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苦しみの先に何があるのですか。

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苦しみの先に何があるのですか。

中学生くらいの頃から、生きる意味、死んではいけない理由などをずっと考えてきました。まだ、その答えは見つかっていません。

死にたくなる気持ちを抑え、なんとかその場をやり過ごし、今に至ります。

苦しみの先に何があるのですか。
どん底まで堕ち、何度這い上がってもまた堕ちる。

つい最近も、9年以上かかってやっと立て直した生活を、一方的な裏切りにより壊されました。住む場所も仕事も失いました。

死にたい気持ちと闘い、本当に頑張ってきた9年間でした。

ここに記載しにくい内容は、プロフィールに記載しました。文字数制限により、かなり省略していますが…。

苦しみの先に何があるのですか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

苦悩することから離れましょう。逃げましょう! 今だけは…

 お悩みの内容、プロフィールなど拝見しました…本当にお辛い状況ですね。『苦しみの先に何があるのですか」というお尋ねをなさったお気持ちをお察し致します。
 『生きる意味、死んではいけない理由』を問うていらっしゃいますが、いくら考えても答えは出ないと思いますし、また導き出した答えが必ず正しいかどうかも分かりません。これは人間には答えられない問いだと思います。
 精神的な苦しみから自らで命を絶つ、死期を早めることは許されていません。一方で肉体的な苦しみからのそれら行為に対しては、尊厳死や安楽死など比較的 社会は寛容である気がします。…この差は何なのでしょうか。僧侶の私にも分かりません。
 ただ一つだけ言えるのは、今 生命があるなら、生きるのです。生きていくのです。そうしなければならないのでは無く、生物は命ある限り生きる存在なのです。良し悪しではありません。理屈もありません。それが自然な姿なのです。
 でも、人間には知性があり、そのことで思い悩むように元から出来ています。知性といえば高尚に聞こえますが、仏教的に申せば「煩悩」です。
 「煩悩にこの身を振り回される」ことを避ける営みこそが仏道です。
 どうか、あなたは御自身のその煩悩に負けないで下さい。「煩悩・苦悩」を手放して下さい。それらをあなたの「主」にしてはならないのです。
 辛ければ、その辛さを離れて下さい。手放して下さい。逃げて下さい…具体的には思い悩むこと一切を放棄しましょう。そのことには何の問題もありません。
 今あなたは心がこの上なく疲れていて、その為に身体までが疲れ果てている状態です。正直、今あなたが懸命にお考えになり、結論を出し、それに則って行動を起こしても、それが一般的に正しい可能性は低いでしょう。いえ、逆に誤りである可能性が高いことを危惧致します。
 どうか、今しばらくは考えることを止めましょう。そして矛盾するようですが、身体を思い切って動かしましょう。散歩~ジョギング~筋トレ~スポーツと出来れば負荷を上げていきましょう。身体疲れさせましょう。そしてその疲れた状態のまま、眠りましょう。深い眠りを求めましょう。
 そしてそのことで心身の元気を取り戻して下さい。
 だからどうか思い悩むこと、考えること全てを今は止めて下さいませ…。
 何より仏様があなたのことを心配なさっていらっしゃいます…。

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

小林様
回答ありがとうございました。お礼が遅くなり、申し訳ありません。

初めて回答を読んだ時に、途中で泣いてしまいました。最近は泣くことも笑うこともできずにいたのですが、小林様の言葉がすっと私の心の中に入ってきました。その後も何度も何度も回答を読み返し、過ごしていました。

自分が不快な気持ちになる人や物から一旦物理的に距離を置くことはしていたのですが、自分自身がいつまでも思い悩んでいることも辛さの原因だと気付くことができました。そして、思い悩むことを放棄してもよいという新たな選択肢を教えて頂き、心が楽になりました。

煩悩がなくなることはないかもしれませんが、煩悩に振り回されず、煩悩に支配されずに、一日一日を生きて行こうと思います。

ここに書ききれないくらいに、たくさんのことを教えて頂きました。
自分が置かれている状況は変わりませんが、心が変わりました。少しずつ穏やかに過ごせる時間ができてきました。
救われるとは、こういうことなのですね。本当にありがとうございました。

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