回答 2
有り難し 19子供の頃から現在まで、よく周囲からしっかりしてると言われます。褒められていると嬉しい反面、しっかりしていないところを見せてしまったらがっかりされてしまうのだろうかと不安になります。
最近4ヶ月に1回ほど中間管理職の上司に報告が必要なミスをしています。ミスをするたびに「こんな出来の悪い部下で申し訳ない」「また迷惑をかけてしまった」「こんなミスをしてどう思われているだろうか」「同期はきっとこんなミスはしてないだろうな」という気持ちになり、気分がひどく落ち込みます。同じミスを繰り返さないようにすればいい、失敗から学ぶ良い機会だと思って切り替えるべきなのは頭ではわかっていますが、ずっとミスのことを考えてしまい、なかなか眠れないこともあります。
長年積み重なった「しっかりしてるね」という言葉が知らずしらずのうちに「しっかりしなければいけない」「しっかりした姿を見せなければいけない」に変換され、自分で自分の首を絞めていると感じています。
どうしたらこの生きづらさから開放されるでしょうか？
またミスをした際、どうしたら気持ちの切り替えがスムーズにできるでしょうか？
お坊さんからの回答 2件
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こんにちは。
結論から言って、あなたは減点法で考えているから苦しいのだと思います。
あなたは、「長年積み重なった」「しっかりしてるね」という、１００点満点の自己イメージを維持したい。だから、「4ヶ月に1回ほど中間管理職の上司に報告が必要なミス」という、年換算で言えば年３回のミスが苦しくなる。それは、一回マイナス２０点くらいのイメージでしょうか。
常に、１００点を維持しなければならない、その思いが「しっかりしなければいけない」となって「自分で自分の首を絞めている」のだと感じます。
「ミス」に注目すれば、「ミス」が気になります。
でも、あなたにはこれが出来た、成功したということも多いのではないですか。
１００点から下がっていくだけの見方ではなく、１００点を超えてしまう加点法の考え方もあると思いますがいかがですか。
これが出来た、１０５点。
ミスした、１０２点。
成功した、１３０点。
こういう柔軟な考え方をしていくと、まあミスしたけどプラマイゼロでいいか、まあそんなこともあるよで乗り越えていけるのでは。
あとは、自分をあまり大きく見せようとしないことです。
周囲（家族、職場の人）は「しっかりしてる」だけのあなたを、尊重したり、好きでいてくれるのでしょうか。それは、あなたの一部ではないですか。
本質的には、あなただから、あなた全体を大切に思ってくれているのではないですか。自分そのままでもいいのかな、そういう発想の転換ができれば、心の持ちようも少し楽になるし、素の自分の感情や気持ちをどんどん出せるようになっていくとも思いますよ。
では。
ななやさん、はじめまして。質問を拝読しました。
私にも身に覚えがあるので回答いたします。
ななやさんは、長年積み重なった褒め言葉が変換され自分を縛ってしまい苦しいのですね。
私もお寺の長男で跡取りであること、そして先代住職（実の父）がまれに見る秀才であり人格者である（と見られている）ことから、「あなたも同じような秀才なのでしょうね」という褒め言葉が呪いに変換されて育ちました。
私にとって、褒め言葉はいい迷惑でした。私と父は同じではないことが分からない人がなんと多いことか。唖然としました。
そこで私はわざとボケてみることにしました。「あなた方が思っている人とは違うんですよ」というアピールです。
それでも分からない人はいつまでたっても分かりません。悲しいかな、悲しいかな。
ななやさんは、自分のキャラを自分で信じるしかないのですよ。
空海は「仏法は遙か遠いところにあるのではない。あなたの中にすでにあるのだ。どうして探さないのか」と説きました。
ミスをして夜も眠れないほど落ち込むのは、誉められるようなキャラになれないからですね。ななやさんの思うキャラならどんな行動を取りますか？
ななやさんが思ったように行動すればいいのです。
ただし、ミスの頻度が高くなるようなら、仕事がななやさんに合わない可能性もあります。注意深く見つめてください。
ななやさんが自分のキャラを見つけられるよう祈念しております。
合掌
投稿した際にはとても落ち込んでいましたが、お二人の回答を拝見し、心が軽くなりました。確かに今まで減点するばかりで加点をしてこなかったなと気づきましたし、周りから見た自分に寄せていくのではなく、本当の自分の姿で振る舞う方が生きやすいと感じました。
お二人のアドバイスを胸に今後も仕事を頑張り過ぎない程度に頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。
