしょう。義両親の考えや習慣を改めさせるなんてことは、ほとんど無理です。
では、自分がひたすら耐えるしかないのか・・というと、それでは自分が耐えきれずに壊れてしまうでしょう。ここで相談されているということは、限界が近い状態になっているのではないですか。

一番良いのは、なんとか別居の道を探ることですが、それも難しいとのことです。
そうなれば、あとはご主人に間に入ってもらうしかないでしょう。
ご主人からすれば、ぽここさんは実家を出て、自分の家に身1つで来てくれたのです。味方はご主人しかいません。そうであるなら、しっかりと大切な妻を守ってあげるのは当然のことです。
また、異なる家という、異なる文化や価値観で育った妻が、自分の家に来てくれていることはしっかりと理解してあげなければなりません。それを「あなたが間違っている」の一点張りでは、あまりにも相手に対する配慮が足りないのではないでしょうか。
また、別居できない理由として「義父が病気で入院中なこと、私が0歳児を抱えていて働きに出られないこと」を挙げておられますが、義父が病気で入院中なのはむしろご主人が気を遣わなければならないことですし、子供の問題は夫婦2人の問題です。つまり別居できない理由は、ご主人にも大いに責任があるのです。ですから、妻を独りぼっちにして追い込むのではなく、しっかりと自分が味方になってあげなきゃいけません。
妻というのは、お金で雇っている家政婦ではなく、人生を共に歩むパートナーなんですから。相手への思いやりがとても大切なんです。
ぽここさんも、ご主人が自分の味方をしてくれるだけで、義両親との関係も我慢できるのではないですか?

受け止め方を変えたり、気分転換をすることで一瞬は気が楽になるかもしれませんが、今の状態では長続きはしないでしょう。ご主人に働きかけることを諦めないで、上手に間に入ってもらえるようにしっかりと話し合いをしてくださいね。
このままだと、ご主人に対するぽここさんの愛情も冷め切ってしまいますよ。

何か少しでも参考にしてみて下さい。

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質問者からのお礼

藤川 誠海さま

こんにちは。
寄り添う形での回答、心に沁みます…ありがとうございます。
また、まるですぐ隣でずっと見てきたかのように的確なご指摘の数々…大変驚かされました。どれをとっても、「そうそう」「どうして知っているの?」と、不思議な気持ちです。

藤川さまからの回答を読んで、こうして理解してもらえて、寄り添ってもらえるだけでずいぶんと心が軽くなるのだなと少し嬉しく感じております。

「別居できない理由は夫にもある」という視点は持っておらず、ハッといたしました。
そしてやはり、義実家との悩みは私一人の努力でどうこうできる話ではなく、夫の協力が必要不可欠だなと改めて実感しました。

回答を読むうちに、本当は別居したいのではなく、よい関係を築きたいのだったという自分の心の声も発見でき、質問してよかったと感じております。
弱音を吐いている暇があれば、1日でも早く円満に過ごせる日々が手に入るよう、夫に相談するべきですね。

また道に迷ってしまったときは、ぜひお知恵をお貸しいただけますと幸いです。
このたびは前向きになれるあたたかい回答を、どうもありがとうございました( ˊᵕˋ* )

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