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無になる方法

回答数回答 4
有り難し有り難し 151

こちらで何回か相談し、自分の生き方がみえてきました。生きなければとエネルギーもとても湧いてきました。ありがとうございます。

私は、トラブルや目の前でバッと突如自分にとって嫌な言葉、事柄が起きると焦ってしまい、あーでもないこーでもないと無意味な不安が増大していきます。それが何日も続き思い悩み、生き苦しくなっていました。
そこで一回立ち止まりたいです。
無になって、事柄を咀嚼して焦らず一歩外から見れたらと思います。
無になる方法はないでしょうか?


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お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

掃除と片付けをしよう

 脳は常に動いているので、心を無にすることはできません。
 例えば、「心を無にしよう」と思ったとしたら、心の中は「心を無にしよう」という気持ちでいっぱいになってしいます。

 私たち曹洞宗のお坊さんは、坐禅中、心を無にするのではなく、「受け流す」ことをしています。心に浮かんだことにつきあわず、そのまま受け流しています。

 ご質問の内容は、心を無にする、というより、いかに気持ちをリセットさせるか、いかに心を切り替えることができるのか、ということだと思います。
 私は、部屋の片付けやお掃除をお勧めします。体を動かすので運動になりますし、部屋が片付いたり、きれいになったりしていると、新しい気持ちになります。

 あまり「無」の事や、事柄の咀嚼などは、意識せずに、ただひたすら、片付けと掃除に取り組んでみてください。そうすることで、頭がスッキリしますよ。

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有り難し
おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoha回答僧登録。 好きな言葉は「和顔愛語」。和やかな顔と思いやりの言葉という意味です。曹洞宗開祖道元禅師は、愛語には世界を一変させる力があると仰っています。回答には厳しい言葉を入れることもありますが、相手を思いやる気持ちがあってこその言葉と捉え、受け止めていただきたいです。 ※質問の答えについて、話の大筋は変えませんが、投稿してから誤字脱字を直したり、内容をよりわかりやすくするため、若干加筆修正することがあります。ご了承ください。 ※「お礼」は必ず拝読していますが、それに対して回答の追記は原則しないことにしています。ご了承ください。 ・回答する件数は減っていますが、ほぼ全ての質問とつぶやきに目を通しています。
話すのが苦手なので、原則不可とさせていただいています。どうしても!という場合は運営さんに問い合わせてみてね。

ふらっと散歩に出ることから

無になるとは、自分自身が何物にもとらわれることのない、空気のような存在であるかのように感じて、鏡に映る自分を客観視することから始まると考えております。
禅宗僧侶の立場からすると、坐禅からとお勧めするべきなのですが、ふらっと散歩に出てみて、高台の上から景色を見下ろしてみて、日頃とらわれていることは、いずれは解決できることと思うことができれば、無になることができるのです。
小さな行動から始めてみては、いかがでしょうか。

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有り難し
おきもち

毒(感情)のお風呂から心を出す習慣を

あくまでイメージの話ですが、嫌な感情は脳内で毒の汁をじゃんじゃん生産するのです。
嫌なことがあり、そのことについていつまでも考え続けると、嫌な感情も継続中になります。
ということは、脳内で毒の汁があふれ、あなたの心は、毒の汁のお風呂に浸かった状態なのです。
ですから、まずは毒の汁のお風呂から出る必要があります。できるだけ、毒風呂から出ている状態を頻繁に、あるいは長時間キープする必要があります。
つまりは、嫌なことを考えないで、別のことを考える時間をつくる、嫌な感情に浸らない時間をつくるのです。
どうすればよいか?
試しに、 口で「あいうえお」と言いながら、
同時に心の中で「一二三四五」と念じてみてください。
心は、「一」と「二」のコンマ何秒のすき間にでも「何でこんなことしなけりゃならないんだ」とか雑念をいれたがりますが、できるだけ「あいうえお」「一二三四五」に集中してください。身体は、動作をストップしたほうが集中しやすいかも。
それをすると、心は忙しくて、毒風呂に浸るひまがなくなります。
その感覚をつかんでいただければ、それが感情リセットの「武器」になるかもしれません。
さらに念押しに、「あいうえお」「一二三四五」を何回か繰り返した後に、「毒風呂からでたぞ」と想いながら笑顔をつくってみてください。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

坐禅をお勧めします

無にはなれませんが、気持ちを落ち着かせたいのでしたら、坐禅をお勧めします。
お近くの禅宗のお寺で坐禅会をしている所を探してみてください。
坐禅会をしているお寺は、ネットやお寺の門の前にある掲示板に案内があると思います。

また、考えを整理するのでしたら、頭の中で考えるよりも、紙に書きながら考えた方が整理しやすいかもしれませんよ。

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有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答していますが、無知未熟ゆえに質問を読ませていただくことしかできないかもしれませんがお許しください。 回答は私個人の意見や解釈もあり、場合によっては浄土宗の教義とは少し異なることもあるということをご了承ください。 また、寺の紹介ページに電話相談、こころ相談(対面相談)についても紹介していますので、どなたでも気兼ねなくご利用ください。 ハスノハのお坊さんがもっと増えますように。 合掌 南無阿弥陀仏

質問者からのお礼

お忙しい中お返事ありがとうございます。
座禅会ですね。お寺に行くのが少し敷居が高い気がして、足踏みしていました。近くで探してみます!

紙に書きながら、すぐに実践できそうです。やってみます。

ありがとうございました。

桑海様

お忙しい中、お返事ありがとうございます。

自分を客観視することは難しくかんじますが、桑海様のおしゃっられたように、ふらっと散歩にでて、自分の持っている景色と違う景色の中に飛び込むことは簡単に無になれそうな気がします。

とらわれてることは、いずれ解決できることと思えるようになれば

という言葉はとても前向きな気分になるお言葉ですね。
思い悩んだら、散歩にでてひと息ついて、それを繰り返し、客観視できたらと思います。
今までより、楽に生きられる気がします。

ありがとうございました。

光禪様

お忙しい中、お返事ありがとうございます。

事柄が小さくても、自分で大きく不安の雪だるまのようになってしまいますので、浮かんできたことを受け流すことができたら楽ですね。

お掃除や教えて頂いた方法を取り入れて自分にあったものをその時その時でやってみたいと思います。

ありがとうございました。

願誉様

お忙しい中ご返信ありがとうございます。

その通りです、まさに頭は毒風呂状態になります。怒り、悲しみ、不安、全部が沸騰して頭はパンパンです。
起きたこと、これ以上想像で考えても無駄なのにと思います。

「あいうえお」「一二三四五」同時にするととても難しいですね。考える時間がありませんね。この武器習得したいです。

ありがとうございました。

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