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知りたくないのに、どんどん自分を苦しめる

回答数回答 1
有り難し有り難し 9

自分は、心療内科に通っている先生にこう言われたわけではないんですが、
(言われたかもしれないし、言われてないのかもしれないので自信はないです)
強迫性障害だと思われる症状に悩んでいます。

この強迫性障害(であってると思います;自信なくてすみません)のせいで、自分はかなり苦しめられています。
ここ最近の自分なのですが、断るごとに死後の世界の事を

知りたくないのに、不安を抑えられるず調べしまい
どんどん自分を苦しめています。本当に辛いです。

普通に考えたら、死んだ後のことを考えるよりも
今を大事に生きる事が大切だとは、お坊さんの方々も言われるかもしれません。

死後の世界は、どうなっているかなんてわかりません。
本当にあるのかもしれない、ないのかもしれない。

それは、その時になればわかる事ですが・・・、
それでも、自分は頭に死後の世界の言葉やらあれこれ・・。

頭に浮かび、知りたくもないのに調べては自分の首を絞めています。
不安を解消するために。本当にあるかどうかは定かですが・・・。

もう、何も知りたくないんです。知っていい事と知らなくていい事って
世の中にたくさんあると思います。

自分も知りたくない事を知って怖くなって、苦しんでいます。
正直もう辛くて仕方ありません。助けてください。

もうこれ以上自分を苦しめたくありません。
なんでもかんでも過敏になったり敏感に反応する自分が辛くて仕方ありません。

辛くても泣けないので、本当に辛いですし、しんどいです。
生きるのも、しんどいのかなって・・思います。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

仏教的な観点での対処を考えているのならば

こんにちは。

「本当に辛いです」というお気持ちを察します。

心が落ち着かない時は難しいかもしれませんが、一度立ち止まって考えて欲しいことがあります。それは、「死後の問題」を「心療内科」、「強迫性障害」という観点で対処しようとしているのか。それとも仏教的な観点で対処しようとしているのか。その両方を同じくらいに考えているのか否か。ここを整理するが根本の問題です。

あなたが、「死後」のことを「強迫性障害」という観点で捉えるのなら、これは主治医の先生に対処してもらうのが一番確実です。

一方、仏教的な観点での対処を考えているのなら、その面での理解を少しづつ問答を通して深めていくことが不可欠です。

あなたは、「死んだ後のことを考えるよりも今を大事に生きる事が大切だとは、お坊さんの方々も言われる」と書いています。そんなことはありません。これは宗派によって考え方が異なりますが、私の宗派、浄土真宗では極楽という「死後」を前提にします。「死後」が安心させられるから、今を安心して生きられる。こういう教えです。「死後」にどうしようもない恐ろしさを感じているなら、こういう仏教的な対処は有効ではないでしょうか。

ただ、この極楽のことは一朝一夕にはわかりません。
法話を聞いて、聞いて、聞きぬいていってこそ得心できるものです。
あなたが仏教的な対処を望んでいるのなら、継続的に法話を聞くことを勧めます。

本願寺法話ページ
https://broadcast.hongwanji.or.jp/html/radio.html

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釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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質問者からのお礼

コメントありがとうございました。
確かにおっしゃる通りですね。ありがとうございました

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