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自死遺族

回答数回答 2
有り難し有り難し 132

お願いします。
取り留めのない文章で申し訳ないです。

実母を予後の悪い癌で亡くし、その6日後兄を自死で亡くしました。
その後私も結婚し、子供ができ、二人の死からもうすぐ6年が過ぎます。

今だに兄の事をどのようにすれば良いのか分かりません。

ニュースなどの自殺を見るたびに思い出します。そのくせに事故物件のサイトを自ら見てしまったりもしています。
宗派によって違いがあると思いますが、自殺した魂はこの世にとどまり自殺を繰り返す。天に昇っても暗い世界にいる。自死遺族はどのようにしたら良いのでしょうか?死んでもなお自殺を繰り返しているのなら、私があの世に送ってあげたい。でも魂も見えなければ、幽霊も見えません。

そんな事を考えていると、死が怖くなってきてしまいます。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

仏さまの世界に

双子ママさま
はじめまして、なごみ庵の浦上哲也と申します。
よろしくお願いします。

6年ほど前にお母さまを癌で、そしてお兄さまを自死で亡くされたのですね。
ご家族を亡くすのは大変な心の負担です。それが続けてお2人、それぞれの亡くなり方をされたとあっては、どれほど苦しかったことでしょうか。

そののち結婚、そして出産・子育てと、こちらも環境が変化する大変な時間を過ごしていらっしゃることと存じます。嵐のような時間を過ごされてきたのではないでしょうか、本当によく頑張って過ごしてこられましたね。

「今だに兄の事をどのようにすれば良いのか分かりません」とありました。お兄さまの自死のことが大変気になっているご様子です。

私は「自死・自殺に向き合う僧侶の会」に入会しておりますが、当会で全ての宗派に確認したことがあります。それは、自死をした方もちゃんと仏さまの世界に迎えられる、ということです。

世間では(時には僧侶までもが)、自死した方は苦しみ続ける、地獄に落ちる、など何の根拠もないデマを無責任に言う方がいますが、耳を貸す必要の無い言葉です。

お母さまもお兄さまも仏さまとなって、双子ママさんご一家を暖かく見守って下さっているものと、私は心から信じております。悲しみが無くなることはないでしょうが、この点についてのご心配はなさらなくて大丈夫ですよ。

ちなみに、僧侶による自死関連グループが全国にあります。
よかったらリンク先をご覧ください。

自死・自殺に向き合う僧侶の会
http://www.bouzsanga.org

自死に向きあう関西僧侶の会
http://www.inochinohi-kansai.com

いのちに向き合う宗教者の会(名古屋)
http://inochi.in

自死に向きあう広島僧侶の会
http://www.inochinohi-hiroshima.com

自死に向きあう九州仏教者の会
http://kyuushuubutsukyou.com

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有り難し
おきもち

浦上 哲也
横浜市神奈川区で、新しく小さなお寺を営んでいます。 仏教の教え・浄土真宗...
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ご安心なさって頂きますように

先ほど浦上さんがおっしゃっていらっしゃっいますようにお母さんもそしてお兄さんも仏様のところで穏やかにそして安らかに安住の地にいらっしゃっいます。お二人とも苦しみのない心で仏様となられていきます。私達の身体は有限なものでまた別のものに移り変わりますが心たましいは仏様に導かれていきます。
私達は生きていく為に常に不安と隣り合わせです生きていきます。不安に苛まれたりなさると思いますが今生きることにしっかりと目を向けて頂き、そしてしっかりと生きて頂きたいとお願い申し上げます。あなたのお姿をお二人はいつも見ていらっしゃいます。そして必ずや支えてくれています。そしてあなたの寿命が参った後に再びお二人にお会いする時が参ります。どうかその時までできる範囲にてお健やかに人生を生きて頂きますように。私もお祈り申し上げます。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

ありがとうございます。
母親がきっと兄を迎えてくれていると私も信じているのですが、その信じる心が揺らいでしまう時があるんです。
信じるって、難しいですね。

ありがとうございます。
私が人生を全うし、その時に二人に会えるなら死ぬことへの怖さから少し抜け出せそうな、少し死が楽しみと思う事ができそうです。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ