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老猫の看取りについて

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有り難し有り難し 22

以前、相談をしてお答えを貰った者です、あれから色々ありまして、毎日今この時を大切に共に生きようと楽しく生きてきました。今回は前に相談した家の老猫の話です。

前回、居なくなるのが不安で仕方ないと言っていましたが、あの時はまだ老化が出てきたばかりでジャンプをしたりご飯を食べたりと今思えばまだ元気でした。

先月辺りから食欲もなくなり元気もなくなり眠ってばかりで、病院に連れていき検査をしてもらいました。
膵炎と診断され、高齢猫、16歳なのでいつ最期がくるかはわからない覚悟をしていて下さいと言われました。

膵炎の薬は無いとの事で、対処療法として皮下点滴をしに病院に通っています。

次の血液検査で数値が下がっていればいいのですが、そうでなければ治療が長引きます。
高齢猫にとって病院に行くストレスも物凄いものだと思います。

膵炎は痛みが出ると先生が仰っていました。
猫本人は皮下点滴をすることで少しは痛みも楽になっているみたいで、今はゆっくりゴロゴロしています。

私はこの子と出会って沢山の事を教わりました。
だから最良の選択をしてあげたい。

本音を言えばもっともっと一緒に暮らしたい。
でもここまで一生懸命生きて今苦しんでいるこの子にまだまだ頑張って生きろとはさすがに言えないと思いました。

お坊さんに質問です。

人間でも自然死が尊重されつつあります。動物もそうだと思います。
同じ死を迎えるにあたって、私は自然死が良いと思います、何もせずゆっくりと死に向う方が穏やかな死に方になると聞いたことがあります。

ですが、痛みだけは取ってあげたいと思っています。
でもそれは病院で点滴をしなければなりません。

私が愛猫にしている行為はただのエゴでしょうか。
この子を苦しめているのは病気だけではなく私自身なのではないかと思ってしまい、悩んでいます。

私がしている行為、お坊さん方はどう思われますか?
お答えを頂けましたら幸いです。宜しくお願いします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

最期まで共に生きる。大きな安心と安らぎになることと思います。

いつかやってくる命の最期に。
看取るということ。
それは人間でも動物でも同じですよね。

良い最期、良い看取り、答えは難しいと思います。何を持って良いとするのかは、みんな違うからです。

あなたがやりたいようにする、そうなればそれはエゴでしょうね。ですが、一緒に生きてきた命を想い、その命が望むことを考えていくということは、とても大事で意味のあることだと思います。

緩和ケアを。痛みを和らげながら、最期まで生き抜いてもらう。死を待つのではなく、共に生ききる。

あなたが最期まで側にいるのです、それは猫ちゃんにとって大きな安心と安らぎになることと思います。

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はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として、慌ただしく過ごしております。 ◆ゲートキーパー ご相談 駆け込み寺 (訪問は要予約。まずはメールでお問い合わせください) ◆ビハーラ僧、終末期ターミナルケア、看取り、グリーフケア、希死念慮、自死、産前産後うつ、育児、DV、デートDV、トラウマ、PTSD、傾聴、手話、要約筆記、電話相談員、小学校支援員としても、サポートしています。 ◆一般社団法人『グリーフケアともしび』理事長 【ともしび遺族会】運営 毎月 第1金・昼夜2回開催(大阪駅前第3ビル) 14:00〜,18:00〜 お問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com *この活動は皆さまのご支援により支えられております。ご協力をよろしくお願いします。 ゆうちょ銀行 口座番号 普通408-6452769 一般社団法人グリーフケアともしび ◆『ビハーラサロン おしゃべりカフェひだまり』 ビハーラ和歌山代表 居場所運営 問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com ◆GEはしもとサピュイエ 所属 (Gender Equality 誰もが自分らしく生きることができる社会をめざして)DV・女性支援 ◆認定NPO京都自死自殺相談センターSotto 元グリーフサポート委員長(2018〜2024) ◆保育士.幼稚園教諭.小学校教諭. レクリエーションインストラクター 10年間 保育 教育の現場で 総主任として勤めた経験も生かしつつ、お話できることがあれば 幸いです。 いつも あなたとともに。南無阿弥陀仏 ここでは、宗旨を問いません。 まずは、ひとりで抱え込まないで。 来寺お問い合わせは⬇️こちらから miehimeyo@gmail.com ※時間を割いて、あなたに向き合っています。 ですので、過去の質問へのお返事がない方には、応えていません。お礼回答がある方を優先しています。 懇志応援も宜しくお願いします。 ※個別相談は、hasunohaオンライン相談より受け付けています。お寺への いきなりの電話相談は受け付けておりません。また夜中や早朝の電話もご遠慮ください。 法務を優先させてください。
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質問者からのお礼

中田様
お返事ありがとうございました。
いろいろ考えて、最後まで悩むと思います。
後悔はしたくないですが、私のエゴにならない様に、うちの子らしい旅立ちになる様に最期まで一緒に生きようと思います。
本当にありがとうございました。

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