hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

転職に失敗したと感じ辛い

回答数回答 1
有り難し有り難し 11

先日外資系の営業として転職したのてすが、求人票にあった高い定着率とは相反し、営業職の方々の離職率は高いことが判明しました。実際に定着率が高いのは、間接部門の方々のようです。

入社するまでは分からなかった情報とはいえ、正直定年まで定着したい気持ちで入社しただけに、ショックを受けております。

これまでは海外営業として15年以上のキャリアがありますが、現職では国内営業であり、正直どこまでやれるか自分でも分かりません。定着率が高いならという理由で国内営業でもチャレンジしようと思いましたが、そうではないと分かってしまった現状、入社早々にも関わらず意欲が湧いてこない状況に陥ってしまっています。

心療内科で薬を貰い飲んでいますが、夜も眠りが浅く、朝までぐっすり眠ることができず、辛いです。

40半ばでの転職であり、数年でまた転職したいという気持ちはなく、結果的に自分の選択ミスだったのかと絶望的な気持ちを抱いています。

過去には戻れませんので、前向きに頑張りたいのですが、気持ちがついていかない以上難しいのではと考えています。

再転職を含むいくつかの選択肢はあるかと思うのですが、年齢的にも厳しいとは理解しています。

何か良いアドバイスをいただけますと、心が落ち着くのではと思い、ご相談させていただきます。

家族もいますし、単純に退職ということはしたくありませんが、それも気持ちが持ちこたえられればかとは考えます。
宜しくお願いいたします。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

入社早々辞めるわけにいかないなら

はじめに関係ないお話をします。私は里山歩きが好きで、今日は数キロ歩いてきました。正直、爽快です。

その後、お参りに行きました。同じ里山を歩いている女性のお宅です。ですから当然、歩いてきた、という話をしました。客観的にも健全ないい楽しみではあります。

話に花が咲き、そこの娘さんのご主人の話になりました。娘さんのご主人は元オリンピック選手で現役の頃は標高1,000メートル以上もある山の山頂までの長距離走をなさったり、社宅から娘さんのご実家までランニングでおいでになったり、という「バケモノ」のようなことをなさっていたそうです。現在は競技生活を終え単身赴任で営業職についておられます。

オリンピックに出るような人ですから、もちろん若い頃はスポーツ一色で、引退後に本格的な?サラリーマンになられたのですからご苦労も多いものと思います。

それでも競技生活とはまったく無関係なお仕事をなさっているのは、スポーツで培った体力や精神力、そして人脈の賜物なのでしょう。また、たいへん真面目なお人柄でもあります。

実は私もあなたと似たような(坊さんですからまったく同じではありません)悩みを抱えており、身につまされるお尋ねの文面でした。

人間はやったことのないことだからこそ楽しんで挑戦してみようという考え方も大事なんだろうと思います。

また別のケースですが、全国規模の会社に入り、はじめはなじみのある関西のお店だったけど、かなり遠い地方に転任になり、すぐに退職した人がいました。私などにしてみれば、いろんなところに行けて楽しいと思うし、羨ましい気もするのですが、その人はなじみのある十地じゃないと嫌だったようです。

人生は一度だけなのですから、やったのあることばかり続けるより、未知の分野を経験するのも楽しいのではないでしょうか。しらないことだからこそ、最初から一から裸でやってみるという気になれるのではないでしょうか。

これから世の中は急速に変わっていくと言われます。変化に即応する力が不可欠であるとすれば、いまがその力を養う機会だといえないでしょうか。

以上は、私が私自身に語り掛けている言葉でもあります。

{{count}}
有り難し
おきもち

私はお坊さんといっても、ひと様に何か答えらしいものを提示できるような立派な...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

お礼を書いて送っていたつもりでしたが、うまく送れていなかったようです、大変失礼いたしました。

人生一度きりという部分は本当にその通りですし、未知の分野を経験する価値は高いと同感いたします。そのため、過去にも会社を辞め、どうしても行きたかった海外への語学留学も果たしました。

ただ体調が悪い状況が続くと仕事にならない可能性もあり、また様子を見てご相談させていただければと思います。

どうもありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ