回答 1
有り難し 17はじめまして。初めて相談させていただきます。下手な文章で申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。
私は30代の女です。
つい最近、2歳年下の従兄弟(女性)が結婚しました。
これまでずっと彼氏ができたことがなく、やっとできた初めての彼と短い交際期間を経てすぐ結婚したようです。
先日、久しぶりに会ったときにとても幸せそうにしていました。
私はといえば、今までに何人か彼氏はできたことがあり、それぞれとてもよくしてくれた方たちだったのですが、いつも最後にうまくいかず別れてきました。
現在、もう5年近く彼氏はいません。
いつの間にか、SNSで幸せそうな様子を見るのが嫌で彼女をブロックしてしまったり、なるべく彼女と関わらなくていいように集まりを避けたり…彼女に激しく嫉妬している自分に気がつきました。
しかし(強がりとよく言われますが)、よく考えると私は結婚それ自体を心からしたい、と思っているわけではないようなのです。
将来的に子どもが欲しいとも全く思っておらず、結婚する必要性がよくわかりません。
しかし、彼女のように、自分を愛してくれる、受け止めてくれる恋人はほしいと感じます。
結婚がしたいわけではないのに、彼女にこんなに嫉妬してしまうのはなぜなのでしょうか。
こんな醜い気持ちを持つ自分が嫌で仕方ありません。
人の幸せを素直に喜べない、こんな捻くれた自分を愛してくれる人なんて見つからないだろうと思い涙が出てくることがあります。
なぜこんなに嫉妬をしてしまうのか、どうすればこんな醜い気持ちを捨てられるのか、お坊さんの目線から教えていただけると有難いです。
よろしくお願いいたします。
お坊さんからの回答 1件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
拝読させていただきました。
他人と比較することにより、自己心身を見比べてしまうことから嫉妬等は生じるものです。
例えば）
今、自身が幸福感に満たされるとしましょう。その場合、相手が誰であろうと権力や金銭面も容姿も負けていたとしても、自己の心が満たされていれば、これに勝るものはどこにもありません。
身近な人であることが嫉妬を掻き出されることもあります。歳が近い、親近者であるなどの原因もあります。
比較し、相手に「見てみろ。私の方が幸せになったでしょ。」という思いは心に想起しないようにすることです。その結果は虚無感というゴールしかないからなのです。
今はとにかく えみさん自身が嫉妬に「気づいた」ということが、とても良いなのです。その嫉妬は えみさん自身を邪魔しているものであるの見抜いたからです。
仏教では坐禅や瞑想に入る前に心に置いてはならないものがあります。
それは自己の心に蓋(ふた)をしている五蓋(ごがい)というものです。
簡単に説明します。
1、貪欲(とんよく)
満足してもいつまでも欲しがる気持ち
2、瞋恚(しんに)
憎しみ、敵意など強い怒り
3、昏沈睡眠(こんちんすいめん)
暗く沈み、やる気が起こらない
4、掉挙・悪作(じょうご・おさ)
そわそわして落ち着かない、後悔
5、疑(ぎ)
思ってもいない言動から自身に後悔
このように心に五つの蓋をすることで、大切なものを見失う要因となります。本来は心は清らかなものなのです。しかし、生きている内に様々な因縁という因果（原因＋結果)によって、清らかな心が濁っていきます。
自己分析力に長けている えみさんと感じます。えみさん自身の中で解消できることもたくさんあると思います。
仏教でなくとも、一人になれる風呂や部屋でも結構です。アロマやヒーリング音楽などでも大丈夫です。静かな場所で「深い呼吸」をし、清らかな空気を口から取り込み、丹田(へそ下)に溜まった悪い体内のものすべてをゆっくりゆっくりと息を吐き出してみてください。簡単な瞑想法です。
「過去の原因を知りたければ、現在の結果を見よ。未来の結果を知りたければ、現在の原因を見よ。」と釈迦は説いてくれています。
どんどん良くなりますことを心よりお祈りいたしております。
合掌
温かいお答えをくださりありがとうございます。ほっとしてすこし嫉妬心が軽くなったように思います。瞑想法試してみます。ありがとうございました
