身近な人との死別を覚悟すること
身近な人との死別を最近意識し始めました。就職という段階を経て自分が徐々に歳をとってきたからです。身近な人の死は数回経験しています。
なんとなく怖い嫌だなという寂しい気持ちとそれを意識したら普段接する時もいつか別れが来るんだなと複雑な気持ちになります。
また、普段通りすべきなのか特別何か意識して接するべきなのか疑問にも思います。
自分が幸せであることが孝行であるのはわかりますが、就職という次のステージを前にして環境に対する不安感がとても大きいです。自立することで不安感を軽減してあげることが孝行だとわかりますが自分の正直な気持ちがわからない、自分がどうやったら幸せ、生きていけるのかわからないという気持ちもあります。(おそらく毎日3食食べていけることが幸せだと思います。)
身近な人の死別を意識し出した際、その恐怖心をどのようにして受け入れ、考えておくべきなのか。孝行を果たすために自分の正直な気持ちをどのように見つけたら良いのか。この二点についてご相談させていただきました。何卒よろしくお願いします。
後悔に執着して前に進めない。具体的には今後追加します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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受け入れすぎない
ご質問拝見しました。
なかがわさまが感じる思い。
私にもありますよ。
多分、他の人も言葉にはしないけど、みんな持ち合わせている部分があると思います。
なかがわさまは恐怖心を『受け入れ』と仰せになりましたが、私は受け入れる勇気が持てないです(受け入れたら恐怖心に支配されて振り回されそうな気がしてます)
ですから、ある程度の距離(セフティリードというかソーシャルディスタンス)を保ちつつコントロールしている感覚です。
(糖尿や高血圧や肥満にならない範囲での食養生に近い考え方です)
身近な人との別れについては愛別離苦という言葉でお釈迦さまが示してくださいましたが、折り合いをどうつけるかについては『割り切りと補い』が必要だなと考えています。
最近、サンデー連載の葬送のフリーレンというマンガにハマっています。
勇者や僧侶と一緒に魔王を倒した魔法使いが、勇者の死後、彼のことをもっと知るべきだったと後悔し、魔王城への旅を新しい仲間とする作品で、旅先で彼との思い出とともに勇者が居た証を辿る内容です。
冷たい言い方ですが、孝行の質や量に関係なく別れはやってきます。
私が思うには、孝行をしたいと思う人が大事にしていた価値観やことば、態度や振る舞い、学んだ教えをなかがわさまが心のフィルターにしっかり焼き付けておく。
このことが大事なように思えています。
私はお釈迦さまや親鸞聖人と同じ時代を過ごしたわけでなく、臨終に立ち会ったわけでもありません。
私が生まれた時にはすでにこの世を旅立った後でした。
でも、お釈迦さまや親鸞聖人の教えは私の心の中で育てています。
明日が当たり前ではないからこそ、今日までの恵みにありがとう。
私が考える孝行、補うべき言葉は
『今までありがとう。まだまだこれからもよろしく』です。
たくさん伝えてあげてください。
健やかなる日々を念じます。
❝親孝行、したい時には親は亡し❞・・・今を大切に。
❝親孝行、したい時には親は亡し❞という諺(ことわざ)があります。あなたは未だご両親ご健在の様で「育ててくれた御恩」に対して、「孝行」しなければ…とお考えなのでしょうね…💛。お優しい方だと思います。キットご両親様が愛情一杯でお育て下さったのだろう、と想像します。
あるお寺の「掲示板」に《お前も死ぬぞ!》と書かれており、それがインスタグラムにアップされ「大評判」になったとか・・・。誰でも、身近な人の「死」を通して、切実に自分の「死」も考えるようになるものです。あなたも「就職」を前に、心が不安定になり、色々な思いが湧いてきているのでしょう(それだけ、本当の意味で「成長」してきたのです。悩んで下さい。必ず「真の孝行」が出来るようになります)。
親というものは、子供が「仕合せ」なら、それ以上の事は望みません。そう、要するにあなたが「自分のやりたい&好きな仕事」に付き、楽しく仕事をしておれば、それで充分です。「孝行」を考える前に、自分がやりたい事を真剣に「探して」下さい。仮に「思い通り」にならなくっても、真剣に考え、頑張ってやった、と納得いく終活をすれば・・・キット親御さんも「喜んで」下さいます。
最後に、一休さんのお言葉;❝心配するな 大丈夫 何とかなる❞。不安になった時10回つぶやいてみて下さい。不安が多少やわらぎます・・・💚。で、何とかなります。終活・・・上手く行くように、蔭ながらお祈りしています。合掌 南旡阿弥陀仏
質問者からのお礼
泰庵様、大塚様
お礼のコメントが遅くなり申し訳ありません。心温まるご回答をいただきありがとうございます。
親孝行については、半分わかっているようで半分わかりきれていないというのが本音です。
また、今後の進路については、今日10/21の段階では確定、決断できていません。
追記はできるようですので、また状況が変わりましたら、必ず改めてご連絡いたします。
また、有り難し、おきもちもさせていただこうと考えております。
もしかしたら、またハスノハ上で縁があるかもしれません。今回ご回答いただけたことにしっかり感謝をして、今日1日も無事に過ごしたいと思います。ありがとうございました。
泰庵様、大塚様
お久しぶりです。昨日(2022/06/30)に少額ながらおきもちをお送りさせていただきました。
離別は誰にでもあるものですので、今ある時間を大切に、自身が健康であること、しっかりと学問に励むこと、それが孝行になるのだと考えるようになりました。頼れるところは頼り、1人でもできるようになるべく学び取り、1日1日自信と経験を積み重ねていこうと思います。
ありがとうございました。