性犯罪被害者の葛藤
幼い頃から性犯罪に遭ってきています。
仏教の世界での性犯罪加害者のその後についてお聞かせください。
告訴はできませんでした。加害者の一人は公務員になっています。
私のほかにも被害者の方がいらっしゃったら…と気になってしまいます。
もしよければご法話お願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
加害者は一生苦しむでしょう
なされた悪業は
しぼりたての牛乳のように
すぐ固まることはない。
業は灰に覆われた火のように
くすぶり燃えて
愚かな者に
ずっとつきまとう。
お釈迦様は性犯罪加害者について
何か言ったかは私は知らないのですが、
このような言葉を残しています。
加害者の心の罪悪感は消えることがありません。
一見笑っていても、心の底では罪悪感の火がずっとくすぶり燃えています。
そして、それは消えることがありあせん。
新聞やニュースでレイプや強姦という文字を見る度に心の中は平静では居られないでしょう。
悪夢にうなされる時もあるでしょう。
被害者から復讐されないか怯えているでしょう。
いつ公になって、今の地位や名誉や財産を失うか怯えているでしょう。
あなたは復讐などしない方がいいです。
加害者には一生怯えさせておきなさい。
あなたは過去に囚われず、
あなたの幸せだけを考えて欲しいと思います。
身体.心の傷が少しでも癒えますように。
大変辛い思いをなさったのですね。。。その後、身体の具合はいかがですか。性犯罪被害者の苦しさは、それを人に打ち明けれないことです。また対人関係にも影響してきますから、本当に辛かったでしょうね。よく話してくださいましたね。
ここでの質問は、加害者のその後ですね。
仏教では、条件さえ整えば、どんな人でも罪を犯しかねない存在であるということです。いえ、法的な犯罪だけが罪ではありませんから、どんな人でも罪を作らないと生きていけないのが、人間です。毎日、あらゆる命をいただいて、わが命を保っているのですから、それ一つをとっても地獄へ落ちるしかない私だということです。だからこそ、仏の救いがあるのです。
どんな人であっても、ひとたび 救われたいと願えば、救われていく世界が仏教です。
私はこんなに苦しいのに、あの人が社会で認められているなんて、と思うと、どんどん自分の苦しみが増してしまいます。もちろん、犯罪はいけないことですし、誰かを傷つける行為は許されることではありませんが。
どうか、あなたには、これ以上 悩み苦しんでほしくありません。
近くに理解してくれる人はいますか? あなたのことを、大事に思ってくれる人は、きっといます。その人のことを考えながら、少しずつでも前を向いていけますように。
あなたが笑顔でいれますように。
質問者からのお礼
中田 三恵さま
お優しいお言葉をありがとうございます。
実はPTSDですが専門的な治療中です。記憶は消えませんが慎ましい幸せを感じています。
前に進んでいきたいです。
聖章さま
ありがとうございます。
私は私で生きていきます。罪悪感があったらいいなと思いました。