家族問題
私はこれまで、何度か家を出ようとしましたが上手くいったことがありません。
私の母は、私の幼少期から精神疾患を患っていましたので、ちょっと複雑な幼少期を過ごしました。
私が出て行くことで不安感が強くなり薬の量が増えたりするので、出て行くことに躊躇いがあります。
母は事あるたびに私に頼んでくるのですが、たまに嫌になります。
そのために自分を家に置いておきたいのかと腹が立つこともあります。
小さい頃に受けた母の態度のせいで素直に受け止められない部分があります。
ですが世話になっている身分ですし、家族なので協力しないといけない、協力したいと思えない自分は勝手なのかとも思います。
事情を詳しく知らない父や部外者は、早く家を出ろと言いますが、誰がケアするのか病人を放って行くことが心苦しくあります。
迷っている方がストレスになるので、心を決めて死ぬまで使えることも考えましたが、私の精神力では難しそうですし、これが正しい事なのか分からないのです。
と言うか、やりたくはないのです。
勿論家族は大切ですが、世の中には身寄りもなく寂しい思いをしている人が沢山いると思うのです。
私は世のため人のため、地上全ての生き物に、なるべく心地の良い生活が出来るように自分の命を使いたいと考えています。
そのために、まずは身近な人の世話をすることが私の使命なのでしょうか?
近々転職を考えていて、これを機に家を出ようか迷っています。
何かアドバイスを貰えたら幸いです。
長くなってしまい申し訳ありません。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
「相互依存」から「ゆる~い共存」へシフトしませんか?
家族関係については相互依存に陥りやすい閉鎖的な面があります(そして解決方法が自分でわからなくなる。複雑化・深刻化。)。優先順位をつけて考えてみるとよいと考えます。「1.自分→2.家族→3.友人等」の、同心円状に広がるイメージです。あくまで、ご自身とご家族(特に、お母様のことでしょう)をいわゆる運命共同体にしては、ご自身の悩みが深まるばかりです。そこで私が提案するのは、「ゆる~い共存」です。
家族であれ、人を支援するのには相当な覚悟と精神力が必要とされます。他人であれば、物理的に離れていたりと絶対的に距離をおけますが、家族(なおかつ同居)となれば、自分とかさねあわせたような存在になってしまうのです。それが苦しいわけで私もかなり苦しみましたよ。
絶対に、家族を自分ごととしてはいい方向に行きません。相互依存がずっと続きます。決意を持って、少しずつ距離を取ると言葉だけ読むと感じが悪いかも知れませんが、ええ、少しは距離を取りましょう。それが、別居なのかは詳しい状況を判断しかねるので、お答えできませんが、家族の相互依存は複雑化すると厄介です、そして、ゆる~い共存にシフトしてはいかがでしょうか、とだけまずアドバイスになるかわかりませんが、回答させていただきました。
あなたの人生を歩んでいきましょう
拝読させて頂きました。
あなたがご家族特にお母様との関係でとてもお悩みなさっておられることを読ませて頂きました。詳細なあなたの状況や心のあり様はわからないですけれども、あなたのお気持ちをお察しします。
あなたは一度はご実家を出て自立した生活を送ろうとなさったことがあると書かれておられました。お母様やご家族との関係でそれは実現できなかったのかもしれませんよね。
とはいえあなたにはあなたの人生があります。できればあなただけでお母様とのことを抱え込み過ぎずにお父様やご家族皆さんで共有なさって下さい。医師やケアマネージャーやケースワーカーの方々や福祉支援窓口にもご相談なさってみてはいかがでしょうか?
お母様が毎日を安心して生活する為に何が何でもあなたが一緒に居なければならないということはないと私は思います。様々なサポートによる支援の体制があればあなたが自立なさっても特に問題はないのではないかと思います。
詳細な状況はわからないですけれどあなたのことをお母様が頼り過ぎてしまっていたり、あなた自身もそう思い込んでしまっているフシもあるのかと想像します。ですから医療や福祉の方々のお力添えを頂きながらお母様がお父様とも生きていくすべはあるかと思います。
あなたのこれからの生き方や未来もあります。あなた自身がこれからご自分がどう生きていきたいのか、人とのコミュニケーションをどうしていきたいのか、人の為に何ができるのかもちょっとずつ見つめ直してみてもいいのではないでしょうか?
転職なさることも視野に入れておられるでしょうからご自分のことをじっくりと見直してみて下さいね。
お母様の人生も大切です、そしてあなた自身の人生も大切です。せっかくの機会ですからじっくりとあなたの歩む道を見据えてみて下さいね。
あなたがこれからの未来をご家族の皆さんや親しい方々と一緒にそれぞれの人生を尊重し合いながら、あなたなりの充実した毎日を生き抜いていかれます様切に祈っています。