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学歴とは

回答数回答 2
有り難し有り難し 16

夫は私にも子供にも無関心です。
毎月決まった金額を貰って子育てしています。食べさせたり学費を払ったりしていると主人からもらった金額では足りませんので私も働いていますが、上の子がそこそこの高校に入ってくれたので大学進学費用もかかります。でも、主人は入れてくれる金額を変えてくれません。自分は好きに生きて、下の子が熱を出したりして早退して迎えに行くのは私です。上の子は自力で頑張ってくれていますが、塾すら行かせてやれない自分に死にたくなります。せめて応援する言葉をかけてやってほしかった。上の子は父親は知らない、お母さんは一緒に暮らそうと今から言っています。母として子供を助けてやりたいです。主人は学歴が高く博士号を持っていて大学で教えています。私は短大なので、短大卒ではダメだったのでしょうか。
なぜ自分の子に、頑張れ、応援している、家族がついている、など言葉をかけてやれないのでしょうか。弱者はサボりなのでしょうか。私は子育て出来るような人間ではなかったのでしょうか。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

がんばれ!と言えない人もいる

まえがみさん、はじめまして。質問を拝読いたしました。

御主人の姿が亡き父(先代住職)に似ていたので回答いたします。

私も父にがんばれ!と言ってもらえたことはありません。いつしか父親とはそういうものだと思っていました。今なら高機能自閉症などのアスペルガー症候群などの診断が付いていたのかもしれません。父は高学歴で博士号を持ち近隣の人ならず遠方の人にまでちやほやされて育ったこともあり、自分の息子は研究対象ぐらいにしか思っていませんでした。

父に言わせれば「研究対象にどうしてがんばれと言わなくてはいけないの?」ということなのでしょう。
弱者はサボリではありません。短大卒がダメなのではありません。
残念ながら御主人には息子にがんばれと励ます意味が分からないのでしょう。

息子さんはお母さんの愛情をたくさん受けて育っておられるように拝読しました。きっと息子さんの努力が実を結び、ご自身の思うような結果になることと思います。

お釈迦さまは「今日このとき なすべきことを一心になせ。確固として立ちサイの角の如くただ独り歩け」と説きました。
人を変えることはできません。まえがみさんができることを一心になし、確固とした信念を持ち独り歩いていくことができるよう祈念しております。

合掌

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有り難し
おきもち

徳島県の高野山真言宗寺院で住職をしています。 本山布教師心得として自坊の月例法話の他に、地域の出張法話の依頼もあります。 出張法話で寺のある地域の特産品「梨」を紹介するので、「梨のおじゅっさん」として有名になりました。 ホームページ http://houwa-kanonji.com/

学歴だけでなく

拝読させて頂きました。
あなたがとても疑問に思われるのももっともかと思います。あなたのそのようなお気持ちを心よりお察しします。
旦那さんには今までいろんな経緯があってそのようなお考えにいたったのかもしれません。詳細についてはわからないですけれども旦那さんが幼少期から成長期にわたって或いは学生だった時から子供の教育に対する少なからず何か印象深い出来事もあったのかもしれませんし、ご自分が学問の道を歩んでいかれる中で痛切に思うところもあったのかもしれません。
それはご本人でなければわからないところです。ですから一度ゆっくりと旦那さんご本人のお考えやそういうお考えに到った経緯をお伺いしてもよいのではないでしょうか?
子供の成長は日々のことです。できればその成長での進学についてもどう思っておられるのかは確認なさってみてもいいのではないでしょうか?
そしてあなた自身もお子さんを育てるのにあたってご自分の今思っておられることを旦那さんにゆっくりとお話なさってみて下さいね。
ご夫婦でもそれぞれ意見が違うこともあるでしょうけれどもお子さんにどう育っていってほしいかはある程度ご夫婦でも共有することも大切ですからね。
学歴だけに囚われることなくこれからどのように成長してどう生きていってほしいのかもゆっくりとあわてないでお話なさってみて下さいね。
お子さんのお健やかな成長と皆さんの幸せな未来を心から祈っています。

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有り難し
おきもち

個別相談可能
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラーメンが有名な処です。)これからも皆様のご質問に対して誠心誠意回答させて頂きたいと存じます。まだまだ修行中の身ですので至らぬ点あろうかとは存じますが共に精進して参りましょうね。お寺にもお気軽に遊びに来てください。
ご相談は朝から午後5時まで受け付けております。 人間関係や恋愛のお悩み、自殺願望、大切な方の死に直面した苦しみなど、どんな内容でも構いません。一人で抱え込まずに、ぜひお辛いお気持ちを吐き出してください。 仏様や神様、ご先祖様は、いつもあなたを見守り、聞いてくださっています。あなたが少しでも穏やかな気持ちになれるお手伝いをさせていただきます。

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